多肉植物とは
植物を育てることが好きな人なら、多肉植物という名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。多肉植物は暑い地域で生育しており、あまり手入れの必要が少ないので育てやすい植物です。多肉植物の種類は50以上あり、サボテンも多肉植物のひとつです。色は緑をはじめ、赤、黄など多くの種類があります。
多肉植物にはどんなタイプがあるの?
多肉植物はもともと雨が少ない場所で生育している植物なので、日本のように四季がある場合は成長する時期や休眠する時期があります。その時期に合わせて、水のやり方や肥料のやり方を変えていく必要があります。それぞれの季節ごとの特徴を知ってうまく育てていきましょう。
春秋型
春と秋に成長するタイプです。春や秋のように、温度が10~25℃という時期に育ちやすく、夏の暑い時期や冬の寒い時期にはあまり成長しません。
・育て方
多肉植物は乾燥を好むので光を好みますが、種類によってはうまく育たないこともあります。夏の間は休眠させ、水やりを控えめにするようにします。
エケベリアやセダム・ドラゴンズ・ブラッドなどがあります。
・育て方
多肉植物は乾燥を好むので光を好みますが、種類によってはうまく育たないこともあります。夏の間は休眠させ、水やりを控えめにするようにします。
エケベリアやセダム・ドラゴンズ・ブラッドなどがあります。
夏型
夏に成長するタイプです。夏の暑い時期で温度は20~30℃の間によく育ちます。夏型でも暑くなるほどよく育つものや、逆に悪くなるものがあります。春と秋の穏やかな季節にはゆっくりと成長します。冬の寒い時期は休眠します。
・育て方
夏の暑い時期によく育つタイプなので、日光が良く当たる場所に置き、水のやりすぎや蒸れないように鉢にも気を付けます。
サボテンやアロエ、カランコエなどがあります。
・育て方
夏の暑い時期によく育つタイプなので、日光が良く当たる場所に置き、水のやりすぎや蒸れないように鉢にも気を付けます。
サボテンやアロエ、カランコエなどがあります。
冬型
多肉植物は暑い時期だけに育つと思いがちですが、冬に育つものもあります。5℃~20℃の間に育ちます。冬の間でも室内が高温で多湿であると成長が止まります。
・育て方
冬は少し寒い部屋に置きますが、あまりにも寒い冷気など当たらないようにします。夏の間は休眠しているので日光を避けて、日陰におきます。
リトープスやオントナ、コノフィスムなどがあります。
・育て方
冬は少し寒い部屋に置きますが、あまりにも寒い冷気など当たらないようにします。夏の間は休眠しているので日光を避けて、日陰におきます。
リトープスやオントナ、コノフィスムなどがあります。
多肉植物の土選びや肥料とは
多肉植物は乾燥した地域で育つ植物なので、それほど水を必要としません。しかし、普通の土とは違い、水はけのよい土を選ぶことが大切です。最初は専用の土を使うと失敗しにくいです。
土選び
多肉植物は園芸店で専用の土が販売されています。初心者の方は市販のものを使うと便利です。休眠中は水を吸水しないので、水はけのよい土を選びます。
肥料
多肉植物は肥料は普通の植物に比べて少なめです。肥料を上げるのは成長しているときだけです。肥料は大体2ヶ月に1度くらいにし、マグアンプなどの緩効性肥料を与えます。液体タイプの即効性肥料は1週間に1度にします。
多肉植物は置く場所や水やりはどれくらいするの?
多肉植物は強い光を好むものも多いですが、先ほど紹介した、春秋型、夏型、冬型によって置く場所や水やりの頻度がちがいます。
春秋型
・置き場所
春と秋の成長する時期は、風通しのよく日光がよくあたる場所に置く。
夏で雨の降る時期は雨が当たらないように日陰に置き日光は避ける。
冬は5℃~8℃を維持し、日光の当たる部屋の中に置く。
・水やり
春と秋は土の表面が乾いたら、水をたっぷりと与える。
夏と冬はあまり水を与えず、2週間に1度くらい葉水を与える。
春と秋の成長する時期は、風通しのよく日光がよくあたる場所に置く。
夏で雨の降る時期は雨が当たらないように日陰に置き日光は避ける。
冬は5℃~8℃を維持し、日光の当たる部屋の中に置く。
・水やり
春と秋は土の表面が乾いたら、水をたっぷりと与える。
夏と冬はあまり水を与えず、2週間に1度くらい葉水を与える。
夏型
・置き場所
春と秋は日光を徐々に当てる時間を増やしていく。
夏は風通しの良い日光の当たる場所に置く。
冬は5℃~8℃を維持し、部屋の中で日光の当たる場所に置く。
・水やり
春は4月から徐々に水の量を増やしていく。
夏は土の表面が乾いたら夕方から夜にかけてたっぷりと与える。
秋は9月から徐々に水を減らしていく。
冬はできるだけ乾燥させる。
春と秋は日光を徐々に当てる時間を増やしていく。
夏は風通しの良い日光の当たる場所に置く。
冬は5℃~8℃を維持し、部屋の中で日光の当たる場所に置く。
・水やり
春は4月から徐々に水の量を増やしていく。
夏は土の表面が乾いたら夕方から夜にかけてたっぷりと与える。
秋は9月から徐々に水を減らしていく。
冬はできるだけ乾燥させる。
冬型
・置き場所
春と秋は温度に徐々に慣らしていき日光を当てる時間を増やしていく。
夏は雨が当たらない場所におき、風通しをよくする。
冬は日光が当たる部屋の中に置き、土の中が蒸れないようにする。
・水やり
春は5月から徐々に減らしていく。
夏は9月まで水を与えない。
秋は9月から少しずつ増やしていく。
冬は土の表面が乾いたらたっぷりと与える。できるだけ暖かい日中に与えるようにする。
春と秋は温度に徐々に慣らしていき日光を当てる時間を増やしていく。
夏は雨が当たらない場所におき、風通しをよくする。
冬は日光が当たる部屋の中に置き、土の中が蒸れないようにする。
・水やり
春は5月から徐々に減らしていく。
夏は9月まで水を与えない。
秋は9月から少しずつ増やしていく。
冬は土の表面が乾いたらたっぷりと与える。できるだけ暖かい日中に与えるようにする。
多肉植物の植える方法
多肉植物を植える方法は簡単そうに見えますが、小さなものを植えるのは少し難しい場合があります。小さな入れ物に敷き詰めるように多肉植物を入れるときは、ピンセットを準備しておきましょう。多肉植物に使う砂はサラサラしているので、植えにくいかもしれません。最初はしっかりと埋まっていなくてもしばらくすると根がしっかりとしていきます。
準備するもの
鉢(トマト缶などの空き缶でも代用できます。)
多肉植物用の砂
スコップ
鉢底ネット
鉢底石
ピンセット(小さな多肉植物を植える時にあると便利です。)
割りばし
多肉植物用の砂
スコップ
鉢底ネット
鉢底石
ピンセット(小さな多肉植物を植える時にあると便利です。)
割りばし
植える方法
1. 鉢のそこに鉢底石や鉢底ネットを置きます。
2. 砂を3分の1程度入れます。
3. 購入してきたポットから多肉植物を取り出し、根っこの部分の砂を軽く落とします。
4. 一つの鉢にいくつかの多肉植物を植える場合は、植える前にデザインを決めておきます。
5. 砂の上に多肉植物を大きい物から順番にいれていきます。小さいものはピンセットを使うと便利です。
6. 最後にすきまに砂を入れていきます。上からかぶせた砂は指や割りばしでしっかりと固めておきます。
2. 砂を3分の1程度入れます。
3. 購入してきたポットから多肉植物を取り出し、根っこの部分の砂を軽く落とします。
4. 一つの鉢にいくつかの多肉植物を植える場合は、植える前にデザインを決めておきます。
5. 砂の上に多肉植物を大きい物から順番にいれていきます。小さいものはピンセットを使うと便利です。
6. 最後にすきまに砂を入れていきます。上からかぶせた砂は指や割りばしでしっかりと固めておきます。
多肉植物を増やす方法とは。葉挿しとはどうやってするの?
多肉植物は他の植物よりも簡単に増やすことができます。一度園芸店で買って育てて大きくなりすぎることがあります。そのような場合は葉挿しをおこないます。うまくいくとまた多肉植物がたくさん育てることもできます。
葉挿しの方法
初めて葉挿しをする人は、エケベリアやセダムなどがおすすめです。植え替えるときにとれてしまった葉をそのまま土の上に置いておくだけでも育ちます。
1. 容器に土を入れます。
2. 大きくなった多肉植物の葉の付け根の部分からゆっくりといくつかとります。
3. とれたものを土の上に置くだけで育ちます。しばらくすると小さな芽がついていきます。
1. 容器に土を入れます。
2. 大きくなった多肉植物の葉の付け根の部分からゆっくりといくつかとります。
3. とれたものを土の上に置くだけで育ちます。しばらくすると小さな芽がついていきます。
株わけの方法
株分けは、アガぺやハオルチアが向いています。育ちすぎて大きくなりすぎて鉢に入らなくなってしまったものを株分けをすることで、また新しく別に同じものを育てることができます。葉挿しと違うのは土に植えているところです。
1. 乾燥した状態の多肉植物を根元から引き抜きます。
2. 根っこの部分をほぐして小さな子株を切り分けます。
3. 新しい土に根っこから植えていきます。小さな多肉植物の場合は、ピンセットを使い土に立てるように植えていきます。
1. 乾燥した状態の多肉植物を根元から引き抜きます。
2. 根っこの部分をほぐして小さな子株を切り分けます。
3. 新しい土に根っこから植えていきます。小さな多肉植物の場合は、ピンセットを使い土に立てるように植えていきます。
多肉植物は簡単に増やすことができデザインが楽しめる
園芸店や手作りのお店で多肉植物がかわいく植えられているのを見て、欲しくなることがあると思います。今までは少し難しいかな?と思っていた方は一度自分で植えてみましょう。自分で植えた方がコストもかからないですし、簡単に増やすことができるのでおすすめです。