梅雨の季節でもベランダでおしゃれに野菜を育てたい!育てやすい野菜やグッズを紹介

梅雨の季節になると、今まで楽しんでいたガーデニングができなくなると思っていませんか?今回は、雨の日が続いても楽しむことができる野菜の育て方やグッズについて紹介します。

梅雨の時期もベランダでおしゃれに野菜を育ててみよう!

梅雨の季節になると、毎日雨が続いて憂鬱になることもありますよね。ガーデニングが好きな人も雨が降ると何もできない…とあきらめたりしていませんか?そこで今回は、梅雨の季節でもできる野菜の育て方やおしゃれなグッズについてご紹介していきます。

野菜を育てるということは、少しおしゃれとはかけ離れていると考えている方もいるかもしれません。ですが、いろいろなグッズを使うことでおしゃれで見た目も楽しむことができます。

ベランダで育ちやすい野菜やおしゃれなグッズを使って、憂鬱な梅雨の季節も楽しんでいきましょう。

ベランダでも育てやすい野菜とは

プランターで育てることができる野菜を紹介します。プランターで野菜を育てたいという方は参考にしてください。

きゅうり

夏の野菜といえば、キュウリを思い浮かべる人も多いくらい夏の食卓には欠かせない存在です。ホームセンターで苗がよく販売されているので、購入してプランターに植えてみましょう。特に広いプランターを用意する必要がなく、周りに10cmほどすきまがあれば育てることができます。

夏の暑い時期は水キレを起こしやすいので、毎日たっぷりと水をあげるようにしましょう。ウドンコ病にかかりやすいので、葉が少しでも白くなったらすぐに取り除いておきましょう。できれば病気になる前に薬剤をまいておくのがいいでしょう。

ミニトマト

初心者の方には、大きなトマトよりミニトマトの方が育てやすいでしょう。トマトも夏の代表的な野菜で、育ててみたい方も多いのではないでしょうか。ミニトマトはうまく育てることができると、多くの実をつけることができます。トマトもウドンコ病にかかりやすいので注意が必要です。

あまり水をあげるとトマトが割れてしまうことがあるので、他の野菜に比べて乾燥気味に水をあげるようにします。とても大きく育つので、前もって支柱を立てておくとよいでしょう。

ナス

夏の暑い時期で食欲がなくなったときでも食べやすいナス。ナスは食べてもおいしいですが、かわいい紫の花を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。ナスを育てるには、プランターもそれほど大きなものは必要なく、周りに10cmほどの隙間があれば育てることができます。

こちらも、ベト病・ウドンコ病などにかかりやすいので葉の色の変化を見ておくことも大切です。ナスは、乾燥に弱いのでできるだけお水をたっぷりとあげるようにしましょう。

日当たりの悪いベランダで育てやすい野菜とは

マンションは、日当たりの悪い場所が多いという方もいるでしょう。できれば、少しでも日光の当たる場所がいいのですが、日当たりが悪くても育ちやすい野菜を紹介します。

1日中日が当たらない場所で育つ野菜

みょうが
みょうがは、日当たりの悪い場所でも育ちやすく、日陰・半日陰を好みます。プランターは少し深めのものを用意するとよいでしょう。できれば深さが30cmあるものを選ぶと安心です。

三つ葉
香味野菜としても代表的な三つ葉ですが、とても育てやすくあまり手入れを必要としない野菜です。プランターにも向いているので、水キレだけを起こさないようにするとうまく育ちます。

セリ
セリも簡単に育てることができるので初心者の方におすすめです。水栽培で家の中でも育てることができます。

半日くらい日が当たる場所で育つ野菜

春菊
春菊はできれば日当たりのよい場所の方がいいのですが、半日陰でも育てることができます。土が乾燥しないように水やりをこまめにしておきましょう。

小松菜
小松菜は、どんな場所でも育てやすく、初心者に向いている野菜です。ですが、特に夏の間はあまり温度の高い場所に置かないようにしておいた方がよいでしょう。

ネギ
ネギはあまり深い場所を必要としないので、浅いプランターでも育てることができます。水やりは土が乾いたら、たっぷりあげるようにしましょう。

梅雨の季節に注意しておきたいこと

梅雨の時期は、雨が多く特に湿気やすい季節です。病気も発生しやすい時期なので注意しましょう。

水の跳ね返しに注意する

屋根のある場所においているのであれば安心ですが、梅雨の時期にベランダに置いておくとプランターの中に水がたまり、野菜に水が跳ね返ってしまいます。そのまま放置すると、せっかく育った野菜が根腐れを起こしたり、葉の部分に水がかかると病気が発生しやすくなります。

できるだけ、雨のかからない場所に移動するか、無理であれば土の部分にわらをかけておくと葉に水がかかるのを防ぐことができます。

病気や害虫が発生したらすぐに処理をする

梅雨のような湿気が多い季節は、野菜も病気になりやすく害虫も発生します。この時期は、できるだけ早く病気や害虫をみつけ処理をしておくことが大切です。葉の色が変わったらその部分を取り除いておきましょう。害虫が発生したら、すぐにとってもおくことも大切です。

早いうちに処理をしておくと、病気の広がりを防ぐことができます。できれば、防虫剤を散布しておくようにしましょう。

ベランダで育てるときに気をつけたい病気や害虫とは

梅雨や夏の時期は特に病気や害虫が発生しやすい時期です。葉などに少しでも異変を感じたら早めに処理をしておきましょう。

ウドンコ病

梅雨の時期の野菜に特に多いのはウドンコ病です。特徴は葉がだんだん白くなっていきます。最初は葉に斑点ができ、カビのようなものができます。そのまま放置すると枯れてしまうので、その前に病気の部分を取り除いておく必要があります。

ベト病

ベト病も湿気の多い季節にかかりやすい病気です。特徴は葉脈の部分が茶色くなり、そのままにしておくと薄い茶色、灰白色になって枯れます。この病気も軽いうちに葉を取り除いていくことが大切です。特に梅雨の季節の雨や風により、伝染していきます。

アブラムシ

アブラムシはとても小さく1~4mmほどの小さい虫です。いろんな野菜につく虫で、多くの虫が群れになって野菜を枯らしていきます。虫だけでなく、排せつ物にも菌が含まれているため葉がどんどん黒くなっていきます。

ハダニ

ハダニはアブラムシよりも小さく、0.5mmほどの大きさです。特に梅雨が明けた時期から夏が終わる時期まで多く発生します。最初は数匹だったのに、卵を産んでしまうとどんどん増えていきます。ハダニは、葉に針で穴をあけたような小さな斑点がたくさんできます。そのままにすると葉の色が悪くなり最終的には枯れてしまいます。

こんなグッズを使うと野菜もスタイリッシュに

野菜を育てるには特にプランターを買う必要はありません。家にあるものを利用するだけで、おしゃれなベランダを作り出すことができます。もう一度家で使わない不用品を見直してみてはいかがでしょうか。

麻袋に植える

麻袋に土を入れて野菜を育てることができます。麻袋は通気性もよく植物を育てるのには向いています。麻袋をおいておくだけでもおしゃれに飾ることができます。ホームセンターなどでも販売しているので探してみてはいかがでしょうか。

バスケットに植える

家で使っていないバスケットはありませんか?バスケットに防草マットを入れその上に土を入れると植物を植えることができます。防草マットがない場合は、麻など土を通さない布地のようなものを入れておくとよいでしょう。育てやすいサラダ菜などの葉物を植えるのがおすすめです。

いらなくなった古いものを利用する

インテリアでもヴィンテージがとても流行っています。古いものを再生してベランダに利用していくというのも楽しくなるのではないでしょうか。アイアンでできたものを、少し雨にさらして錆びさせてから使うという方法もあります。こちらもできれば防草マットなどを敷いてから土をいれるとよいでしょう。

古い木材を利用する

古い材木や枕木などを使ったものを一緒に置くと、ヴィンティージ感が増します。枕木は最近特に人気があり、ホームセンターでもよくみかけます。今ある植物にプラスしておくとさらにおしゃれな空間になるでしょう。

雨の季節もおしゃれなグッズを使って野菜を育てよう

野菜をプランターで育てると、せっかくおしゃれな空間でも生活感が出てくることもあるでしょう。プランターをわざわざ買うのではなく、身の回りにあるいらなくなったものをうまく利用して、野菜を育てていくというのも楽しくなりそうですね。

梅雨の時期は、湿気が多く天候も悪いので植物が育ちにくい季節ですが、梅雨の時期でも育つ野菜をうまく利用して、野菜作りを楽しんでいきましょう。