ガーデニング初心者さんにオススメ!夏に花が咲く春植え球根を植えてみましょう

ガーデニング、興味はあるけどちゃんと育つかどうか心配・・・そんなガーデニング初心者さん、この春、まずは球根を植えることから始めてみませんか?春植え球根なら開花までの栄養分がたっぷり。とても育てやすくて、夏には花が咲きますよ。

必ず花が咲く春植え球根はガーデニング初心者さんにおすすめ

ガーデニング、興味はあるけどやり方がよくわからないし、ちゃんと育つかどうか心配・・・そんなガーデニング初心者さん、春植え球根を植えてみませんか?

球根は、タネとは違って、自分で花を咲かせるのに十分な栄養をギュッと蓄えています。なので、とても育てやすく失敗が少ないんです。

さらに春植えというのがポイントです。途中に冬が入ると、寒さ対策も気にしなくてはなりませんよね。しかし、春これからの時期は気温も徐々に上がってきて、多くの植物は成長期に入り、管理もやりやすくなります。この時期ならガーデニング初心者さんも、無理なくチャレンジできますよ。

先ずは球根の植え付け方の基本を覚えましょう

球根を植え付ける際のポイントを説明します。

・用土は、水はけの良いものを使います。自分で配合してもいいんですが、ホームセンターなどで培養土が売っていますのでそれを使うと簡単でいいですよ。

・球根植え付けの根張りスペース用に使うために、マグアンプなど緩効性の元肥を培養土に混ぜておきましょう。庭植えなら根張りスペースも入れて、最低でも球根を縦に5個分の深さを耕しておき、底から球根3個分の土に元肥を混ぜ込んでおきます。

・鉢植えなら、底に水はけをよくする鉢底石を敷き、その上に根張りスペースとして球根を縦に2個分以上の位置までマグアンプ入りの培養土を入れます。そして、その上に薄く培養土のみを入れて球根を並べて、球根の頭が少し隠れる程度まで培養土をかぶせて軽くおさえます。

・庭植えなら根張りスペースの元肥を混ぜ込んだ土の上に、元肥を混ぜてない土を薄く敷いて球根2個分ぐらいの深さに球根を並べ、土をかぶせ軽くおさえます。

・ここで肥料が直接球根に触れないように注意してください。

・植え付けが終わったら水をたっぷりとあげます。

・その後は、土の表面が乾燥してきたらたっぷりと水をあげます。過度な水やりは厳禁ですよ。常に土が湿っている状態だと球根や根が腐ってしまったり、球根にカビが生えたりしてしまい枯れる原因となります。

・日のよく当たる屋外で育てましょう。

夏に花が咲くおすすめ春植え球根

一口に球根と言っても、植物によって春植え、夏植え、秋植えとがあります。それぞれの植物に成長適期というものがあって、その時期に植えないとうまく育たないのです。さらに生育条件も考慮する必要があります。

例えばチューリップの球根が発根するのは、気温が15℃以下。さらに一定期間寒さに当てないと開花しません。なので、チューリップは秋の紅葉の頃に球根の植え付けを行い、必ず屋外で管理して冬の寒さに当てます。こうすることによって、春に美しい花を咲かすことができるのです。

これから春植え球根を植え付ける時期となります。春に球根を植える植物はどちらかと言えば暖かい気候から暑い気候が好きで寒さに弱いので、遅霜の心配がある場合はもう少し待って、霜が降りなくなってから植え付けを行いましょう。夏から秋にかけて素敵なお花が咲きますよ。

それでは、春に球根を植えるオススメの植物を紹介していきます。

カラー

シンプルで上品な花を咲かすカラー。大きく分けて「湿地性」と「畑地性」の2つのタイプがあり、育て方も異なります。ガーデニング初心者さんには栽培が容易な畑地性のものをオススメします。南アフリカ原産で色はよく見かける黄色や白の他、赤やオレンジ、ピンク、紫の単色あるいは複色のものなどがあり草丈も15cmくらいから1mほどになるものまでさまざまな品種があります。なお花に見える部分は、正確には苞です。

植え付けは4月から5月半ばくらいまで。日当たりと水はけがよい場所を好みます。開花時期は6~7月。夏の暑さは苦手なので、夏期は半日陰や明るい日陰に移動させ乾かし気味に管理してください。秋には地上部分が枯れて休眠します。

ダリア

ダリアにはとてもたくさんの品種があります。直径30cmほどの巨大な花を咲かすものから3cmぐらいの小さい花を咲かすものまで、草丈も20cmから2mまであり、花の形も一重咲き、八重咲き、オーキッド咲き、ポンポン咲きなど9つのタイプがあります。花色も黒と青以外はあり、単色から複数の色、ぼかしの入るものなどさまざま。

植え付けは3月下旬から7月中旬頃まで。半日以上日が当たり、水はけがよい場所で育ててください。花の時期は6月中旬から11月いっぱいですが、真夏の暑い時期は花が休みます。鉢植えなら真夏だけ明るい日陰に移動させるといいですよ。

クルクマ

クルクマはウコンの仲間です。食用として栽培される品種と観賞用の品種とがあります。アジアやアフリカ、オーストラリアの熱帯地域の植物で、トーチのような花茎にピンクや赤、オレンジ、白などの苞をつけます。草丈は30cmほどの小さいものから1mもの大きなものまであります。

植え付けは5月。日当たり水はけがよい場所を好みます。花は5月から10月まで長い期間咲き、特に夏の熱い時期は生育旺盛です。寒さに弱いので10月のうちに球根を掘り上げて、室内保管してください。

グラジオラス

グラジオラスの原種はアフリカやヨーロッパ、西アジアに自生していますが、日本では主に夏咲きの南アフリカの原種を改良したものが栽培されています。花色が豊富で花壇ではとても目立つ存在です。草丈は60cmから150cmまで。

植え付けは3月下旬から7月いっぱいまで。日光が大好きで半日以上日が当たり水はけがよいよい場所に植えましょう。縦に細長く育ちますので風などで非常に倒れやすいです。必ず支柱を立てましょう。寒さに弱いので、球根は、秋、葉が全部枯れてしまう前に掘り出して室内に保管しましょう。

グロリオサ

個性的な形の花をつけるグロリオサはアジアやアフリカの熱帯地域原産の蔓性植物です。花色は赤やオレンジ、ピンク、白の単色または複色で、蔓は1mから2mまで伸びます。

植え付けは4月から5月にかけて。蔓性植物なので支柱を立ててください。日当たりがよい場所で育てましょう。水やりに関しては他の春植えの植物よりデリケート。乾燥に弱く、過湿も球根が腐ってしまいます。できれば梅雨時は雨がかからない軒下などに入れた方がいいかもしれません。

サンダーソニア

サンダーソニアも南アフリカ原産の植物です。オレンジや黄色の花をつけ、ヨーロッパではその形からChristmas bells(クリスマス・ベル)とも呼ばれます。草丈は50~70cmほど。

植え付けは3月から5月まで。花は6月と7月に咲きます。水はけのいい日向で栽培し、花が終わったら半日陰の風通しが良い場所で管理します。茎が細いので支柱を立ててください。

春植え球根を他の植物と合わせて寄せ植えにしてみましょう

春に球根を植える植物は、それだけ植えても素敵ですが、他の植物と合わせて寄せ植えにするとさらに洒落た雰囲気になります。主役はもちろん存在感のある春植え球根!それに草丈が低くて、色を抑えた植物を加えていきます。

春植え球根の寄せ植えにおすすめ植物をいくつかあげていきますので参考にしてください。いずれも栽培が比較的簡単な植物ですよ。

ペチュニア

ペチュニアは、開花期間が長い夏の代表的な花ですね。白や淡い色の小さめの花をつけるものを選ぶと綺麗にまとまりますよ。

ツルニチニチソウ

紫や青、白の花が咲くツルニチニチソウもおすすめです。開花期間は3月下旬から6月上旬。葉色がとても美しく、特に葉に斑が入る品種は人気ですよ。

アレナリア

アレナリアは、球根を植え付け直後の4月から5月に小さな白い花を咲かせますので、鉢が寂しくなりません。過湿がちょっと苦手です。

ラベンダー

ラベンダーは品種が多いですが、おすすめはレースラベンダーなどの小型種です。開花期間は5月から7月頃まで。レースラベンダーは葉の形も素敵ですよ。

ヘデラ

葉が美しい常緑の蔓性樹木です。種類も多いのでお好みのものを選ぶといいですよ。蔓がよく伸びるので剪定しながら全体の樹形を整えてください。

発芽する・育てる・花を咲かす、3つの喜びがある球根を育てましょう

いかがでしたか?

春は多くの植物が成長を始め、ガーデニングを始めるのにも最適な季節です。春植え球根ならガーデニング初心者さんでも芽が出て、すくすくと育って、美しい花を咲かせる喜びが味わえますよ。

是非チャレンジしてみてください。