これで冬でもきれいな花を楽しめる!ナチュラルガーデンにおすすめの植物を紹介

冬に咲く花といえば、シクラメン・クリスマスローズなどとても上品な花を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。春や夏に比べて咲く花の数は少ないですが、寒い冬でもきれいな花を育てて楽しんでいきましょう。

冬に育ててみたくなるおすすめの花を紹介

冬は花が育てにくいと思っていませんか?
または、冬はいつも庭ではなにも育てていないという方も多いかもしれません。

実は、冬でも育てにくい花もあれば、冬しか育てられない花もあります。
できればいろんな花を一年中楽しんでいきたいですね。

ホームセンターで売っていた花を育ててみたけれど、育たなかった人はお手入れ方法が間違っていたのかもしれません。
今回は、冬に育つ花や、気をつけたいお手入れ方法を紹介していきますので、参考にしてください。

冬に育てられるのはどんな花?

夏にたくさん咲いた花も、秋になれば徐々に枯れていき気温も少しずつ下がっていきます。植物も同じように休眠状態になる花もありますが、寒さに強い花もあります。そんな冬でも楽しめる花を紹介していきます。

クリスマスローズ

<冬の庭にひっそりと美しい花を咲かす>

品種:キンボウゲ科
分類:耐寒性多年草
花が咲く時期:2月~4月

クリスマスローズは、冬でも長い間楽しむことができる貴重な花です。耐寒性はありますが、雪や霜には弱い植物です。しばらく育てていると葉が黒くなっていくので、こまめに手入れをしましょう。土の表面が乾燥したら水やりをします。

シクラメン

<小さな花が集まり、枯れにくく育てやすい花>

品種:サクラソウ科
分類:秋植え球根
花が咲く時期:11月~3月

冬が近づくと、一斉に売りに出される花です。シクラメンでもいくつか種類があり、庭で育てられ寒さに強いシクラメンや、部屋の中で育てるシクラメンがあります。
最近ではガーデンシクラメンを育てやすいように改良されたものが販売されています。

パンジー

<いくつかのスミレを合わせて改良された植物>

品種:スミレ科
分類:スミレ
花が咲く時期:11月~5月

パンジーは、一般的にとても多く販売されている植物で、育てやすく色も豊富です。初心者でも育てやすく、地植えや鉢でも育てられます。日光をこのむので日当たりのよい場所に植えます。水やりも乾燥気味にしましょう。

ビオラ

<パンジーに比べて小さな花がビオラといわれている>

品種:スミレ科
分類:一年草
花が咲く時期:10月~5月

一般的にパンジーに比べて小さな花がビオラといわれていますが、最近ではきちんとした区別はされていないようです。パンジーと同じでビオラも冬には、とてもたくさん販売されています。

ハボタン

<和風にも洋風にも合う、脇役にもなるハボタン>

品種:アブラナ科
分類:秋まき一年草
育つ時期:11月~2月

ハボタンは、冬の寂しい鉢や庭を鮮やかにしてくれる植物です。紅白の色や緑色など色合いも華やかで、大きさも小さいミニハボタンから大きいサイズのものまであります。元々は、キャベツと同様の野菜だったものが、お庭を彩る観賞用として育てられるようになりました。

カランコエ

<カラフルで小さな花を楽しめ、葉の形にも特徴がある>

品種:多肉植物
分類:多年草
育つ時期:1月~5月

多肉植物の一種で、乾燥に強い植物です。横に大きく育たないので、狭い場所でも育てられます。白・黄・オレンジ色などの花を咲かせます。多肉植物はもともとあまり水を必要としないので、控えめにあげるようにしましょう。

シャコバサボテン

<平べったい肉厚の葉にぎざぎざがあり花を咲かす>

品種:サボテン科
花が咲く時期:9月~12月

デンマーク・カクタスといえば、知っている方いるのではないでしょうか?冬の間色鮮やかな花を咲かせるサボテンです。ボリュームがかなり出るので見ごたえはあります。サボテン科なので、寒い場所は苦手です。昼間は外に出しても大丈夫ですが、夜は家の中にいれておきましょう。

ベゴニア

<ボリューム感アップで品種によっては一年中楽しめる>

品種:シュウカイドウ科
分類:半耐寒性多年草
育つ時期:3月~11月

品種によれば一年中花を楽しめます。ただし耐寒性ですがそれほど強くないので、寒い日は家の中にいれるようにします。ハンギングや鉢植えに植えるようにしましょう。

冬に花を育てるときの注意点

寒さに弱い花は鉢植えにして家に入れる

カランコエ・シャコバサボテン・ベゴニアなどは、乾燥に強いですが、寒さには弱い植物です。寒い日はできるだけ家の中に入れておきましょう。また、家の中でも窓のそばは室内の中でも一番冷えています。どうしても窓のそばに置きたい場合は、断熱シートなどで窓を保護しておきましょう。

逆に、暖房が当たりすぎる場所も枯れてしまう原因になります。適度に温度調節ができる場所を選んでおくようにしましょう。また、家の中でもできれば日光が入る場所におくとよいでしょう。

直植えにしている花は、寒さ対策が必要

直植えにしている植物も、雪や霜が出てきたら、防寒対策をしておきましょう。ホームセンターにいろいろな防寒対策グッズが販売されています。いくつかのグッズを紹介します。

・藁(わら)
農家などが近くにあれば、わらをもらえるかもしれませんが、ホームセンターでも販売しているお店もあります。土の表面をふわっと覆えるので空気の通りがよくなります。ただし見た目が気になる人もいるかもしれません。

・腐葉土
ホームセンターに売っている腐葉土を藁の代わりに置くといった方法もあります。腐葉土は軽い土ですし、見た目も土に近いので違和感はありません。また、そのまま使いつづけられます。

・バークチップやウッドチップ
これもホームセンターで販売しています。見た目もよく、空気の通りもよいので、防寒対策に向いています。ただし、すこし高価な場合もあります。

・落ち葉
無料で手に入れるには、落ち葉がおすすめです。近くに公園があれば拾ってくることもできるでしょう。ただし、害虫や病気が混ざってしまうかもしれません。

水やりは控えめに

真夏は毎日水やりが必要な場合もありますが、冬はあまり頻繁にやる必要はありません。逆にあげると土の表面が凍ってしまい、植物が枯れてしまいます。冬の水やりは、天気のいい暖かい昼間にあげるようにしましょう。土の表面が乾くまで、水やりをする必要はありません。

冬に向いている花を植えて、色とりどりの花を楽しんでいこう

冬でもきれいに花を咲かせる植物はたくさんあります。寒い場所でも育つ植物を選び、寒い日は家の中に移動できるように、鉢に植えるなど工夫をしておきましょう。また、霜や雪に備えて防寒対策をしておくことも大切です。