秋の甘い香りキンモクセイを鉢植えしてみましょう!

キンモクセイの時期になると、もうそろそろ秋も終わり頃かな?と思ってきますよね。こんなに良い香りのするキンモクセイなら、毎年咲かせて楽しみたいですよね。そんな方たちに、鉢植えや育て方をご紹介します。

キンモクセイって鉢植え出来るの?

回答から言うと、キンモクセイも鉢植えはできます。ただ、地植えの時と同じように、とても成長が早い植物なのです。あまり大きく育てたくないのなら、ある程度の注意は必要です。

日光が当たる場所であれば元気な木に育ってくれます。日光が当たる場所であればたくさんの花が咲いてくれなくなります。そのため、鉢植えする場合は小さめの鉢から、大きめの鉢の植え替えできるようにしましょう。

また、日が当たりの悪い場所でなければ、鉢植えを置いても、簡単に移動させることができるので、とても便利です。木は細くなるため、なかなかりっぱな花を付けてくれません。植物と日光はとても大切な関係だといえます。

キンモクセイの育て方

日光が当たる場所であれば、元気な木に育ってくれて、甘い香りがるのするキンモクセイを楽しむことが出来るでしょう。そのくらい、鉢植えのキンモクセイも鉢植えも日当りの良い場所に置くのは重要です。

あまりめんどうなことを言うとわかりずらくなるの、まずはキンモクセイの育て方がわかるよう「簡単なテクニック」をご紹介しましょう。


1、土
土の配合は、できるだけ水かけの良いものをおススメします。普段の花壇作りに必要な、培養土や苦土石灰は控えめにし、赤玉土を多めに配合しましょう。

2、日当り
日当りの良い場所に、鉢植えしたキンモクセイを置きましょう。年ごと成長していくので、ある程度大きくなったらひとまわり大きめの鉢に入れ替えます。

3、水やり
水やりは、根が付くまで(鉢の下から根っこが出てきます)、土の表面が乾かない程度にやります。冬は水やりをできるだけ控えるようにしましょう。

4、肥料
キンモクセイの鉢植に肥料を与える時期は、2~5月頃と花が咲く前の8~9月頃がベストです。素人ガーデナーさんの場合であれば、化成肥料を1回ずつ与えて十分です。

まずは開花の時期を知ろう

あの甘いキンモクセイの香りが咲く時期は、地域にもよりますが、おおよそ9月中旬から10月下旬ごろと言われています。紅葉の始まりと同じように、キンモクセイの開花する時期も寒い土地から暖かい土地と、多少違ってくるようです。

それ以外にも、日光不足や肥料、水やりのタイミングなども開花に携わってきます。また、気候は全く同じではないため、あまり暑い年だったり、剪定の時期のタイミングの悪さも注意しなければなりません。

毎年、花数を多くしようと思っても、いろいろなタイミングが悪かったりすると、あの甘い香りを楽しむことができないのです。

開花時期と同じように、病気や害虫にも注意しなければなりません。

日当りが悪い場所に鉢植えを置いたり、風通しの悪い場所に置くことは枯れてしまいがちになります。そのため、梅雨の時期や雨が長く続くような時期は、できるだけ雨の当たらない風当たりの良い場所に置くようにしましょう。

・長雨を避け、風通りの良い場所に置く

キンモクセイの葉が枯れるにはいつくつか理由があります。一番考えられるのは虫なのですが、「枯れてしまったかもしれない」と諦めず、まずは丁寧に枯れた葉を取り除く必要があります。それでも葉が枯れてしまうようなら、市販されている薬剤を使ってみることをおススメします。

花言葉は何と呼ばれているの?

古来からお茶などにも使用されているキンモクセイですが、とても甘い香りからイメージされているのか、「謙虚」や「気高い」と呼ばれている場合が多いようです。「謙遜」などは、花の大きさはそれほど大きくですが、とてもインパクトの強い甘い香からのイメージから呼ばれていると考えられます。

また、「気高い」などと呼ばれる理由などは、季節の終わりになとともになって、思いっきりアない花を皆に楽しませ、あっという間に花が散っていたというような潔い女性のようなイメージを感じるような気がしませんか?

また、「陶酔」といった花言葉もあるようですが、確かに、あの香りを一度でも感じた人なら納得できるかもしれませんね。キンモクセイのあの甘い香りは、古来から世界中でいたのですね。

銀木犀とキンモクセイ(金木犀)の違い

キンモクセイ(金木犀)のことは良く知られていますが、銀木犀があることは知られていますか?実は、もともとは銀木犀のほうが日本へ伝われてきて、その銀木犀の変種として愛されいます。秋になるの私たちがもともと感じている甘い香りは、銀木犀の変種、キンモクセイだった訳なのです。

キンモクセイ(金木犀)は密集して花が咲くのに対して、銀木犀は花と花とがひとつづ咲かせます。キンモクセイと比べると、だいぶ花の数は少いのです。ですが、キンモクセイと同じように、非常に芳醇な甘い香りを楽しませてくれる花です。香りは、キンモクセイほど甘くて芳醇なものとは違い、花の側に行かないとほんのりとしか香らない繊細な花と言われています。

また、キンモクセイと銀木犀には葉にも違いがあり、キンモクセイの葉はとげが大きいのが特徴です。特に葉の先端が大きいため、甘い香りに誘われて花の側に近づく場合は気を付けるようにしましょう。

そして銀木犀にもとげがあるのですが、キンモクセイほど大きくなく細かいとげが付いています。キンモクセイの葉と違うのは、少し艶があり反り返るような丸みがあります。

毎年良い香りを楽しみたいなら

キンモクセイは比較的それほど管理するのに難しい樹木ではないのですが、「せっかく昨年は最多のに今年は花を付けえない」や「木が枯れてきた」などという人もいます。原因は、日当りの悪い場所、雨の多い風通しの悪い場所、病気などが考えられるようです。

でも、もうひとつ重要なのは「剪定」でしたよね。この剪定する時期を間違えてしまうと、なかなか立派な樹木に育ってくれません。

まず、毎年剪定する場合は、2~3月頃の新芽が出てくる前に選定をします。もし、その時期に遅れてしまった場合は、キンモクセイが咲き終わる時期を見計らった時期に選定をするといいでしょう。剪定のポイントは、どの程度に成長させるかにって、選定されたあとの形が丸く見えるような選定がベストです。

注意したいのは、あまりにも剪定をしすぎて枝を短くしすぎ、次の年からは葉も少なくなるため、花付きも悪くなってしまいます。丁度良いとされている選定は、枝が分かれているところから約5~10㎝ほどがベストになります。

キンモクセイの剪定のタイミング

上記で説明した選定方法は、毎年すると丈夫な樹木になるのですが、つい忘れてしまって放置したままというガーデナーもいますよね。そういった場合、樹木のほうに栄養が摂られてしまい、なかなか花が少なくなっていきます。そういった人には、キンモクセイの新芽が出始める3~4年に1回で済むこともあります。

注意したいことは、久しぶりに剪定をしたからといっても、すぐに花を咲き始めるわけではなく徐々に花を咲かせるようになります。ただ、選定してからすぐに新芽が付き、そのあとにキンモクセイの花の芽が付き始めるので、花が咲く頃には、どうしても新しい葉の下側に花が咲きやすく、どうしても蒸れやすくなってしまいがちになるのです。

キンモクセイは日当りの良い場所や風通しの良い場所を好みます。そのため、花が咲く前に、無駄な枝や葉を整理する必要があるのです。

まとめ

毎年、なんとなく漂ってくる甘いキンモクセイを大切に鉢植えするのは簡単そうすが、注意すべき点もあります。そのような管理も楽しみながら育てていくのもガーデナーとして大切なのかもしれませんね。