小さなお庭でもできる！雑貨や道具を使って魅せるナチュラルガーデン

ナチュラルガーデンといえばどのような庭を思い浮かべますか？言葉通りの意味を考えると自然いっぱいのお庭という感じがしますね。元々はイギリスのガーデンデザイナーがいい始めた言葉といわれています。イギリスの広いお庭を見ていると誰しも一度はあこがれるのではないでしょうか。
いろいろな植物を育てながら、自分だけのお気に入りのスペースを作っていきましょう。

お庭を毎日楽しみたいという方は、窓やベランダからきれいに見えるようにしたいですね。素敵なナチュラルガーデンを作るのであれば、植物だけではなく背景も大切です。隣の家が近いと無機質な壁や家の外壁がそのままだったりすることもあります。

家の中から庭をきれいに見せるには、壁側にラティスなどを立てるのもいいでしょう。また、ナチュラルガーデンにぴったりなアイアンでできたフェンスもおすすめです。できるだけ無機質な壁を隠すようにしていくとさらにナチュラルな空間を楽しむことができます。他にもツル性のバラやクレマチスなどの植物を利用して壁面を隠していくのもいいでしょう。

床にウッドデッキや枕木を置くとさらにナチュラル感がアップします。例えば、ジョイント式のウッドパネルやタイルパネルもおすすめです。土がある場所なら、レンガや石を好きな並びに置いてみてもいいでしょう。最近人気の枕木は特にナチュラルガーデンに似合います。手に入らない場合は、普通の木材をペンキでシャビー調に塗ってみてナチュラルシャビーを楽しむ方法もあります。

さらに、庭一面が土の場合、パークチップを置いてもいいでしょう。パークチップとは、木材を細かくしたものです。杉やヒノキなどがあり香りのいいものや、防虫効果のあるものもあります。他にも、くるみの殻を敷くという方法もあります。見た目もとてもかわいらしく、ナチュラルガーデンにはぴったりです。

狭いスペースで植物を育てていると、どうしても道具を置く場所に困ることもあるでしょう。スコップやバケツ、肥料などはそのまま地面に置いたりしていないでしょうか。できれば、木でできた収納入れやベンチ式の収納棚を置いてみましょう。室外機が邪魔になる人は、室外機カバーもおすすめです。商品にもよりますが、室外機カバーをかけるとその上に植物を置くこともできます。

庭をきれいにしたらゆっくりと眺めるスペースが欲しくなりますよね。インターネットやホームセンターで、雨に濡れても使えるテーブルセットが販売されており、省スペースに対応できるものもあります。一つ椅子があるだけでもゆっくりと過ごすことができるので、周りの植物や道具と雰囲気を合わせながら選んでいきましょう。

ナチュラルガーデンに大切なのはもちろん植物ですが、植物を引き立てるのは植木鉢や雑貨です。ナチュラルガーデンにぴったりな植木鉢は、テラコッタや木でできた植木鉢です。最近はプラスチックでもナチュラルガーデンに合う植木鉢もありますので、その場所にあったものを選びましょう。他にも、木製のボードやエイジング加工されたプレートもおすすめです。植物だけでなく、一緒に飾る雑貨にも力を入れていきましょう。

一戸建ての家でしたら、家の周りをもう一度確認してみましょう。狭いから植える場所がないと思っていた方も、植物を植えられる場所がみつかるかもしれません。例えば、玄関など土がない場所でも鉢を使ったり、新たにスペースを作って土を入れることもできます。日陰だから育たないと思っている場所でも、少しでも日が当たる時間があればうまく育てることができます。毎日通る玄関や外回りなど目につきやすい場所もうもう一度チェックしておきましょう。

植物を植えるには、植物が育つ環境をチェックすることはとても大切です。ここでは必ずチェックしておきたい項目を紹介します。

・日当たり
植物を育てるために最初に確認しておきたいのは日当たりです。日当たりが悪いと植物は育ちにくいと思いがちですが、日陰でも育つ植物はあります。ですが、その場所に合わせた植物を植えないと上手く育てることができません。

・土地の気候
住んでいる土地の気候によっても育ちやすい植物、育ちにくい植物があります。例えば、北海道のような冬に雪が積もる土地では、寒さに弱い植物は育たないことがあります。逆に、暑く湿気が多い土地では、夏を越せない植物もあるでしょう。まずは自分の住んでいる土地の気候に合わせた植物を考えていきましょう。

・隣の家や壁との距離
隣の家の壁が近い場合はどうしても影が多くなります。壁が離れていても、隣の家に植えている木の葉がたくさん落ちてくるという場所もあるでしょう。一年を通じてどのようなことが考えられるか知っておきましょう。

・土の質
土は一度植物を育てると、根っこなどが残ったり栄養不足になったりと成長を妨げることがあります。できれば腐葉土や堆肥を追加するか、土をよみがえらせる土というものが販売されているので新たに植物を植える前に土の通気性を良くし、栄養を補充しておきましょう。

・手入れ
植物を一度植えるとこまめに手入れが必要なものもあります。いろいろな場所に植物を植えると水やりが大変になることもあるかもしれません。手入れがあまりできない方は手がかからない植物を選んでいきましょう。

初めて植物を育てる人は、どの場所にどんな植物を植えるとバランスがよくなるのか考えておきましょう。特にナチュラルガーデンは、色合いが大切です。自然な雰囲気を大切にするなら自然に近い緑や白を基調にしたり、いろんな色を一箇所で混ぜないようにすることも大切です。最初は難しいかもしれませんが、いろいろな雑誌を参考にしてみるのもいいでしょう。

初めて植物を植える人は前もって何を植えるか決めておくことも大切です。最初はどれくらいの量の植物を植えていいか迷う人もいるでしょう。小さな苗であってもどんどん横に広がる植物もあります。さらに、日当たりのよい場所、半日かげ、あまり日の当たらない場所などにあった植物を知っておくといいでしょう。

狭い場所でもうまく使えば立派なナチュラルガーデンをつくることができます。植物だけでなく、おしゃれな棚やベンチをうまく使ってナチュラルガーデンを楽しんでいる方もたくさんいます。まずは、どんな植物を植えていくかプランを練って少しずつ作り上げていきましょう。お気に入りの庭が少しずつできあがってくると、毎日庭で過ごす時間が楽しくなりそうですね。