初心者向けのハーブといえばやっぱりミント
夏にピッタリのハーブと言えば真っ先に頭に浮かぶのがミントですよね。爽やかで清涼感のあるミントは、シソ科ハッカ属の多年草。ハーブの中でも特に簡単に育てることができる植物です。ハーブ初心者の方でも問題なく収穫まで体験できますよ。今回はミントの育て方から活用法までをご紹介します。
<ミントの冷たく感じる成分はメントール>
ミントと言えば清涼感のある香りとヒンヤリ冷たく感じる刺激が特徴ですよね。あの冷たく感じる成分の正体はメントールなのです。このメントールが人の温度センサーに直接働きかけて「冷たい」という感覚が生じるのです。
お店には蒸し暑い日本の夏を乗り切るためにミントを使ったさまざまな商品が並んでいますが、どれもメントールのこの作用を利用したものなのです。
<ミントの効能>
品種によって多少違いはありますが、ミントの効能の主なものは以下の通りです。
・消化促進効果
・喉の不調の解消
・乗り物酔い
・リフレッシュ
・蚊やハエやアリなど虫除け
なおミントに限らずハーブ類を大量に摂取することは体によくありません。適量を心がけてください。
<ミントの冷たく感じる成分はメントール>
ミントと言えば清涼感のある香りとヒンヤリ冷たく感じる刺激が特徴ですよね。あの冷たく感じる成分の正体はメントールなのです。このメントールが人の温度センサーに直接働きかけて「冷たい」という感覚が生じるのです。
お店には蒸し暑い日本の夏を乗り切るためにミントを使ったさまざまな商品が並んでいますが、どれもメントールのこの作用を利用したものなのです。
<ミントの効能>
品種によって多少違いはありますが、ミントの効能の主なものは以下の通りです。
・消化促進効果
・喉の不調の解消
・乗り物酔い
・リフレッシュ
・蚊やハエやアリなど虫除け
なおミントに限らずハーブ類を大量に摂取することは体によくありません。適量を心がけてください。
一口にミントといっても種類がたくさんある
一口にミントといってもその種類は実に多く、交雑種も含めると世界中に3500種類以上があると言われています。主な品種は次のようなものです。
代表的なミントといえばスペアミント
歯磨きやガム、アイスクリームや様々なデザートに使われることが多いスペアミントはミントの代表種と言ってもいいでしょう。先が尖った葉が特徴で、スペアミントからの交配によって様々なミントの品種が生まれました。
ガムの香り付けに用いられるクールミント
クールミントはメントールの含有量が多く、ガムや歯磨きによく用いられます。葉は明るい色で、中型のミントです。
メントールが多いペパーミント
ペパーミントもメントールの含有量が多いミントで、スペアミントとウォーターミントが交配して出来たと言われています。葉全体が細長いのが特徴です。
ほのかにリンゴの香りがするアップルミント
アップルミントは、名前の通りリンゴとミントが合わさった香りがします。その優しくスッキリとした香りからよくハーブティーなどの飲み物に用いられます。丸い葉で細かくて柔らかい毛に覆われています。
斑入りの葉が美しいパイナップルミント
パイナップルミントは斑入りの葉がステキな品種です。かすかにパイナップルの香りがし、料理やハーブティーによく用いられる。アップルミントから交雑によってできた品種だと言われています。
香りを楽しむオーデコロンミント
オーデコロンミントは香りがとてもいいミントで、ミントにベルガモットオレンジやラベンダー、薔薇を加えたような香りがします。ハーブバスやハーブティーで香りを楽しむほか、虫除けとしてもオススメです。葉の表面がつやつやしています。
ミントの育て方のポイント
ミントはハーブ栽培の入門種と言われますが、育てるにあたっては幾つか気を付けなければならない点があります。ポイントを押さえながら説明していきましょう。
栽培のスタートはタネ? 苗? 挿し芽?
まずミントを手に入れましょう。タネからでも簡単に育ちますが、香りを確かめて育てたいのであれば苗や挿し芽がオススメです。
<タネから育てる場合>
ミントの発芽温度は20~25℃なので春蒔きなら3~6月頃、秋蒔きなら9~11月頃が適期となります。鉢や育苗用のポットにタネを蒔いた後、薄く土をかぶせます。土の表面が乾燥しないように水やりし2週間前後で発芽します。
本葉が4枚以上出てきたら丈夫な苗を鉢やプランターに定植します。
<苗から育てる場合>
購入したての苗はまだ小さくてもミントは成長がとても早い植物。鉢の場合は5~6号鉢に、プランターの場合は株同士の間隔を20cmくらいとって植えましょう。
<挿し芽をする場合>
ミントの枝があれば挿し芽で増やすことができます。使うのは枝先の成長点がある部分。この部分から下が5cmもあればじゅうぶんです。
まず先端部分の葉を4枚ほど残してその下の葉は取り除きます。そして水を入れたガラス容器に入れ、根出しをします。この際に葉を落とした部分が水に浸かるようにしてください。
根がじゅうぶんに伸びて脇芽が出てきたら鉢やプランターに定植します。
<ミントを植える土>
市販の野菜用やハーブ用の培養土が便利です。
<タネから育てる場合>
ミントの発芽温度は20~25℃なので春蒔きなら3~6月頃、秋蒔きなら9~11月頃が適期となります。鉢や育苗用のポットにタネを蒔いた後、薄く土をかぶせます。土の表面が乾燥しないように水やりし2週間前後で発芽します。
本葉が4枚以上出てきたら丈夫な苗を鉢やプランターに定植します。
<苗から育てる場合>
購入したての苗はまだ小さくてもミントは成長がとても早い植物。鉢の場合は5~6号鉢に、プランターの場合は株同士の間隔を20cmくらいとって植えましょう。
<挿し芽をする場合>
ミントの枝があれば挿し芽で増やすことができます。使うのは枝先の成長点がある部分。この部分から下が5cmもあればじゅうぶんです。
まず先端部分の葉を4枚ほど残してその下の葉は取り除きます。そして水を入れたガラス容器に入れ、根出しをします。この際に葉を落とした部分が水に浸かるようにしてください。
根がじゅうぶんに伸びて脇芽が出てきたら鉢やプランターに定植します。
<ミントを植える土>
市販の野菜用やハーブ用の培養土が便利です。
庭植えNG! 繁殖力旺盛なミントは必ず鉢植えで!
ミントはとても繁殖力が強い植物です。その繁殖力がどれくらいすごいかというと、「ミントテロ」という言葉があるほどなんです。ミントテロとは、意図せずにうっかり庭にミントが繁殖してしまうと、そのすごすぎる繁殖力であっという間に庭がミントで占領されてしまうという事象です。
ミントは地下茎を伸ばして増えていきます。庭に一旦根をおろしてしまうと縦横無尽に地下茎を伸ばし制御不能になってしまいますよ。庭植えは絶対にしないでください。
また鉢植えやプランター植えの場合でも鉢底からや横に伸びて地下茎を伸ばす場合がありますので注意が必要です。
ミントは地下茎を伸ばして増えていきます。庭に一旦根をおろしてしまうと縦横無尽に地下茎を伸ばし制御不能になってしまいますよ。庭植えは絶対にしないでください。
また鉢植えやプランター植えの場合でも鉢底からや横に伸びて地下茎を伸ばす場合がありますので注意が必要です。
ミントが好む環境条件
<生育温度>
15~25℃です。冬場でも10℃以上を保てる場所であれば周年収穫ができます。また冬場の気温が低い場所で管理している場合は地上部は枯れますが春になると芽が出てきます。
<日当たり>
日当たりのいいところはもちろん、半日陰でも育ちます。
<通風>
風通しをよくします。
<水やり>
土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。気温が下がってきたら水やりの回数を控えます。
<肥料>
植え付け時と成長期に緩効性の肥料を与えます。市販の培養土を使う場合は予め肥料が混ぜてありますので植え付け時は何もしなくてもけっこうです。追肥は3ヶ月に1度のペースで与えます。
<植え替え>
成長のスピードが速いので1年も育てると根詰まりを起こします。1年に1回植え替えましょう。
15~25℃です。冬場でも10℃以上を保てる場所であれば周年収穫ができます。また冬場の気温が低い場所で管理している場合は地上部は枯れますが春になると芽が出てきます。
<日当たり>
日当たりのいいところはもちろん、半日陰でも育ちます。
<通風>
風通しをよくします。
<水やり>
土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。気温が下がってきたら水やりの回数を控えます。
<肥料>
植え付け時と成長期に緩効性の肥料を与えます。市販の培養土を使う場合は予め肥料が混ぜてありますので植え付け時は何もしなくてもけっこうです。追肥は3ヶ月に1度のペースで与えます。
<植え替え>
成長のスピードが速いので1年も育てると根詰まりを起こします。1年に1回植え替えましょう。
摘芯は大事
新芽が伸びて草丈が15cm以上になったら収穫を兼ねて摘芯しましょう。摘芯とは枝数を増やし株がコンパクトに横へ成長するように先端の芽を取ることです。ミントの場合は根元から10cmぐらいのところからバッサリと切っても大丈夫です。
またミントは花を咲かすと香りが弱くなるので花芽を見つけたら鑑賞目的で育てる以外は切ってしまいましょう。またミント同士は違う品種ととても交雑しやすく、交雑すると香りが極端に弱くなってしまうので自分で咲かせた花から取ったタネを蒔いて増やすのはオススメいたしません。
またミントは花を咲かすと香りが弱くなるので花芽を見つけたら鑑賞目的で育てる以外は切ってしまいましょう。またミント同士は違う品種ととても交雑しやすく、交雑すると香りが極端に弱くなってしまうので自分で咲かせた花から取ったタネを蒔いて増やすのはオススメいたしません。
ミントの病害虫
ミントは病気や害虫は少なめですが、全く無いというわけではありません。葉や茎に群がり汁を吸うアブラムシやハダニ、夜間に葉を食べるナメクジやヨトウムシなどが発生する場合があります。常々株の状態をチェックし早めの対処をしましょう。まだ風通しをよくするなど工夫をしてください。
収穫したミントを活用してみよう
品種により香りが異なるミントは活用法もさまざま。清涼感のある夏にピッタリのミント活用のアイデアをご紹介します。
これはオシャレ! ミントを使った香りのブーケ
お庭に咲いた小さな花をお部屋に飾る場合もミントの葉を周りに配置すると香りもよくてオシャレ度がぐんとアップします。
寝苦しい夏の夜もこれでスッキリ! ミントバス
たくさんミントを収穫したらミントバスにしてみましょう。やり方は次の2つの方法があります。
・方法① ・・・ ミントの葉をよく洗い、やかんに入れて煮詰め、煮詰めた液をお風呂に入れる。
・方法② ・・・ ミントの葉をよく洗い、茎を紐で結び浴槽に入れ、お風呂にお湯を入れる。葉のクズが気になる場合はネットやガーゼで包んでもみほぐして入れるといい。
ミントに含まれるメントール成分で風呂上がりも爽やかですよ。
・方法① ・・・ ミントの葉をよく洗い、やかんに入れて煮詰め、煮詰めた液をお風呂に入れる。
・方法② ・・・ ミントの葉をよく洗い、茎を紐で結び浴槽に入れ、お風呂にお湯を入れる。葉のクズが気になる場合はネットやガーゼで包んでもみほぐして入れるといい。
ミントに含まれるメントール成分で風呂上がりも爽やかですよ。
夏のオススメ! ミントウオーター
20964399
ミントを使って清涼飲料水を作ってみましょう。
<準備するもの>
ミント・広口のボトル・レモンやオレンジなどのスライス・氷水
<作り方>
広口のボトルにミント・レモンのスライスなどを入れ氷水を入れてよく振り香りをつける。
ひんやりとした爽やかさが癖になりそう。お好みでシロップを入れても美味しいですよ。
<準備するもの>
ミント・広口のボトル・レモンやオレンジなどのスライス・氷水
<作り方>
広口のボトルにミント・レモンのスライスなどを入れ氷水を入れてよく振り香りをつける。
ひんやりとした爽やかさが癖になりそう。お好みでシロップを入れても美味しいですよ。
やっぱり王道はミントティー
午後のティータイムにミントティーはいかがですか?
<用意するもの>
お好みのミントの枝(少し多め)・ガラス製のポット・沸騰したてのお湯
<作り方>
・お好みのミントの枝をよく洗い入れ水気を切りポットに入れる
・熱湯を上から注ぎ、フタをして3分間待つ
ミントは複数の種類を混ぜてもOK。
<用意するもの>
お好みのミントの枝(少し多め)・ガラス製のポット・沸騰したてのお湯
<作り方>
・お好みのミントの枝をよく洗い入れ水気を切りポットに入れる
・熱湯を上から注ぎ、フタをして3分間待つ
ミントは複数の種類を混ぜてもOK。
爽やかさが人気! モヒート
夏にピッタリなカクテルと言えばモヒート。ミントがあれば自分好みに作れるんです。
<用意するもの>
お好みのミントの葉(15~20枚)・ライム又はレモン1個・ラム・砂糖1カップ・水1カップ・ソーダ・氷
<作り方>
・水と砂糖1:1を鍋に入れて加熱しシロップを作り、火を止めてミントの葉を投入し冷ます
・ライム(又はレモン)を飾り用に数スライスカットして残りは絞る
・大きめのタンブラーにミントを投入し氷を入れミントの葉を潰すように混ぜる
・タンブラーにラムとシロップと絞ったライム(又は)の汁を加えソーダを加えればできあがり
スペアミントで作るのが一般的ですが、ペパーミントやアップルミントも合いますよ。
<用意するもの>
お好みのミントの葉(15~20枚)・ライム又はレモン1個・ラム・砂糖1カップ・水1カップ・ソーダ・氷
<作り方>
・水と砂糖1:1を鍋に入れて加熱しシロップを作り、火を止めてミントの葉を投入し冷ます
・ライム(又はレモン)を飾り用に数スライスカットして残りは絞る
・大きめのタンブラーにミントを投入し氷を入れミントの葉を潰すように混ぜる
・タンブラーにラムとシロップと絞ったライム(又は)の汁を加えソーダを加えればできあがり
スペアミントで作るのが一般的ですが、ペパーミントやアップルミントも合いますよ。
デザートの飾り 兼 香り付けに!
ミントをデザートに乗せれば彩りもよく、香りも爽やかに。
清涼感のあるミントは夏にピッタリ!
いかがでしたか?暑い夏には爽やかなミントを育てて、収穫したミントでリフレッシュしてみませんか?ミントは今、成長期。たくさん収穫・活用して、夏を乗り切りましょう。