夏の花のガーデニング
夏の花のイメージと言えば、色鮮やかなレッドやイエローなどが目につくことが多くなりますよね。青い空に、真っ赤なペチュニアやベゴニアの寄せ植え、ハンギングバスケットは、イギリスのテラスガーデニングでも定番のデザインです。そうかと言っても、夏でも涼やかな色合いの花もありますね。今回は、夏の花の色別にご紹介します。ぜひ、庭植えや寄せ植えの参考にして下さいね!
白色の夏の花の名前
・ペチュニア
夏の花の定番、ペチュニア。現在はカラフルで、フリンジ(花弁がひらひらしている)などのデザインも増えました。苗で購入すると、とても素敵で珍しい色のペチュニアもありますが、真っ白なペチュニアは夏にとても映えるカラーと言えます。
・ユーホルビア
ユーホルビアは、吊るすタイプの鉢植えに植えると、とても大株になり見事な夏の花の一つです。繊細なグリーンの葉に、小さな小花がたくさん咲く姿は、本当に美しいですよ。寄せ植えやハンギングバスケットにも、非常におすすめです。
・ダリア
夏に咲く真っ白のダリアは、まるで花の女王クラスの華やかさです。たった1輪だけでも圧倒的な存在感を与える魅力的な花なのですが、ダリアだけを使った豪華なブーケもステキです。
・ガウラ
ガウラは、蝶が舞っているかのようにたくさんの小花を咲かせる花です。庭に植えるとかなり大株になるので秋までには切り戻しをしたほうが良いでしょう。また、次の年にはさらに成長するため、株分けしたほうがベストかもしれませんね。
・エキナセア
エキナセアも夏に咲く美しい花です。白のほかにもピンクなどの色がありますが、青空に向かって凛と咲く姿は本当に美しいです。少しグリーンかかった白ですので、ブライダルブーケに使われる場合もあるようです。
・ベゴニア
ガーデニング初心者にとって、とても管理しやすい夏の花がベゴニア。色の種類はシンプルですが、やはり白は映えますね。花壇に植えても寄せ植えにしてもベランダに飾っても本当に丈夫なので、夏にはとっておきの花かもしれません。
紫色の夏の花の名前
・サルビア
紫や青系のサルビアも、夏の爽やか系な花の1種です。赤いサルビアも存在感がありますが、紫色のサルビアの中には白と紫が一緒になった種類のタイプも人気があるようです。紫系のサルビアも管理が楽な夏の花なので、初心者にはピッタリですね。
・アガパンサス
アガパンサスは、とても存在感のある紫から青に近い初の花です。1本1本の茎から、まるで花火のように咲き誇る人気の宿根草でもあります。寒さには比較的強いほうですので、次の年にも美しい花を咲かせてくれる花ですよ。
・ブラキカム
一年草の夏の花であるブラキカムです。ハンギングバスケットや寄せ植えには欠かせないほど人気で、可愛らしい紫系の小花をたくさん咲かせてくれる夏の花でもあります。挿し芽しても根が付きやすいので、自分で苗を作ることが出来れば、また来年も楽しめる夏の花です。
・ベーバナ
バーベナには、紫系の他にもピンクや赤もあります。ただ、涼やかで癒し系の夏の花を好む人には、紫系の夏の花がおすすめです。1度咲き終わった花を切り戻しても次の花が咲くまで少し時間がかかりますが、蕾は付きやすく丈夫な夏の花です。
・スカビオサ
スカビオサは、切り花としても愛されている可憐な花です。フラワーアレンジメントや室内でも切り花にして飾れて、とてもオシャレですよ。多年草なので、毎年楽しませてくれるのが、とても楽しみな夏の花の一つでもあります。
・トレニア
トレニアも夏の花の代表です。小さな花をたくさん咲かせてくれる、初心者にも扱いやすい花でもあります。そのぶん咲き終わった花柄摘みが少し大変かもしれません。花柄摘みをこまめにしていると、次から次へと花が咲き、鉢から溢れるほど元気いっぱいな夏の花です。
赤色の夏の花の名前
・カンナ
カンナは赤い夏の花でも、ガーデナーの間で好みが分かれる個性的な花だと思います。ごく稀に、花壇に植えているところもありますが、咲いている姿は見事そのものです。かなり映えますので、せっかくなら1度は楽しんでみるのも良いかもしれませんね。
・ルドベキア
ルドベキアの赤も、かなり魅惑的な夏の花だと思います。個人的にも好きで、種から育てていますが、少し暗めの赤に近いかもしれませんね。この花も好みが分かれるかもしれませんが、切り花でも楽しめるのでおすすめです。
・サンパラソル
サンパラソルは、どんどん蔓が生えてきながら花を咲かせる夏の花です。鉢植えに這わせてもトレリスに這わせても、夏に生える真っ赤な傘のように花を咲かせる夏の花です。サンパラソルは、名前の通り「夏の傘」と言ったところでしょうか。面白いですね。
・ルコウソウ
赤くて小さな星型の花を咲かせる夏の花です。この花も蔓を這わせるタイプですが、それほど大きくは成長しません。シンプルさを感じる花ですが、葉っぱが繊細な事もあるのか、とても涼しく見える夏の花かもしれません。
・ハイビスカス
夏の避暑地に行くと咲いていそうなイメージなのが、赤いハイビスカスですね。確かに暑い場所を好む傾向があるので、初心者でも管理が楽そうです。ただ、あまり水をやりすぎて根を腐らせないように注意しましょう。
ピンクの夏の花の名前
・センニチコウ
ふわふわした可愛らしい花を付ける花です。切り花以外にもドライブフラワーにもできるので、リース作りなどで重宝します。ブーケも可愛いですよ。
・フロックス
日本でも昔いから親しまれている夏の花です。鉢植えよりも庭に植えているガーデナーのほうが多いかもしれません。寒さにも強く、毎年美しい花を咲かせるので王道かもしれませんね。
・コスモス
コスモスは秋の花と思いがちな人も多いかもしれませんね。でも、コスモスの特性から言うと、街灯の下などに咲いているコスモスなどは、夏になると早々と花を咲かせる不思議な花なのです。どうも、気温より日照時間が関係ありそうですね。
・ニチニチソウ
初心者向けで、寄せ植えやハンギングバスケットにとても向いている夏の花です。成長がとても早いので、植えるときはない同士の間隔をじゅうぶん空けるようにしましょう。
・アルストロメリア
アルストロメリアはピンク以外にもたくさんの色があります。ただ、よく花屋さんやフラワーアレンジで使われているのは、ピンク系が多いのではないでしょうか。この花も多年草で、ほとんどほったらかしでも毎年花を咲かせてくれます。
・ペンタス
ペンタスも丈夫な夏の花です。ただ、1度咲き終わった花柄摘みをしても、次の蕾がなかなか咲いてくれないのが難点でもあります。そのため、展示会などの作品にはあまり使われることが少ないかもしれません。
黄色の夏の花の名前
・マリーゴールド
夏の花の定番、マリーゴールド。初心者からプロのガーデナーに慕われている花です。背の高いものから低いもの、大輪のものから小輪のものまで幅広く楽しめる丈夫な花として知られていますね。挿し芽も付きやすいですよ。
・メランポジウム
可愛らしい小さな花を咲かせてくれるメランポジウムは、根をいじられるのがとても苦手です。そのため、植え込むときには、枯れてしまわないよう根の扱いには注意するようにしてくださいね。
・ヒマワリ
子どもたちの夏休みの宿題にもなりそうなヒマワリも、夏定番の花ですね。ガーデニング用だけでなく、広い土地に肥料用に咲かせている場所もあるようですが、一斉に咲いている姿は圧巻です。
・コレオプシス
コレオシプスは、なんとなくコスモスに似ています。ですが、コスモスよりは繊細な夏の花で、秋まで咲くとても丈夫な夏の花です。大株になると、とても見事なのですが、どこか可愛らしさを感じる花です。
オレンジ色の夏の花の名前
・ノウセンカズラ
ノウセンカズラを見事に咲かせている家を見ると、ガーデニング魂に火が付きますよね!古風な庭から洋風の庭にもピッタリな、蔓がどんどん伸びて見ごたえのある夏の花です。
・ガザニア
日中は元気いっぱいに花を開かせ、夕方になると花を閉じる不思議な夏の花がガザニアです。この花もとても丈夫で、寒い土地でなければ次の年も花を咲かせてくれる、元気が出る夏の花です。
・クロコスミア
見た目はフリージアに似ている、ハッキリした色合いのオレンジが楽しめる夏の花がクロコスミアです。グリーンの葉と一緒にそよぐ姿は、夏の花と言え、なんとも風情があります。
・クロサンドラ
クロサンドラは、小ぶりなハイビスカスのようなイメージの夏の花です。市販されているものも、株がしっかりとしているので、初心者でも管理しやすいかと思います。オレンジがとても華やかです。
プランター管理がおすすめの花
・ペチュニア
ペチュニアの花はとても弱く、そのままにしておくと、カビが生えて腐ってきます。そのため、地植えするよりはプランターなどに植えて、雨に当たらないように工夫することが大切です。また、咲き終わった花殻は切りさないと、たちまち種が付いてしまい株は長持ちしません。できれはきれいな状態で長く楽しめるように、頑張って管理しましょう。
・ニチニチソウ
ニチニチソウも、ペチュニアと同じように雨が苦手な花です。ただ、ペチュニアと違うところは、花弁が溶けるのではなく、花そのものが落ちてしまう事。でも、やはり落ちてしまった花をそのままにしておくと、腐る原因になりかねません。出来るだけ雨に当たらないよう工夫をしましょう。そう言った意味でも、やはり管理が楽なのはプランターかもしれませんね。
赤ちゃんの名前に使われることも多い
花の名前は、赤ちゃんの名前に使われることも多いようですね。季節の花に合わせ、男の子なら「大樹(だいき)、蓮(れん)」なども多いようです。また、女の子なら「紫(ゆかり)、陽葵(ひまり)」など、例えると本当にたくさんあるようですね。いずれにしても、産まれた時期の花の名前を付けるような親御さんたちなら、きっと自然や花に親しみを持てる、優しい人たちなのでしょうね。