上級者に見せるならカラーリーフがおすすめ
カラーリーフプランツとは?
一般にカラーリーフプランツと呼ばれているのは、斑入りやシルバー系、パープル、赤など、葉の色に特徴がある植物。葉の色が美しいものや、カラフルなものなどが多いので、花のない時期にも庭や寄せ植えを華やかにしてくれます。
カラーリーフというものにはっきりとした定義はありませんが、植栽に変化を与えてくれる葉の色を持つ植物だと思っておけばよいでしょう。
カラーリーフというものにはっきりとした定義はありませんが、植栽に変化を与えてくれる葉の色を持つ植物だと思っておけばよいでしょう。
カラーリーフの魅力
カラーリーフの魅力は、なんといってもガーデンに変化が生まれること。花がなくても、グリーンだけで見ごたえのある景色を作ることができるため、カラーリーフを使いこなすことはガーデナーにとっても上級のテクニックです。
カラーリーフというと、ついグラウンドカバー的な草花を思い浮かべますが、さまざまな葉色を持つコニファーやよく生垣に使われるレッドロビンなど美しい葉を持つ常緑樹、紅葉する落葉樹などもカラーリーフの植物です。
高木や低木、下草などで構成される植栽は、いわば庭の骨格ともなるもの。花が咲き乱れる庭も素敵ですが、ベースとなる部分がしっかりしていると花のない季節も完成度の高い景色を楽しめます。
単調な緑一色ではなく、シルバー系や青系、黄色系などさまざまなグリーンが配置されて作られる景色は、とても美しいものです。四季折々の姿を楽しめるのも、カラーリーフの魅力だと言えるかもしれません。
カラーリーフというと、ついグラウンドカバー的な草花を思い浮かべますが、さまざまな葉色を持つコニファーやよく生垣に使われるレッドロビンなど美しい葉を持つ常緑樹、紅葉する落葉樹などもカラーリーフの植物です。
高木や低木、下草などで構成される植栽は、いわば庭の骨格ともなるもの。花が咲き乱れる庭も素敵ですが、ベースとなる部分がしっかりしていると花のない季節も完成度の高い景色を楽しめます。
単調な緑一色ではなく、シルバー系や青系、黄色系などさまざまなグリーンが配置されて作られる景色は、とても美しいものです。四季折々の姿を楽しめるのも、カラーリーフの魅力だと言えるかもしれません。
常緑のおすすめカラーリーフ
ヒューケラ(ツボサンゴ)
カラーリーフと言えばヒューケラを思い浮かべる人が多いのでは?今や、すっかりカラーリーフの定番となった感のあるヒューケラ(ツボサンゴ)ですが、その色数の多さや育てやすさ、和にも洋にもどんな植栽にもなじみやすい点など魅力がいっぱい。草丈もほどよいので、庭がちょっと物足りない、寄せ植えに大人っぽさを加えたいという時にもとても便利。手に入りやすいのも良い点です。
ヒューケラはユキノシタ科ツボサンゴ属の植物。生育に向いているのは、日向~半日陰までですが、夏の直射日光や蒸れはちょっと苦手。できれば落葉樹の下などで、風通し良く育てましょう。常緑の品種が多く、グラウンドカバーとしても優秀です。
ヒューケラは全体的に乾燥に弱いため、水やりはたっぷりと。水切れしてしまうとダメージが大きいので、乾燥しないように育てましょう。特に、夏は乾燥しやすいので朝・夕の2回水やりを行います。冬に地上部が枯れても根は生きているので、春になると新芽が出ます。つい水やりを忘れてしまいがちですが、土が乾いたら水をあげるようにしましょう。
ヒューケラには、銅葉や明るいオレンジ、赤、黄緑、斑入りなど、さまざまな葉の色を持つ品種があります。5月~6月頃になると小さな花を咲かせますが、葉色が豊富なため、花を観賞するよりも葉を鑑賞する植物として扱われるほうが多いようです。
庭や寄せ植えをちょっと大人っぽくしたいときに便利なのが、銅葉のヒューケラ。日陰を明るくしたければ黄緑色や斑入りの葉を選ぶとよいでしょう。
ヒューケラはユキノシタ科ツボサンゴ属の植物。生育に向いているのは、日向~半日陰までですが、夏の直射日光や蒸れはちょっと苦手。できれば落葉樹の下などで、風通し良く育てましょう。常緑の品種が多く、グラウンドカバーとしても優秀です。
ヒューケラは全体的に乾燥に弱いため、水やりはたっぷりと。水切れしてしまうとダメージが大きいので、乾燥しないように育てましょう。特に、夏は乾燥しやすいので朝・夕の2回水やりを行います。冬に地上部が枯れても根は生きているので、春になると新芽が出ます。つい水やりを忘れてしまいがちですが、土が乾いたら水をあげるようにしましょう。
ヒューケラには、銅葉や明るいオレンジ、赤、黄緑、斑入りなど、さまざまな葉の色を持つ品種があります。5月~6月頃になると小さな花を咲かせますが、葉色が豊富なため、花を観賞するよりも葉を鑑賞する植物として扱われるほうが多いようです。
庭や寄せ植えをちょっと大人っぽくしたいときに便利なのが、銅葉のヒューケラ。日陰を明るくしたければ黄緑色や斑入りの葉を選ぶとよいでしょう。
ハツユキカズラ
via www.photo-ac.com
白やピンクの葉が美しいハツユキカズラ。キョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑つる性植物で、別名を斑入りテイカカズラと言います。
つる性ですが、こんもりと草丈30cmほどに茂り、グラウンドカバーにぴったり。地面を覆うように広がります。
ハツユキカズラをよく見ると、一株の中でも斑入りや単色のグリーンの葉に、白やピンクの葉が混ざっていることがわかります。実は、ハツユキカズラの白やピンクの葉は、春から秋にかけて出る新芽。そのため、刈り込まずにいると、そのうち緑の葉だけになってしまうので要注意です。植えてあったハツユキカズラが、いつの間にか緑一色になってしまっているという方は、刈り込みを行って新芽を出させましょう。
春~秋であれば、刈り込みの時期にはあまりこだわらなくても大丈夫です。ちょっと伸びて混みあってきたら切り戻しましょう。伸びてくるとつるが絡まるので、まとめてバサッと切り戻します。切り戻しをすることで、株が混みあって蒸れることも防げます。花を楽しみたいときは、花が終わってから切り戻してください。冬の間は刈り込んでも成長しないので、刈り込みは春になるまで待ちましょう。
美しい白い新芽が目立ちますが、秋になると紅葉してまた違った美しさを見せてくれます。
ハツユキカズラは半日陰~日当たりのよい場所に適応していますが、新芽を美しく発色させるには日当たりのよい場所で育てるのがおすすめです。ただ、夏の直射日光で葉焼けしてしまうことがあるので、日よけになるものがあると安心です。落葉樹の下などに植えて夏の間は日陰になるようにしてもいいですね。
ハツユキカズラは、日当たりに加えて肥料や水をきちんと与えると美しい葉色を楽しめます。肥料は、緩効性化成肥料か液体肥料がよいでしょう。
つる性ですが、こんもりと草丈30cmほどに茂り、グラウンドカバーにぴったり。地面を覆うように広がります。
ハツユキカズラをよく見ると、一株の中でも斑入りや単色のグリーンの葉に、白やピンクの葉が混ざっていることがわかります。実は、ハツユキカズラの白やピンクの葉は、春から秋にかけて出る新芽。そのため、刈り込まずにいると、そのうち緑の葉だけになってしまうので要注意です。植えてあったハツユキカズラが、いつの間にか緑一色になってしまっているという方は、刈り込みを行って新芽を出させましょう。
春~秋であれば、刈り込みの時期にはあまりこだわらなくても大丈夫です。ちょっと伸びて混みあってきたら切り戻しましょう。伸びてくるとつるが絡まるので、まとめてバサッと切り戻します。切り戻しをすることで、株が混みあって蒸れることも防げます。花を楽しみたいときは、花が終わってから切り戻してください。冬の間は刈り込んでも成長しないので、刈り込みは春になるまで待ちましょう。
美しい白い新芽が目立ちますが、秋になると紅葉してまた違った美しさを見せてくれます。
ハツユキカズラは半日陰~日当たりのよい場所に適応していますが、新芽を美しく発色させるには日当たりのよい場所で育てるのがおすすめです。ただ、夏の直射日光で葉焼けしてしまうことがあるので、日よけになるものがあると安心です。落葉樹の下などに植えて夏の間は日陰になるようにしてもいいですね。
ハツユキカズラは、日当たりに加えて肥料や水をきちんと与えると美しい葉色を楽しめます。肥料は、緩効性化成肥料か液体肥料がよいでしょう。
アジュガ
濃いパープル系の葉と紫色の花が落ち着いた雰囲気のアジュガ。シソ科の常緑多年草です。和風の庭にも洋風の庭にもよく合います。
アジュガはとても丈夫で、半日陰でも日当たりの良い場所でもよく育ちますが、非常に耐陰性が強いため、どちらかというと半日陰に植えて楽しみたい植物です。地下茎を伸ばして広がるので、芝生の縁などに植えるといつの間にか芝生に入り込んで困ることもあります。
グリーン一色で暗くなりがちな日当たりの悪い場所に変化をつけることができるため、大人っぽくしたいときのポイントとして植えるのもおすすめです。
アジュガは乾燥に弱いので、水やりには多少気を使いましょう。特に、夏場はしっかりと水を与えるようにしてください。混みあって蒸れてくる場合は、少し間引きを行います。
寒さには強いのですが、霜に当たると地上部が枯れてしまいます。寄せ植えの場合は、冬の間は軒下など霜の降りない場所に入れておきましょう。もし地上部が枯れても春になるとまた新芽が出てくるので、乾燥に注意してそのまま育ててください。
アジュガはとても丈夫で、半日陰でも日当たりの良い場所でもよく育ちますが、非常に耐陰性が強いため、どちらかというと半日陰に植えて楽しみたい植物です。地下茎を伸ばして広がるので、芝生の縁などに植えるといつの間にか芝生に入り込んで困ることもあります。
グリーン一色で暗くなりがちな日当たりの悪い場所に変化をつけることができるため、大人っぽくしたいときのポイントとして植えるのもおすすめです。
アジュガは乾燥に弱いので、水やりには多少気を使いましょう。特に、夏場はしっかりと水を与えるようにしてください。混みあって蒸れてくる場合は、少し間引きを行います。
寒さには強いのですが、霜に当たると地上部が枯れてしまいます。寄せ植えの場合は、冬の間は軒下など霜の降りない場所に入れておきましょう。もし地上部が枯れても春になるとまた新芽が出てくるので、乾燥に注意してそのまま育ててください。
シロタエギク
グリーンの中でも上品なアクセントになりひときわ目を引くのが、シルバーリーフと呼ばれる銀色がかった葉を持つ植物。中でも、手に入れやすいのがシロタエギク(ダスティーミラー)です。キク科の多年草で、冬の庭や寄せ植えを明るく彩ります。特に、葉牡丹やパンジーと合わせると上品にまとまります。
シロタエギクよりも繊細なイメージの葉を持つシルバーレースもおすすめです。
なんとなく日陰で育つイメージがあるかもしれませんが、日当たりの良い場所が大好き。日当たりの良い場所に植えるとしっかりした株に育ちます。
シロタエギクよりも繊細なイメージの葉を持つシルバーレースもおすすめです。
なんとなく日陰で育つイメージがあるかもしれませんが、日当たりの良い場所が大好き。日当たりの良い場所に植えるとしっかりした株に育ちます。
ヒペリカム
ヒペリカムはオトギリソウ科の落葉または常緑低木です。ヒペリカム・カリキナムや、クリーム色の斑が入るヒペリカム・トリカラーなど、品種によっては落葉せずに美しい葉色を楽しむことができます。特に、トリカラーは低温期に葉が赤く色付き、冬の庭を明るく彩ります。
日当たりの良い場所~半日陰を好み、耐寒性・耐暑性ともに優れています。低木のヒペリカムは高さ15cm~50cmほどで茂るため、グラウンドカバーとして利用されることも多い植物です。初夏に咲く黄色い花も美しいものです。
日当たりの良い場所~半日陰を好み、耐寒性・耐暑性ともに優れています。低木のヒペリカムは高さ15cm~50cmほどで茂るため、グラウンドカバーとして利用されることも多い植物です。初夏に咲く黄色い花も美しいものです。
オタフクナンテン
via www.photo-ac.com
オタフクナンテンは、常緑低木のメギ科の植物で、ナンテンの矮性種。別名をゴシキナンテンと言います。樹高は20cm~50cmほどとあまり大きくならないため、庭に植えても扱いやすいのが特徴です。
オタフクナンテンは、晩秋の紅葉が見事。モミジなど紅葉する高木は植えられないけれど、美しい紅葉は楽しみたいという時にもおすすめです。和のイメージがありますが、ナチュラルガーデンにもよく似合います。
日当たりの良い場所~半日陰で育ちますが、葉色を美しくしたい場合は、日当たりの良い場所に植えるとよいでしょう。
成長はあまり早くないため、剪定の手間などもかかりません。背が高くなりすぎた場合のみ、刈り込むとよいでしょう。
オタフクナンテンは、晩秋の紅葉が見事。モミジなど紅葉する高木は植えられないけれど、美しい紅葉は楽しみたいという時にもおすすめです。和のイメージがありますが、ナチュラルガーデンにもよく似合います。
日当たりの良い場所~半日陰で育ちますが、葉色を美しくしたい場合は、日当たりの良い場所に植えるとよいでしょう。
成長はあまり早くないため、剪定の手間などもかかりません。背が高くなりすぎた場合のみ、刈り込むとよいでしょう。
季節によって楽しめるカラーリーフ
コリウス
鮮やかな葉色が魅力のカラーリーフがコリウス。シソ科コリウス属の植物で、赤や黄緑色、黄緑に赤色の斑入りなど個性的な葉色が多く、好き嫌いがはっきりと分かれるかもしれません。
高温多湿の日本の夏にも耐えることができるので、夏の花壇や寄せ植えに欠かせません。一方、寒さには弱いため一年草として扱うことが多いですが、本来は多年草。冬も暖かい環境であれば、翌年も葉を楽しめます。
コリウスの生育に適しているのは、半日陰~日当たりの良い場所です。よく日に当てて育てることで、葉色が美しいしっかりした株に育ちます。ただ、真夏の直射日光に当たると葉焼けしてしまうことがあるので注意しましょう。
向いている生育場所は、明るい落葉樹の下やベランダなど。水切れしないように気をつければ、あとは特に大変なことはありません。初心者でも簡単に栽培できるのでおすすめです。
こんもりとした姿に育てるには、摘心をして脇芽を増やしましょう。ボリュームのある株に育ちます。
コリウスだけ植えても十分見ごたえがありますが、マリーゴールドなど鮮やかな花と組み合わせても素敵です。
高温多湿の日本の夏にも耐えることができるので、夏の花壇や寄せ植えに欠かせません。一方、寒さには弱いため一年草として扱うことが多いですが、本来は多年草。冬も暖かい環境であれば、翌年も葉を楽しめます。
コリウスの生育に適しているのは、半日陰~日当たりの良い場所です。よく日に当てて育てることで、葉色が美しいしっかりした株に育ちます。ただ、真夏の直射日光に当たると葉焼けしてしまうことがあるので注意しましょう。
向いている生育場所は、明るい落葉樹の下やベランダなど。水切れしないように気をつければ、あとは特に大変なことはありません。初心者でも簡単に栽培できるのでおすすめです。
こんもりとした姿に育てるには、摘心をして脇芽を増やしましょう。ボリュームのある株に育ちます。
コリウスだけ植えても十分見ごたえがありますが、マリーゴールドなど鮮やかな花と組み合わせても素敵です。
ギボウシ(ホスタ)
やはりカラーリーフの定番、ホスタ。ユリ科ギボウシ属の多年草です。常緑ではありませんが、葉が展開した姿が美しく、色・フォルムともに魅力的。ガーデンを美しく彩ります。淡い紫色の花が咲く姿も素敵です。品種により葉の色は多少異なります。
生育に適した場所は、落葉樹の下などの半日陰。日当たりの良い場所はあまり得意ではありません。夏場の直射日光に当たると葉焼けしてしまうことも。日陰を明るく彩りたいときにおすすめです。鉢植えにして玄関ポーチなどに置いてもいいですね。
葉が広がる姿が美しいので、寄せ植えではなく単植で楽しみましょう。和にも洋にもぴったりで、ナチュラルガーデンにもおすすめです。
生育に適した場所は、落葉樹の下などの半日陰。日当たりの良い場所はあまり得意ではありません。夏場の直射日光に当たると葉焼けしてしまうことも。日陰を明るく彩りたいときにおすすめです。鉢植えにして玄関ポーチなどに置いてもいいですね。
葉が広がる姿が美しいので、寄せ植えではなく単植で楽しみましょう。和にも洋にもぴったりで、ナチュラルガーデンにもおすすめです。
ここに挙げた植物以外にも、ラベンダーやローズマリーなどのハーブや、コニファーなどカラーリーフとしても優秀な植物は多いもの。カラーリーフの図鑑があるほどです。
パープルの葉を使って大人っぽい雰囲気にしたり、斑入りの品種で明るいイメージにしたり。「ちょっと物足りないかも」と思った時は、ぜひカラーリーフプランツを植えてみてください。
パープルの葉を使って大人っぽい雰囲気にしたり、斑入りの品種で明るいイメージにしたり。「ちょっと物足りないかも」と思った時は、ぜひカラーリーフプランツを植えてみてください。