ベランダやガーデンでちょっと優雅に。グランピング気分を楽しもう!

ちょっと優雅に過ごすアウトドアスタイルがグランピング。本来は贅沢に過ごすキャンプを指していますが、家のベランダやガーデンでもこのエッセンスを取り入れてみてはいかがでしょうか。居心地の良いアウトドアリビングの作り方や、ベランダやガーデンでのグランピングスタイルに取り入れたいアイテムなどをご紹介します。

グランピングって?

グランピングとは、グラマラスとキャンピングを掛け合わせた言葉。テントで寝袋に包まるキャンプではなく、もっと優雅で贅沢なキャンプスタイルのことを指します。

同じテントでも、遊牧民のゲルのように居心地よくクッションやラグを敷いたり、贅沢な食材を使ったバーベキューやアウトドア料理を楽しんだり。焚火を囲んで星空を眺める、のんびりハンモックでくつろぐというのもいいですよね。日常とは異なるアウトドア空間ながら、ラグジュアリーで居心地の良さを感じられるのがグランピングです。

そんなグランピングのエッセンスを、家の庭やベランダにも取り入れてみましょう。特にガーデンで贅沢な時間を過ごしたいけれど、夏の間は蚊などの虫がちょっと気になるという人には、気温が下がる秋は、蚊もいなくなりアウトドアで過ごしやすくなるのでおすすめです。

気軽にアウトドア気分を味わえるグランピングスタイルの空間は、言ってみればアウトドアリビング。植物に囲まれたリビングのような作りにして、自然を感じながら快適に過ごすことを意識してみましょう。

居心地が良いオープンカフェのような空間にすれば、休日のブランチや週末の夜を素敵に過ごせそう。みんなでバーベキューを楽しめるような空間もいいですね。

庭やベランダでどんなことをしたいかイメージしてみましょう

グランピングのエッセンスを取り入れる前に、まずは庭やベランダでどんなことをしたいのか、どのような雰囲気にしたいのか、はっきりしたイメージを作ってみるといいようです。

例えば、ベランダをリビングのようにして、お天気のいい日は食事や読書を楽しむ場所にしたい、あるいはゆっくりお酒を傾ける場所にしたいなど、具体的にイメージしてみましょう。ガーデンだったら、ハンモックを置きたい!バーベキューを楽しみたい!という人もいるのではないでしょうか。

高級リゾートのようにしたければ、屋外用のソファーなど高級感のあるグッズを取り入れてグランピングスタイルを完成させましょう。

もっとナチュラルな雰囲気が好みであれば、ガーデン用のウッドチェアやテーブルを置いて、自然素材の布やラグなどで雰囲気を盛り上げると素敵です。

夜になったらランタンの灯りをともしてリラックスしたい!という場合は、鉢植えの植物をライトアップするのもいいですよね。

イメージに近づけるために必要なものは?

イメージ通りのグランピングスタイルを楽しむために、まずはガーデンファニチャーを置く場所をどうするか考えます。
リビングからつながったウッドデッキがあればいいですが、ない場合は庭の一部を芝生にしたり、DIYでレンガやテラコッタタイルを敷いたスペースを作ったりしてみてはいかがでしょうか。
ベランダの場合、ウッドパネルを敷いて室内とつなげればアウトドアリビングの床が完成します。もうひとつのリビングのつもりで居心地よいスペースにしましょう。

ベースができたら、ガーデンファニチャーを置いてみます。さらに、クッションやラグ、鉢植えの植物などのアイテムで空間を作り上げていきましょう。

最近は、ベランダ用のウッドパネルやアウトドア用のチェアなど、グランピングスタイルにも取り入れることができるグッズが手軽に手に入るようになりました。近くにショップがなくても、気に入ったものがあればインターネットの通販で探してみるといいですね。

目隠しにもなる植物はどんなものを選ぶ?

せっかく居心地よいスペースを作っても、周りの家や道路から見えてしまうとくつろいで過ごせませんよね。もし視線が気になるときは、植栽で目隠しをしてしまいましょう。

芝生やレンガを敷いたスペースを囲むように植栽の位置を工夫して配置します。このとき、高いものと低いものを織り交ぜるのがポイントです。ところどころに木陰を作る木を植えておくと、雑木林の中でくつろいでいるようなガーデンになり、高さが出て目隠しにもなります。
コニファーなどの針葉樹やキンモクセイなどの常緑広葉樹は、1年を通して目隠しになるので、周りから見えて気になる場所にピンポイントで植えるとよいでしょう。

建物の近くやバーベキュースペースの周りなどにおすすめなのは、夏は木陰、冬は陽だまりを作ってくれるモミジやハナミズキなどの落葉広葉樹です。葉が落ちている間は目隠しになりませんが、その分、庭が明るくなります。葉が落ちている間の目隠しには、ウッドフェンスなどを上手に取り入れるとよいでしょう。

リビングとつなげて楽しむベランダ・グランピング

グランピングスタイルの中でも特に人気のあるのが、ベランダ・グランピング。それまであまり使っていなかったベランダも、本を読んだりお茶を飲んだりできるくつろぎの場に変わります。マンションのベランダやテラスをアウトドアリビングのように使えるので、生活空間も広がり開放感もたっぷり!高級リゾートのようなラグジュアリーな家具を置けば、いつでもリゾート気分を味わえますよ。

ポイントは、床の高さや雰囲気をリビングのようにしてしまうこと。ウッドパネルや人工芝、テラコッタタイルなどを使えば、簡単にベランダの床をリビングのように変えられます。工事も必要ないので手軽なのに、見た目が大きく変わるので満足感も高いのではないでしょうか。

気をつけたいのが避難経路の確保。上の階から下りてくるような作りや、ベランダの仕切り板を取り外すようになっている場合は、それを妨げる物の設置はできません。マンションの規約にも注意しましょう。
また、ベランダに敷く床材の高さがリビングよりも高くなってしまうと、雨が降った時に部屋の中に水が入ってしまうことも考えられます。ベランダに直接土を盛って植物を植えることもできません。
鉢植えで背の高い木を植える時は、落ち葉が下に落ちたり他の部屋に入ったりしないように気をつけましょう。

グランピングに取り入れたいおすすめのアイテム

レンガやテラコッタタイル

庭の一部にレンガやテラコッタタイルを敷いて、ガーデンチェアなどを置くスペースを作るのもおすすめです。芝生の庭に置いてもいいですが、はっきりとスペースを分けられるので周りの植栽のデザインもしやすくなるのです。
テラコッタタイルはシンプルモダンな家にもよく合います。カントリー風やフレンチスタイルが好みであれば、アンティークレンガなどを使って作ってみてはいかがでしょうか。バーベキューコーナーにもおすすめです。

ウッドデッキ

あらかじめウッドデッキがあれば、アウトドアリビングとして使えるためグランピングスタイルも取り入れやすいのではないでしょうか。新たに設置する場合は、リビングからつなげて庭の一部分をウッドデッキにするだけでなく、庭全体をウッドデッキで覆ってアウトドアダイニングとしてしまうという方法もあります。

なんとなくウッドデッキにしたけれど、有効活用していないということもあるのでは?そんな場合は、ガーデンチェアやテーブルを設置して、まずは使える場所にしてしまいましょう。

ジョイント式のタイル

テラコッタタイルの床に憧れるけれど、ベランダに敷くのは大変…。水はけが気になる…。という場合におすすめなのが、テラコッタや天然木などのジョイント式のタイル。設置が簡単で工事も不要。手軽にベランダの雰囲気を変えることができます。タイルの裏に足がついているため、直接タイルを敷く場合に比べるとベランダの防水層などを傷めにくいので安心です。あっという間にラグジュアリーなアウトドアリビングが完成します。

人工芝

ベランダを芝生の庭のような雰囲気にしてくれる人工芝。メリットは、1年中枯れることがなく、メンテナンスフリーということ。本物の芝のように見える枯葉まで入ったリアルな人工芝もあり、あっという間にベランダに庭が完成します。ウッドパネルなどと組み合わせてもいいですね。
人工芝には、シート状になっているタイプとジョイント式のパネルタイプがあります。シート状の人工芝の水はけが悪いという問題がありますが、これを解決してくれる、シート状人工芝の下に敷いて使うジョイント用のマットなどもあります。敷きやすさやコストパフォーマンスなども考え、スペースに合わせて選びましょう。

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屋外用畳

屋外で使用できるように撥水加工を施した置き畳です。水拭き可能で洗えるため、いつでも清潔に保てます。色も豊富で、いかにも「畳」という感じはありません。小さい子どもも床に座って過ごせるので、アウトドアリビングにおすすめです。

アウトドアチェア&テーブルやソファー

ベランダやガーデンでのグランピングスタイルに欠かせないのが、ガーデンチェアやソファーなどのガーデンファニチャー。さまざまな形やタイプがあるので、イメージや置くスペースに合わせて選びましょう。

よく使われる素材は、天然木やアイアン、人工ラタン、スチール、プラスチックなど。例えば、アイアン製のおしゃれなテーブル&チェアを置くだけで、シャービーシックな空間が完成します。存在感があり雰囲気を左右するものだけに、どのようなイメージにしたいのかよく考えて選びましょう。

選ぶポイントは、素材やイメージ、大きさ、デザインなど。重過ぎると移動させるのが大変です。また、スペースに対して大きすぎるものを選んでしまうと、空間が窮屈になり動きにくいので気をつけましょう。

庭やベランダに置きっぱなしにするとどうしても汚れてきてしまうため、掃除しやすいかどうかも考えましょう。使わない時はしまっておきたいという人には、折りたたみタイプがおすすめです。デザイン性に優れた天然木やアイアン製は、長く使っているうちに風合いの変化も楽しめます。

サンベッド

のんびり横になってくつろぎたいという人におすすめなのがサンベッド。ビーチサイドでくつろぐときに使うような、背もたれを倒せるベッドのような椅子です。ラタン性や木製、スチール製などさまざまな素材があります。

横になってくつろげるものにハンモックがあります。アウトドア気分たっぷりのハンモックで読書や昼寝をしてみたいという人もいるのでは?自立型のハンモックチェアを選べば取り付けの手間もかかりません。

ベッドのような大きめのソファーを選んで、ゆったりと過ごすのもいいですね。

室外機カバー

せっかくラグジュアリーな空間を作っても、エアコンの室外機が見えていては台無しです。そんなときは、室外機カバーをつけて隠してしまいましょう。カバーで直射日光を遮ることで、省エネにもなり一石二鳥です。DIYで作ることもできますが、室外機の排気を妨げてしまうとエアコンの性能が落ちたり故障したりすることも。選ぶときは、信頼できる商品を選びましょう。

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ランタンやキャンドル

夜のガーデンやベランダを雰囲気たっぷりに演出してくれるのが、ランタンやキャンドルです。キャンドルよりも囲いのあるランタンの方が安全性が高いのでおすすめ。持ち歩きもできます。火を使うのが心配という場合は、LEDランプを使ってみましょう。ランタンやキャンドルのようなデザインのものもあり、乾電池式のものは好きなところに置いて楽しめます。

ラグやクッションなどの布類

グランピングスタイルに欠かせないのが、ラグやクッションなどの布類です。これらのアイテムを使うと、一気にアウトドアリビングの心地良さがアップします。外に置きっぱなしにするのではなく、使うたびに持って出ることになりますが、ちょっと肌寒い季節はウールのひざ掛けなどを使うのもおすすめです。
家で過ごす時間が楽しくなるグランピングスタイル。ぜひ取り入れてみてくださいね。