ベランダや屋上でもOK!人工芝でナチュラルガーデンを作ろう

お庭がない家庭でも、ベランダや屋上を利用したガーデニングができます。ちょっとした工夫をしただけで、これまで夢だった芝生ガーデンを実現。初心者でも簡単に始められる、人工芝を使ったミニガーデンの楽しみ方を紹介します。

管理しやすい人工芝

ナチュラルガーデンを作りたい人にとって、やはり緑が美しい芝生のお庭は憧れの存在ではないでしょうか。新緑の季節の芝生を素足で歩くと、とてもリラックスできて気持ちがいいですよね!でも、自宅に芝を敷くほどの庭がない…そんな悩みを持っていて、諦めている人も少なくないかもしれません。

しかし、たとえ広い庭がなくても「人工の芝生」を利用すれば、小さくて狭いベランダや屋上でもナチュラルガーデンが楽しめるのです。

ベランダに向いている人工芝は「水はけの良さ」

ベランダでナチュラルガーデンを楽しむには、人工芝を利用すると「管理しやすい」といったメリットがありますが、それと同時に、1点だけ注意したいことがあります。それは「水はけ」です。

土に生えている天然の芝生なら、水は地面へと吸収してくれますが、ベランダだとそうはいきませんよね。コンクリートなどで出来ているベランダは、当然ですが水の逃げ場が限られています。ですから、人工芝を敷くには水はけのことまで考えてないと、カビや苔などの汚れの原因になりかねないのです。でも、初心者だと「知らなかった!」なんて後悔することもあります。通販や市販の人工芝の中には、水はけを考慮して作られていない商品もあるのです

人工芝で清潔なベランダガーデニング

ベランダのコンクリートも簡単に敷くことが可能な人工芝には、水はけのことも考えて作られた、初心者でも扱いやすい便利なものがあります。植物の管理に必要な水やりは、ベランダであっても必要不可欠です。水やりで流れ出る水には、細かなゴミや土が混ざっていて、回を重ねるごとにきれいだった人工芝も汚れてきます。汚れてきた人工芝は、水をサッと流せばOKなので掃除もらくですよね。せっかくなら、いつも清潔で気持ち良いベランダガーデンを目指しましょう!

水はけ床マット付きだと便利

初めて人工芝を購入するのでよくわからない場合は、水はけのことを考えた「床マット」がセットになっているものを選ぶのがベストです。また、市販の人工芝を直接見て購入できる場合は問題ないですが、通販で購入する場合はしっかりとサイズをチェックする必要があります。便利なベランダ用サイズも用意されているので、大きすぎるものを買ってしまうことがないよう慎重に注文しましょう。

色までリアルなロール人工芝シリーズ

新芝風の表面と枯れた風合いの2重構造!従来の人工芝が通年使用するには少し青すぎるのではないかと考え、枯れ草の割合などを考えてリアルさをトコトン追求しました。

ベランダで楽しむナチュラルガーデン

ベランダに人工芝を敷いたら、いよいよ憧れだったナチュラルガーデンをセンス良く作っていきましょう。ポイントは、ナチュラルガーデンは基本的に「自然」がテーマなので、むき出しのままの手すりやコンクリートはNGです。初心者でも簡単に設置できるガーデニンググッズをそろえると、とてもセンス良くまとまります。

ボーダーフェンスでセンス良く

1、ホワイトカラーのボーダーフェンス

比較的簡単にセンスアップできるガーデニンググッズなら、初心者でもコーディネイトしやすいホワイトカラーのボーダーフェンスを選ぶのがおすすめ。みずみずしいグリーンが美しく映えるので、人工芝を使ったベランダガーデニングにもピッタリです。板状の木材がボーダーになっていることから、観葉植物や花苗を植えた小さなバスケットなど、いくつか並べて吊り下げることも可能。また、ボーダーフェンスに合わせたカラーの棚を合わせ、お好みの植物をたくさん並べるのもおしゃれです。

ボーダーフェンスと棚の組み合わせ

2、ブラウンカラーのボーダーフェンス

ブラウンカラーのボーダーフェンスも、ホワイトと同じように人気のあるガーデニンググッズです。好みなので一概には言えないところですが、ブラウン系のガーデニンググッズを好む方は、ホワイトカラーより少しナチュラル志向の方が多いようですね。大人っぽいシックなガーデニングを目指したい方向けかもしれません。

ただ、ブラウンカラーのボーダーフェンスにもホワイトカラーのボーダーフェンスと同じように棚を付けるとするなら、同じ色合いで統一したほうがベストです。特に、ベランダガーデニングに使用する面積が広めのガーデニンググッズは、「色合いの統一感」が重要です。ベランダガーデニングは狭い場所で楽しむガーデニングですから、ガーデニンググッズの色が多い目の錯覚でより狭く感じてしまうのです。

センス良くベランダでナチュラルガーデンを楽しみたいなら、ガーデニンググッズの色選びはとても重要です。

棚に並べた100均のガーデニング雑貨

近年は、ガーデニング専門店だけでなく、100均に取りそろえられているガーデニング雑貨のクオリティも非常に高くなってきています。中でも、ベランダでナチュラルガーデンを楽しみたい初心者の方にとっては、小さくて扱いやすくて可愛らしい雑貨が多く、デザインも豊富にそろえられていますよね!

人工芝にボーダーフェンス、そして棚を設置したベランダに、ある程度のナチュラルガーデンが完成してしまえば、後は好きな植物やガーデニング雑貨を並べるだけです。観葉植物などの丈夫なものであれば、年々株を増やすこともできます。大きめのものから小さめのものまで、個性的な雑貨に植えて楽しむとさらにセンスの良いベランダガーデニングが楽しめますよ。

100均は、小さめのものであれば、ガーデニング雑貨だけでなく棚も購入できますよね。しかも、ベランダガーデニングは限られたスペースで楽しむガーデニングなので、棚も雑貨も小さめだとキュートなイメージにまとめられます。ボーダーフェンスや棚を利用した楽しみ方だけでなく、小さな空き瓶などにお花やグリーンを挿し、吊るして楽しむ空中ガーデニングもステキですよ!

多肉植物もベランダなら管理しやすい

小さめの鉢で楽しむガーデニングで人気なのが多肉植物。観葉植物とともに、ベランダでナチュラルガーデニングをするのにとてもおすすめの植物です。多肉植物は、それほど水やりに神経質にならなくても良いので管理しやすいのが特徴な反面、雨ざらしなど湿気が苦手。さらに、日当たりが良いところは好きなのですが、直射日光が強すぎると葉焼けしてしまうという難点も。

その点、ベランダガーデニングは雨も防げて、直射日光も避けることができます。もし屋上で楽しむなら、ボーダーフェンスに棚を設置し、そこにちょっとした屋根のようなものを設置してあげると苗が弱らずに済みますよ。

多肉植物は、観葉植物と同様に比較的丈夫な植物なため、株を増やしやすいのが特徴です。こぼれた葉っぱから根を付けたり、切った枝からも根を付けます。自分でも小さな苗を作れるので、小さめのガーデニング雑貨に植えても良いですし、いろんな種類の多肉植物で寄せ植えも出来ます。センス良く棚に並べて飾ってみたり吊るして楽しんだりすると、ロマンティックでステキですよ!

アンティークなヴィンテージ雑貨もおしゃれ

ベランダで楽しむナチュラルガーデンを、さらにセンス良くコーディネイトするなら、アンティークなヴィンテージ雑貨もおしゃれです。新品さを感じさせないアンティークさが、ガーデニングのセンスを際立たせます。人工芝のグリーンさと相まって、ますますナチュラル感を演出することができるので、もし見つけたら手にいれたほうがGOOD!植物と一緒に、ただ並べて置くだけでもステキなので、ベランダガーデニングに慣れてきたらぜひチャレンジしてみましょう。

プレートを利用した手作り雑貨

ここまでで、狭いベランダでのナチュラルガーデニングも、いよいよ形になってきたのではと思います。せっかくなら、プレートを利用した手作りのガーデニング雑貨も飾ってみましょう!プレートは、市販のものでOK。木材であれば、よりGOODです。手書きで「Welcome to my Garden」などと書くと、温かみにあるウェルカムボードが簡単に作れますよ。

人工芝でナチュラルなガーデンライフを

人工芝を使うと、なんとなく自然な感じにならないのでは?と思いがちかもしれませんが、決してそんなことはありません。フェンスや棚、アンティーク雑貨などのガーデニング用品をバランスよく組み合わせることによって、想像以上にステキなナチュラルガーデニングが楽しめます。限られたスペースでも思う存分楽しめる、自分らしいナチュラルガーデンを作っていけたらステキですね!