2019年2月28日 更新

イングリッシュガーデンを巡る旅 ~ サラ・レイヴンの庭 パーチ・ヒル Vol.1 ~

イギリスのセレブリティ・ガーデナーの一人であり、作家、料理家、TVプレゼンテーターなどさまざまな顔を持つサラ・レイヴン。今回はそんな才能あふれる彼女と夫のアダム・ニコルソンが住む農場にあるガーデン、パーチ・ヒルのレポートをお届けします!

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多年草のカッティングガーデン

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春から秋にかけて、月に数回だけオープンするパーチ・ヒル。
滞在した日には入園時間より前に到着したにも関わらず、すでに駐車場はたくさんの車が停まっており、オープンを待ち構えている人でいっぱいでした。


西洋スモモの果樹園を抜け、最初に見えたのは多年草のカッティングガーデンです。
サラ・レイヴンは花を庭だけでなく、切り取って楽しむ「カッティングガーデン」をイギリスで流行らせたガーデナーの一人として知られているだけあって、その規模はとても大きなものでした。
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すでにこのエリアからサラの植栽、カラーリング、そしてエクステリアのセンスが盛りだくさんにつめ込まれています。

四角いシンプルなレイアウトの中で、古びたアイアンを使ったアーチが中心でクロスしており、その中央にはシッティングエリアとなっています。
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周囲には色あざやかな花が咲き乱れ、ナチュラルな支柱や垣根を使い、フェミニンで優しい雰囲気に満ちあふれた印象的なエリアでした。

訪れた人たちは一番最初に見えるこのエリアで歓声をあげていましたが、それももっともなことだと思います。

一年草のカッティングガーデン

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多年草のカッティングガーデンのすぐ横に配置されていたのが、一年草のカッティングガーデンです。ここでは耐寒性、もしくは半耐寒性の一年草、もしくは二年草の植物を植えているそう。


しかし多年草のガーデンでも、一年草のガーデンでも、同じ品種も多く植えられており、あまり厳格に分けているのではなさそうな印象でした。
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ここではダリアやコスモス、スカビオサやスイートピーなど、野趣いっぱいの可憐な花々と、これもまた最近の大流行であるスティパなどのオーナメンタル・グラスと組み合わせ、印象的なシーンを造り上げていました。


パーチ・ヒルの過去の写真を見てみると、ガーデンは年々姿を変えており、翌年にはまた違った雰囲気になっているかもしれません。しかしそれがまたこの場所に何度でも訪れたいと思わせる魅力のひとつになっているような気がします。

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このエリアはガーデンの一番奥にあるシェッドをフォーカルポイントに、レイズドウッドを使って花壇が造られています。花以外にも、サイドでは野菜も数多く育てられていました。
良い感じに古びたシェッドを見ると、屋根には波型のトタンが。これはかつて、パーチ・ヒルにあったものなのではないでしょうか?決して豪華ではないけれど、そのシャビーな雰囲気がとても庭園に似合っていたシェッドでした。
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この記事を書いたひと

Hazuki Akiyoshi Hazuki Akiyoshi