2017年4月25日 更新

あまいイチゴの一粒を!イチゴを家庭で育てるには?

本当のジューシーであまいイチゴは、もぎたてでなくては味わえません!家庭で栽培すれば、朝一番に完熟イチゴをほお張ることが出来ます。みんなが大好きなイチゴを育ててみませんか?

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イチゴはバラ科フラガリア属の多年草です。
花の形が野ばらににていますね。増え方は、親株からランナーを出して子株を増やしていきます。ランナーの節が地面に触れると根を伸ばし、そこからも子株を増やしていきます。植え付ける時に深植えにならない様に、生長点に土がかからない様に植え付けましょう。

一季なりでは株の老化が3年と言われています。株が老化してくると病害虫が発生しやすくなるので子株を育てて更新していきます。また、四季なりイチゴは一季なりの品種と比べて、ランナーの発生が少なく家庭では栽培しにくいことが多いため、毎年新しい苗を購入することをおすすめします。

大切なのはまず、病害虫に侵されていない健康な苗を選ぶことが大切です。

イチゴの糖度を増す栽培用土とは?

Free photo: Flower Box, Seed, Seeds - Free Image on Pixabay - 1061632 (2148)

イチゴの栽培用土は、適度な水分を含み、有機物を豊富に含んだ完熟腐葉土が最適です。ややアルカリ性の土が適しています。鉢植えの場合の用土は、赤玉土6:腐葉土3:ピートモス1の割合で配合します。たい肥や石灰を苗の植え付け一週間ぐらい前に用土に混ぜ込んでおき、土を馴染ませませましょう。

見た目が黒く、ふかふかした空気をたくさん含む用土が適しています。
※初めての方は、イチゴの用土も販売されているので活用してみましょう。初めから肥料も配合されているので簡単です。

イチゴは地表近くに根を浅く張ります。そのため株が乾燥しやすい植物です。イチゴは水を好みますが、やりすぎても株が弱ります。土が乾いてきたらたっぷりと与えます。※水分を少なめにした方が甘味が増します。

効果的な肥料の与え方

植物全般で育てるのに必要なのが窒素・リン酸・カリ(肥料の三要素)です。葉を茂らせるために「窒素」が必要であり、花や実を付けるのを促すのが「リン酸」、根の成長に欠かせないのが「カリ」の成分です。これらの成分が、必要な時に必要な量が土の中に含まれているのが理想です。

イチゴを甘くするには、発酵油粕・骨粉などのリン酸の成分を充分に与えることが大切です。※果物を育てる時に全般に言えることですね。

一季なりイチゴでも、四季なりイチゴでも、栽培期間が半年以上と長期になるため、元肥に加えて追肥が必要です。イチゴは肥料の濃度が高いと、すぐに肥料やけを起こすのでゆっくりとした効き目の肥料を与えましょう。果樹は養分を多く必要とし、肥料切れは果実の質に影響するので、味に甘味が薄く感じられるときには液肥を与えるのが効果的です。

イチゴは気温が寒い時期の収穫の方が糖度が高いと言われています。長期の収穫をする場合、十分な追肥をすることにより養分を与えて、株の劣化を防ぎましょう。※夏にとれるイチゴの品種は、小ぶりで酸味が強い様です。

イチゴの収穫について

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イチゴは花が咲き始めてから、50日~60日で収穫できる大きさに成長します。イチゴが大きくなっていく様子を確認するのは楽しみですよね!午前中に収穫したが果実の方が、栄養価が高く、糖度が高くなっています。出来れば、朝早起きして完熟イチゴを収穫するのもいいかもしれませんね。

収穫時を見極めるのも、家庭栽培ならではの醍醐味です。株から切り取る時には、ヘタから2センチぐらい茎の長さを残して摘み取ると、ヘタぎりぎりで茎を残さず収穫した時よりも品質の低下が少なくなる様です。

イチゴは気温が8℃を保てれば次々に花を咲かせ、実を付けてくれます。イチゴの花にミツバチや蝶などの昆虫が訪れてくれるのも楽しみの一つですね。

人工授粉はあまり必要ありませんが、冬の時期など受粉を促す昆虫が見当たらない時期には、筆や綿棒を使って受粉すると確実に結実してくれます。開花後3~4日以内の晴れた日の午前中に行うのが最適です。※受粉が不確実だと形が変形した果実が生まれます。

イチゴを病害虫から守るには?

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イチゴの栽培で考えられる病気はうどんこ病・灰色かび病・炭疽病・萎黄病などがあり、放置すると全滅してしまいます。元々病原菌に強い品種を選び、高温多湿の時期には風通しを良くするなどの工夫が必要です。
また、害虫ではアブラムシ・ハダニ・コガネムシ・ナメクジなどが発生することが考えられます。

家庭で作る果樹は無農薬や少ない散布で済ませたいものです。株が健康であれば病原菌が増えるのを防ぐことが出来ます。

・枯葉を小まめに取る。(冬の時期は休眠気に入るため枯葉の整理の作業を)
・苗を直接土に触れさせない。
・雨による泥跳ねを防ぐ
※ 藁を株もとに敷き詰めて土壌からの病原菌を防ぐ。
・高温・多湿を嫌うので密植は避ける
・極度の乾燥や湿気を防ぐ

など、小まめな手入れで、無農薬でイチゴを育てましょう。また、午前中の日差しを出来るだけ確保するなど、日照条件も注意して、健康な苗に育てていくことが重要です。※日差しをたっぷり与えることで甘味が増します。

イチゴを家庭で育ててみましょう!

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イチゴは赤く色づいた先端の部分からへたの部分に向かって糖度が増していきます。
最初の一口が一番あまいのです。みんなに愛されているイチゴ。お皿に一粒のせるだけでも微笑みがこぼれそう。花の愛らしさ、果実のかわいらしさから、高級食器の絵柄にも使用されていますね。

イチゴの花言葉は「幸福な家庭」「尊重と愛情」「あなたは私を喜ばせる」です。次々と花が咲き果実が色づく様を見れば、家庭でも素敵な話題となりそうですね!完熟イチゴをぜひ育ててみてください。
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