窓辺でオシャレに育てたい! 野菜とハーブを寄せ植えしてみよう

お家で手軽に野菜やハーブを育ててみませんか?庭やベランダはあるけど日当たりが今ひとつという人、スペースが無いという人も大丈夫!日当たりの良い窓辺があればOKです。野菜とハーブをオシャレな感じに寄せ植えにして窓辺でガーデニングを楽しみませんか?

野菜やハーブを室内で育てるには?

サラダや料理、お茶にと使用範囲が広い野菜やハーブ。お家に有ったらいいですよね。でも庭やベランダが狭いとか日当たりが悪いという理由で諦めてしまっていませんか?今回はそんな方のためにピッタリの提案です。

ご存知の通り植物は太陽の光が大好き。野菜とハーブを育てるのなら日当たりのいい庭やベランダがあれば一番いいんですが、それが難しいという場合もありますよね。でも諦めるのはまだ早いですよ。もしお家に日当たりのいい窓辺があればそこでも育てることができるんです。

とは言え、窓の向きによっては一日中直射日光が入ってくるわけではないので育てるにあたっては多少日陰でも育つ野菜やハーブの品種を選ぶことが大切です。また場所的にそんなに広いスペースは確保できないので、コンパクトに育つ品種を寄せ植えしたりするのがオススメです。室内栽培する場合は、日光のほかに水やりと通風にも気をつける必要がありますよ。

窓辺で育てるならこれ! 寄せ植えにオススメの品種

今回オススメする寄せ植えは、目的に応じて複数の野菜やハーブを組み合わせたものです。窓辺でも育てることができる植物の候補をいくつか紹介しますので、鉢やコンテナにお好きなものを組み合わせていってください。

ハーブティーを楽しみたい人には

お家でハーブティーを楽しむ一時、優雅ですよね。ハーブティー向きのハーブを寄せ植えすれば、好きな時に好きなハーブのお茶が飲めますよ。

ハーブティーガーデンにオススメの植物は・・・

・スペアミント
・パイナップルミント
・アップルミント
・ペパーミント
・オレガノ
・レモンバーム
・キャットニップ
・タイム
・マジョラム

など。

料理を楽しみたい人には

お料理をより美味しくしてくれる野菜とハーブは、少量あるだけで味がガラッと変わります。どれも手元にあれば便利なものばかりです。

キッチンガーデンにオススメの植物は・・・

・ローズマリー
・バジル
・オレガノ
・タイム
・スペアミント
・クレソン
・イタリアンパセリ
・ワサビ菜
・サニーレタス
・ラディッシュ

など。

サラダを楽しみたい人には

美味しいサラダを楽しみたい人向きです。レタス類は室内で育てるとやや徒長しますが、とても柔らかでみずみずしく育ち、味も癖がないです。

サラダガーデンにオススメの植物は・・・

・サニーレタス
・ワンカットレタス
・水菜
・サラダ菜
・チマサンチュ
・ちりめんちしゃ
・クレソン
・バジル
・ロケット
・パイナップルミント
・レモンバーム
・チャイブ
・ラディッシュ

など。

サラダガーデンの寄せ植えにチャレンジ

ここからは実際に私が作った野菜とハーブの寄せ植えをもとに、手順と栽培の注意点、気付いたことなどを書いていきたいと思います。私は新鮮で美味しいサラダを楽しみたいと思ったのでサラダガーデンの寄せ植えにチャレンジしました。

準備するもの

寄せ植えの準備

まずは準備するものを説明していきましょう。

・鉢 ・・・ 寄せ植えをするのである程度の大きさのものを準備します。私は縦21cm、横30cm、高さ10cmのブリキ缶を使用しました。底に水抜きの穴を開けています。

・鉢底石 ・・・ 鉢の通気性を良くし、根腐れを防ぎます。私はネットに入ったまま鉢穴の上に置きました。

・用土 ・・・ 市販の野菜とハーブ用の土を使用しました。

・植物 ・・・ この鉢の大きさだと7鉢ぐらいがいいと思います。

植物の配置の仕方

植物の配置

植える前に育った時の大きさを想定して鉢の中に配置してみましょう。横広がりのもの、縦に伸びるもの、色の異なるものなどあります。基本は横広がりのものの横は縦に伸びるものを、色の異なるものは分散して配置するなど変化をつけて配置してください。

私の植えた植物は、①パイナップルミント、②チマサンチュ、③スイートバジル、④サニーレタス、⑤クレソン、⑥ロケット、⑦リーフレタスです。

配置が決まったら植えていきます。一旦植物を外に出して、鉢に土を3cmほど入れます。その上にハーブ類はプラ鉢から抜いて底の根を少し崩して、レタス類はあまり根を崩さないようにして置いて行きます。全部入れ終わったら周りに土を入れていきましょう。この時に苗と苗の間に隙間ができないように指先を使って確認しながら入れていってください。

植え付けが終わったら、水を鉢底から流れ出るくらいたっぷりあげます。

上に伸びていくハーブはこの時点で摘心を行います。先端部分の枝をカットします。こうすることにより脇芽が伸びて枝数が増えたくさん収穫ができます。

日常の管理

第1回目収穫前

植え付け後の管理で重要なのは水やりと日当たり、そして通風です。

まずは置く場所ですが、なるべく長く日の当たる南側の窓辺がベストです。南側じゃなくても朝日がよく当たり昼間も明るい東側の窓辺でも育ちます。また夏場以外なら明るい西側の窓辺でも育つには育ちますが、夏場の西日は植物にとっては過酷なので避けたほうがいいです。天気のいい日は窓を開けて通風も心がけてください。

水やりは土の表面が乾いて白っぽくなってきたらたっぷりとあげます。寄せ植えは植物の成長とともに鉢の乾くスピードが変わってきますので注意が必要です。過湿は根腐れをおこし、乾燥しすぎると枯れてしまいます。必ず土の状態を確認して水やりをしてください。

肥料に関しては、専用の用土を使って植え付けをした場合は初期の段階の肥料は用土に混ぜ込んであるのでしばらくあげる必要はありません。植え付けから2週間したら肥料を追加しましょう。私は室内ということもあり臭いが気にならない窒素(N)とカリ(K)が多めの置き肥を与えました。その後、月に1回程度のペースで置き肥をしています。

楽しい収穫

収穫

植え付け後、一番の楽しみは収穫ですよね。苗の大きさにもよりますがだいたいハーブなら1~2週間後、レタス類なら2週間後くらいから収穫ができるようになります。

収穫の目安は、縦に伸びるハーブなら15~20cmぐらいに成長した時です。株の上の方の柔らかい葉のついた茎を摘み取ります。

レタス類は、2~3回に分けて収穫します。最初は大きくなった外葉から必要な枚数を摘みます。この方法でやろうと思えば何回も収穫ができますが、レタス類はあまり長く経つと葉が固くなり苦味が出てしまうので収穫2~3回目で残り全部を摘み取って株を抜いてしまうことをオススメします。

室内栽培なので無農薬でも害虫がついていないので助かります。

2回目の収穫

私は2回目の収穫で写真の手前のチマサンチュ、サニーレタス、リーフレタスを全部収穫して株を抜いてしまいました。ロケットとまだ小さいですがクレソン、グレープフルーツミントの葉も収穫しました。

庭で育てたオクラとミニトマトを加えてサラダを作ります。

サラダ作り

サラダはレタスの葉っぱは適当に手でちぎり、茹でたオクラとトマトを加えてドレッシングをかけたシンプルなもの。ドレッシングはオリーブオイル:リンゴ酢を3:2で混ぜ塩コショウとグレープフルーツミントを細かく切って加えました。

レタス類はやっぱり室内ということでどうしても徒長してしまいましたが、すごく柔らかくて美味しかったです。

収穫後、空いたスペースにタネをまく

レタスのタネをまく

レタス類を株ごと収穫してしまったら、空いた場所に次の植物が植えられます。ここに同じように苗を植えてもいいですし、ブロッコリーの芽(スプラウト)やレタスなどのタネを蒔いて育ててもいいですよ。私はチマサンチュとサニーレタス、リーフレタスを植えていた場所にサラダ用のレタスミックス(サニーレタス・ちりめんちしゃ・チマサンチュ(赤)・チマサンチュ(緑)・サラダ菜)のタネを蒔きました。

タネを蒔く場合は、蒔く前にあらかじめ土を湿らせておきましょう。一箇所につきパラパラと数粒蒔いて、土は被せません。だいたい3~4日で発芽しますが、発芽までは土の表面が乾かないように時々霧吹きなどでタネが流れないように水やりをします。

レタスの新芽が伸びてきた

育ったレタスは25日ほどで10cmぐらいになり順次収穫できます。なおタネを蒔く場合は発芽温度に気をつけてください。レタスの場合は20℃前後。そして生育適温は15~20℃です。室内なので冬場でも暖かくてこの気温が維持できるのならタネを蒔いて育てることができます。

またハーブ類は大きくなると根が回って他の植物の成長にも影響してきます。大株になってきたら植え替えて単独で栽培してください。

窓辺で手軽にオシャレに栽培

いかがでしたか?
見た目もオシャレで料理やお茶に欲しい時に使える野菜やハーブの寄せ植え。栽培はそんなに難しいものではないのでぜひチャレンジしてみてください。自分で育てた野菜やハーブならお味も格別ですよ。