人気のグランドカバーを春の花壇づくり活かすには?
春の花壇づくりといえば、さまざまな花をカラフルに咲かせた庭をイメージがあるかもしれませんね。でも、センスの良いおしゃれな花壇づくりをするには、花だけ植えるのではなくカバープランツを使ってグランドカバーし、バランスよく植物を配置するのが大切なポイントなのです。
常緑タイプの人気カバープランツを選ぶ
花が咲き終わって株全体が茶色に変色した花壇は、なんとなく美しくない……。そう感じるガーデナーも多いことでしょう。そんな場合は、常緑タイプの人気カバープランツを選び、花壇や庭をグランドカバーするのがおすすめです。
花と花との間をカバープランツがバランスよくカバーしてくれることで、自分がイメージしているナチュラルガーデンにより近づけることができます。
花と花との間をカバープランツがバランスよくカバーしてくれることで、自分がイメージしているナチュラルガーデンにより近づけることができます。
カラーリーフタイプの人気カバープランツを選ぶ
さらにセンスの良いナチュラルガーデンを目指すなら、常緑タイプのカバープランツだけでなく、カラーリーフタイプの人気カバープランツを選ぶのがGOOD!庭全体の表情にメリハリができ、自分がイメージしていたナチュラルガーデンよりもグッとおしゃれな雰囲気を楽しめます。
隣り合わせに植える植物との色のバランスを考えて配置すると、とても美しい花壇が完成しますよ。
隣り合わせに植える植物との色のバランスを考えて配置すると、とても美しい花壇が完成しますよ。
春の花とのコラボ植えをする
花壇や庭の雰囲気をまとめてくれる人気のカバープランツを選んだら、春の花とのコラボ植えをしてみましょう!お気に入りのカバープランツを植え込んだグランドカバーのある花壇は、美しい花を惹きたてます。
どちらか一方だけでは、ガーデニングの良さを楽しめませんので、ぜひ春の花とカバープランツのコラボ植えにチャレンジしてみてくださいね!
どちらか一方だけでは、ガーデニングの良さを楽しめませんので、ぜひ春の花とカバープランツのコラボ植えにチャレンジしてみてくださいね!
踏んでも大丈夫!常緑グランドカバー5選
グランドカバーに使いたいカバープランツ選びに迷ったら、まずは定番の常緑タイプのカバープランツを植えてみましょう。次に紹介する5種類のカバープランツなら、たとえ踏んでも大丈夫!植えっぱなしOKで手間いらずの花壇には欠かせない、人気のカバープランツです。
1、タイム
暑さにも寒さにも強い常緑タイプのカバープランツ。爽やかな香りがあり、リラックス効果バツグンの植物です。4~6月頃に、白やピンクの小花を咲かせます。日当たり・風通しが良い場所を好む植物です。横に這うようにどんどん増えていくので、ときどきカットしないと大変なくらい広範囲に成長します。
2、ミント
触るとハッカの清々しい香りがします。目で見て楽しむだけでなく、料理やお菓子などにも使えて便利です。暑さにも寒さにも強く、すごい勢いで増える生命力の強いカバープランツです。増えすぎたからと言ってカットしただけでは増える勢いを留めることが難しいので、あまり増やしたくない場合は根っこごと抜き取るようにしましょう。7~9月頃に白やピンクの花を咲かせます。
3、セダム
種類が豊富なカバープランツで、鮮やかなグリーンの他にシルバーがかったグリーンのものもあります。株分けしたものを放置しておいても根が付くほど丈夫なカバープランツです。鉢植えで楽しむガーデナーも多く、寄せ植えなどにも使えるのでとても便利。多肉植物の苗と苗のすき間を埋めるように植えると、ナチュラルテイストのミニ寄せ植えが作れます。
4、クラピア
芝生の代わりにおすすめの、非常に丈夫で美しい常緑タイプのカバープランツです。踏みつけても枯れることがないため、どこに植えてもOK。冬になると枯れたように見えますが、春になればまた美しいグリーンの葉っぱを芽吹かせてくれます。小さめの花壇に植えても問題ありませんが、どんどん成長するので比較的広いお庭に植えるのがおすすめです。
5、ワイヤープランツ
名前の通り、細いワイヤーのような枝にかわいらしいグリーンの葉っぱをたくさん付ける常緑タイプのカバープランツです。放っておいてもどんどん増えていくので、ときどき余分な枝はカットするのがベスト。小さな株に掘り上げて、吊るすタイプの鉢に植えてもステキです。枝をカットして使えば、フラワーアレンジメントの脇役としても活躍できます。
メリハリ花壇に!カラーリーフのグランドカバー5選
常緑タイプのカバープランツだけでは味気ないので、メリハリ花壇を目指すガーデナーにはカラーリーフのカバープランツ5選をピックアップ!どの種類を選んでも、素人っぽさを感じさせない花壇づくりができるのでおすすめです。
1、アジュガ
ややパープルがかったカラーリーフに、青や紫などの花穂を付けるシックなカバープランツです。どちらかと言うと直射日光を避けた半日陰のような場所に植えるのがおすすめ。白など明るめの花と一緒にコラボ植えすると、センスの良い花壇になります。カバープランツとしてだけでなく、大人っぽいシックな寄せ植えのわき役として使うのもおしゃれです。
2、アサギリソウ
シルバーリーフが美しい、細かくて細い葉っぱが特徴的なカバープランツです。どんな花と一緒に植えてもよく合います。盆栽の下草に好んで使う愛好家もいるほど人気の高い植物です。8~9月頃に、ヨモギによく似た花を咲かせます。寒い時期には落葉しますが、春になるとまた美しいシルバーリーフを芽吹かせてくれるので、ほとんど手間いらずのカバープランツです。
3、ハツユキカズラ
つる性の植物で、1つの株からグリーン・白・ピンクなどのカラフルな葉っぱを楽しませてくれる丈夫なカバープランツです。秋から冬にかけて紅葉するのも魅力的で、さまざまな花との相性がバツグン!どんな花やグラスをコラボ植えしても失敗が少ない植物なのでおすすめです。横に這うようにどんどん増えていくので、増えすぎたらときどき抜き取ってあげると花壇周りがスッキリします。
4、ヒューケラ
カラーリーフタイプのカバープランツの中で、最もカラーバリエーションが豊富な植物。花が咲かない時期でも、ヒューケラの組み合わせだけでじゅうぶん満足できるほど美しい葉っぱが特徴のカバープランツです。寄せ植えやハンギングバスケットなどにも欠かすことのできない、非常に使い勝手の良い植物。何種類も植えておきたい優等生カラーリーフプランツなので、どの植物を植えようか迷っているなら絶対におすすめしたいカバープランツです。
5、ヒメツルソバ
褐色のカラーリーフが特徴的なカバープランツで、4~11月頃まで、かわいらしいピンク色の小花を長期間楽しませてくれます。踏んでも丈夫な植物なので、どこに植えても心配なく成長します。秋ごろから少し紅葉し、春とはまた別の表情を見せてくれるのも魅力のひとつ。つる性なので、どんどん横に這うように増えていきます。
ハーブを植えると虫除けになる
常緑タイプのカバープランツを芝生の代わりに植え込む花壇も良いのですが、ハーブを植えると、見た目に美しいだけでなく虫除けにもなるので一石二鳥の楽しみ方ができます。ガーデニングは、目で見て楽しむ他にも、特別な役割を持つハーブのような植物を植えることで整理された理想の花壇を作れるのです。
ほんの少しのテクニックで、2倍も3倍もすてきなお庭になるので、ぜひ最初の作業は丁寧に行いましょう。きっと、想像以上の理想の花壇を作れますよ!
ほんの少しのテクニックで、2倍も3倍もすてきなお庭になるので、ぜひ最初の作業は丁寧に行いましょう。きっと、想像以上の理想の花壇を作れますよ!