リースにはどんな意味がある?
玄関やお庭でよくみかけることが多いリース。見た目がおしゃれという以外に、どんな意味があるか知っていますか?ドアに飾るリースは、そもそも魔除けとして使われており、飾る時期によっても意味が異なる場合があります。
クリスマスによく見かけるリースは、赤い実やヒイラギなどを使います。赤い実はキリストの流した血を意味し、ヒイラギなどの緑の部分は魔除けを意味しています。今回ご紹介するリースはクリスマス向けではありませんが、赤い葉の初雪カズラや緑のアイビーを使っているのでクリスマスだけでなく一年中楽しむことができます。
クリスマスによく見かけるリースは、赤い実やヒイラギなどを使います。赤い実はキリストの流した血を意味し、ヒイラギなどの緑の部分は魔除けを意味しています。今回ご紹介するリースはクリスマス向けではありませんが、赤い葉の初雪カズラや緑のアイビーを使っているのでクリスマスだけでなく一年中楽しむことができます。
準備するもの
リース型のバスケット(30cm)
培養土
観葉植物9ポット
水苔
スコップ
はさみ
培養土
観葉植物9ポット
水苔
スコップ
はさみ
今回使用する植物
アイビー
via y.tada
ツル性の植物で、鉢植えだけでなくハンギングやグランドカバーとしても育てることができます。模様は斑だけでなく緑一色のものなどいろいろなものがあります。家の中でも育てることができますが、外で育てる場合は、直射日光に弱いので、少し日陰になる場所で育てるようにしましょう。
ワイヤープランツ
via y.tada
こちらもツル性の植物で、小さな葉がたくさんついているのが特徴です。こちらもアイビーと同じようにハンギングやグランドカバーにも使えます。茎や葉がたくさん増えるので、寄せ植えに使うとボリュームを持たせることができます。こちらも直射日光に弱いので、少し日光が当たる場所で育てましょう。
初雪かずら
via y.tada
初雪カズラは秋から冬になると紅葉し赤やピンクに染まります。アイビーやワイヤープランツに比べて、ゆっくり育つので、寄せ植えの脇に植えると周りの植物を引き立たせることができます。根はよく育つので、定期的に土を掘り上げて根を切っておきましょう。根詰まりを起こすと、赤やピンク色に染まらなくなります。
観葉植物を使ったリースの作り方
今回のリースはツル性の植物を使っています。ある程度ボリュームがでない植物を植えるとスカスカになってしまうことがあります。できればひとつでもツル性の植物を入れることをおすすめします。また同じ色でも、少し違った形や、育ち方をするものを混ぜると見栄えがよくなります。
1. リースに土を入れる
via y.tada
まずリースに薄く土を一面に入れます。これはリースに布が付いていたのですが、付いていない場合は布を敷いたあとに、土を入れます。
2. ポットをそのまま並べる
全体のバランスを見るために、ポットのままリースに入れていきます。最初は少しくらいポットの間が空いていても大丈夫です。
3. ポットをはずしてリースに入れていく
via y.tada
ポットを外してひとつずつ植物を並べていきます。
4. 土を薄く入れる
via y.tada
植物の間に土を入れていきます。すき間に割りばしを使いながら少しずつ土を入れて最後は固めておきます。
5. 水苔を入れる
via y.tada
土が崩れてこないように、水苔を最後入れておきます。水苔は水を含んでいるので、冬の乾燥しやすい時期でも乾燥を防ぐことができます。
できあがり
via y.tada
今回はあえてばらばらの大きさの葉を植えてみました。少しバランスが悪く見えますが、成長していく段階で少しずつ整えていくとバランスがよくなります。
リースをうまくつくるコツ
このリースは初心者でも簡単に作れますが、リースから苗が落ちてしまう、植物が安定しないという方もいるでしょう。ここでは解決策について考えていきます。
植物が安定しない
植物を植えた頃は安定していたのに、だんだん植えた植物が落ちてきた方は、植え方に工夫が必要です。最初から大きい植物を植えてしまうと、根が安定していないのでずれ落ちてしまうことがあります。土をしっかりと固め、その上に置く水苔もつめるようにしましょう。それでも落ちてしまう場合は、紐でリースを固定するといいでしょう。
リースが貧弱に見えてしまう
リースが貧弱に見えてしまうのは、リースの大きさに対して植物の数が少ないからです。もし植物を敷き詰めていても貧弱に見えるという場合は、育ってくるとボリュームが出るのでしばらく様子を見てみましょう。できるだけ植物を敷き詰めるようにすると見ごたえのあるリースができあがります。
植物が枯れてしまった
今回は、すべて観葉植物を使っているので枯れる心配は少ないのですが、間に花をいれると花の部分だけ枯れてしまうことがあります。リースを作る場合は、できるだけ同じようなサイクルで育つ植物や花を植えましょう。しっかりと固定しているので、枯れてしまった部分だけ取り外すのに苦労することもあります。
リースのお手入れ方法
水は水苔の表面が乾いてからあげる
今回は観葉植物で作ったので、水やりも毎日必要ということはありません。水苔の表面が乾いてきたら水を上げるようにしましょう。ただし、リースは土がとても乾きやすいので冬の乾燥しやすい時期や注意が必要です。水苔に水を吸収させるように水をあげましょう。逆に水をあげすぎると根腐れを起こしてしまうので、あげすぎにも注意しましょう。
植物が伸びたら適度にせん定する
今回紹介した観葉植物は育ってくるとどんどん伸びていきます。見た目はとてもおしゃれなのですが、伸びすぎてしまうと全体的にバランスが悪くなります。リースからはみ出ている部分は、全体のバランスを考えて適度に切っていくようにしましょう。
直射日光は避ける
アイビーやワイヤープランツは、日光を好みますが直射日光を当てると葉焼けをおこしたり、枯れてしまったりすることもあります。家の中で飾る場合は、窓際などやわらかい光が当たる場所に起き、庭で育てる場合も同じように直射日光が当たらない場所で育てるようにしましょう。
冬の間に寄せ植えリースを作ってみよう
寄せ植えリースはそれほど土を使わないので、家の中でも作ることができます。汚れが気になる方は玄関で作ってみてもいいでしょう。暖かい日に外に出しておくと、植物が元気になりどんどん育っていきます。今回の植物のように緑以外の葉をいれてみると少し華やかになります。自分だけのオリジナルリースを作ってみましょう。