お庭がなくても大丈夫!おしゃれなハンギングに挑戦してみよう

お庭がなくても吊るす場所があればできる、ハンギングバスケット。いろいろな種類のバスケットがあるので、好みのお花を植えて楽しむことができます。一度チャレンジしてみませんか?

お庭がなくても、おしゃれに花を飾ってみたい!

マンションや一戸建ての家でもお庭がないと、なかなか自分の思い通りに花を植えられないと思っていませんか?
今までプランターなどに花を植えて寄せ植えを楽しんでいた人は、ハンギングバスケットを試してみましょう。見た目はとても華やかで目線に入りやすいのでベランダにもおすすめです。

ハンギングバスケットの種類

ハンギングバスケットにもいくつか種類があります。自分の好みや使いやすさで選びましょう。

アイアン
アイアンタイプはデザインが豊富で、見た目もおしゃれなものが多く、存在感があります。少し高価なものは重みがあり、重厚感を感じることができます。シャビーシックなデザインを求めている方におすすめです。

植木鉢を入れるタイプ
アイアンタイプに植木鉢をそのまま入れるタイプです。花を植木鉢にそのまま植えることができるので、ハンギングバスケットが初めてのひとも安心して使うことができます。素焼きなどの鉢をつかうと水はけもよく、おしゃれに使いこなすことができます。

プラスチック
プラスチックは重さも軽く、土を入れても持ち運びがしやすいのが特徴です。ハンギングバスケットに使ってもプラスチックの部分が花で隠れることもあるので、安っぽさを感じることもなく、おしゃれに使いこなすことができます。

ハンギングバスケットの作り方とコツ

ハンギングバスケットの作り方を紹介します。少しコツがいるので、失敗しないために準備しておきましょう。

準備するもの
・ハンギングバスケット
・培養土(すでに肥料などが含まれているもの)
・花…背の低い花を中心に10個ほど。ポイントとして少し目立つものをいくつか入れます。

1. 花を10個ほど購入します。このバスケットは小さなタイプですが、10個花を用意しました。花のボリュームを考えながら選びます。

2. 花をひとつずつビニールをはずし、根の部分を少しだけほぐしておく。
3. プラスチックでスリットの入ったバスケットを利用しています。同梱されている、粘着シートをスリットの部分に貼っていきます。全部はがしてから貼ると失敗するので、端の部分を少しはがして貼り付けるとうまくはれます。スリット部分の切り目を手ではがします。

4. バスケットの下2cmほど培養土を入れます。肥料を入れる場合は、マグアンプなどの粒状の肥料を前もって混ぜておきましょう。
5. 花を植えるデザインをイメージしながら、植えていきます。
6. 茎の部分を持ち、スリット部分に差し込むように順番に入れていきます。強くもつと茎や根がちぎれてしまうので注意が必要です。
7. ポイントにしたい花は中心に近い部分に入れます。垂れ下がる植物や、ボリュームのある花を下の部分や周りに入れると、自然な感じが出て全体的にボリューム感を感じることができます。
8. すべて入れ終えたら、培養土を上からいれます。隙間ができないように、割りばしを土の中に入れながら補充すると、隙間なく土をいれることができます。ハンギングは乾燥しやすいので、水苔を上から入れると乾燥を抑えることができます。
9. 最後に水をあげます。

ハンギングバスケットで植えた花の水のやり方やお手入れ方法

ハンギングバスケットは季節にもよりますが、普通のプランターよりも乾きが早くなります。土の表面を見て乾いていたら砂が落ちないようにゆっくりと水を流しいれます。
春や夏など暖かい季節は毎日水をあげても大丈夫ですが、秋や冬など少し寒い季節になると花が枯れてしまうことがあるので注意が必要です。

長い間花を植えていると、長く咲いている花もあれば枯れていく花もあります。枯れている花をそのまま置いていると、見かけも悪く、他の花の栄養分まで吸ってしまうので、なるべく早くとりのぞいていきましょう。
植え始めは、スカスカだったバスケットもだんだん花が密集していきます。密集している部分はハサミで切っておきましょう。

肥料は元から入っていますが、たくさん花が咲いてくるともっと栄養が必要になっていきます。花がたくさん咲いている時期は、2週間に1度ほど液体タイプの肥料を水で薄めて、土の根元にあげていきましょう。

マンションなどは風が強い場所にはあまりおすすめできません。壁からつるす場合は特に気を付けておきましょう。

ハンギングバスケットに向いている春の花

どのお店でも手に入れやすいパンジー・ビオラは手に入れやすく、価格も安く育てやすいので初心者に向いているお花です。上手く育てば少しずつボリューム感が出る花なので、ハンギングバスケットには特におすすめです。
他にも、プリムラジュリアンもよく販売されており、かわいらしい色合いが、ハンギングバスケットを華やかにします。

ハンギングバスケットに向いている夏の花

夏は思い切って色鮮やかな花を選びましょう。ペチュニアはラッパ型の花をたくさん咲かせます。ハンギングバスケットだけでなく、寄せ植えや花束にも使われることが多いため、「花壇の女王」と呼ばれるほど人気のある植物です。
夏に特に育てやすいのが、日日草。暑さや乾燥にも強いので、真夏の暑い時期に水やりを忘れてしまっても枯れにくい花です。

ハンギングバスケットに向いている秋の花

秋から冬にかけて咲く、カランコエもかわいい花を咲かせます。カランコエは多肉植物ですが、色鮮やかな花を咲かせ、花が少ない季節も簡単に花を咲かせ続けることができます。秋はコスモスがおすすめです。コスモスもピンクやホワイトのかわいらしいものから、チョコレートの匂いがするチョコレートコスモスも落ち着いた色合いでおすすめです。

ハンギングバスケットに向いている冬の花

冬は花の種類が少なくなりますが、それでもハンギングバスケットは作ることができます。冬によく見かけるハボタンも種類が豊富で、花を引き立たせる効果があります。
ガーデンシクラメンも出回ってきます。シクラメンは寒さに強く、長い間花を咲かせるので、ハンギングに向いています。上品で小ぶりな花は、他の植物となじみやすい色合いです。小さな白い花を咲かすアリッサムも周りに植えておくと、カスミソウのようにかわいい雰囲気をだすことができます。

ハンギングバスケットを作ってベランダも美しい空間を楽しもう

寄せ植えだけでなく、ハンギングバスケットを飾ると目線に入りやすい位置に花を飾ることができるので、思ったよりも華やかになります。今まで難しそうだったと思っていた人も、作り方は寄せ植えに似ているので、簡単にできるのではないでしょうか。
ぜひいろいろな花を見つけてオリジナルのハンギングバスケットを楽しんでみましょう。