2017年8月3日 更新

暑い夏に育てたい水生植物とは。小さな水辺を作って楽しもう。

夏の暑い季節は、ベランダや庭に小さな水辺があると少し涼しげな雰囲気を楽しむことができます。水生植物といわれるハスやスイレンは、とてもきれいな花を咲かせるので一層育てるのが楽しくなるでしょう。今まで育ててみたいと思っていた方はこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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日当たりのよい場所で育てる

水生植物は、できるだけ日当たりのよい場所におくようにしましょう。夏の暑い時期は、水温が気になりますが、水温は35℃くらいまでは耐えられるので、適度に水温をチェックしながら場所を決めるとよいでしょう。水温が気になるようでしたら、できるだけ大きな鉢を用意し、メダカなどの生き物は入れない方がよいでしょう。

肥料はたっぷりと与える

特にスイレンは肥料を必要とする植物で、最初に植えたときだけでなく、こまめに追肥をする必要があります。元肥は大粒の固形肥料を使うようにします。また追肥は、小粒の固形肥料を使い月に1度は必ず与えるようにしましょう。肥料は水に浮かべるのではなく、土の中に深く埋め込むようにします。

水を常に切らさないようにする

スイレンなどの水生植物は、他の植物に比べてあまり手入れを必要としません。夏の暑い時期でも、水さえ十分に入っていれば、毎日水を継ぎ足す必要もないでしょう。一番大切なのは、放置しすぎて水が減ってしまうことです。それさえ気を付ければ、特に毎日の手入れも必要ありません。

水が汚れてきたら、月に一度位掃除をします。花が咲いたあとや、枯れてしまった葉があれば、その都度とっておくようにしましょう。

病害虫に注意する

スイレンは、他の植物に比べて病害虫が少ないですが、アブラムシなどはつくことがあります。もし虫をみつけたら、まず手でとっておきましょう。数が多いようなら、殺虫剤を散布します。なるべく水に殺虫剤が入らないようにし、葉に殺虫剤をまいておきます。近くに他の植物がある場合は、そちらにもまいておきます。

一番気になるコケ対策とは

水を常に張っている状態が続くと、コケが増えやすくなります。少しでもコケが増えてくると、またたくまにコケや藻が増え、見た目が悪くなります。少ない場合は、手で排除することもできますが、あまりに増えるようでしたら、タニシなどをいれると藻を食べてくれます。

ベランダでもできる小さいビオトープの楽しみ方

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用意するもの

ベランダなど狭い場所で水生植物を楽しみたい場合は、穴の開いていないスイレン用の鉢が必要です。手に入らない場合は、穴の開いていない入れ物なら代用できます。ガラス鉢やプラスチック鉢も代用できます。この画像は、プラスチックの鉢を使っています。

・スイレンなどの苗(小さな鉢の場合は、小ぶりの水生植物を選ぶ)
高低差をつけるための水生植物(フイリアンペライ・ウォータークローバーなどお好みで)
・スイレン用の土
販売していない場合は、荒木田土という粘土質の用土を用意します。それもなければ、赤玉土でも可能です。
・固形肥料

作り方

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