初夏に向けて野菜作りをはじめたい!初心者の方にも簡単にできる野菜を紹介

春から夏の間にかけて、野菜を育てるにはとてもよい季節です。この季節になると、トマトやキュウリなど育てているのを見たことがあると思いますが、思ったよりも簡単に育てることができます。自分の庭で育てた野菜を収穫できる喜びを一度味わってみましょう。

野菜を育ててみたい人は春から夏がおすすめ

今まで野菜を育ててみたいと思ったことはありませんか?自分の家に、庭がないから無理だと思っている方もいるのではないでしょうか。実は、プランターで育てることができる野菜はたくさんあります。春から夏にかけて気温の高くなってきた季節が、一番野菜の育てやすい時期です。

秋や冬に育つ野菜もありますが、やはり初心者には難しく感じることもあるでしょう。今回は、春から夏にかけて、簡単に育てることができる野菜を中心に紹介しますので、参考にしてください。

園芸道具は100円ショップでそろえられる

初めて野菜を育てようと思う方は、あまり最初からお金をかけたくないという方もいると思います。そんな方は、100円ショップに行って園芸道具をそろえてみませんか?プラスチックの鉢や、スコップ、培養土なども売っています。

ただし、物によってはホームセンターの方が安いものもあるので注意が必要です。培養土や肥料はホームセンターでそろえた方がいいでしょう。土を入れる容器も、家にあるもので代用できます。例えば、外国のトマト缶などはとてもおしゃれに使うことができます。ペットボトルもいろいろな使い方ができますので、そういうものを使ってみてもいいのではないでしょうか。

苗の選び方が大切

苗の選び方を知っておくことは、とても大切です。苗が健康で丈夫であるかによって野菜が大きくなるか、実がたくさんつくかに大きく関わってきます。まずは、苗を買いに行く前にどんなものを選べばいいのか確認しておきましょう。

・茎が太く、根がしっかりとしている
・葉が虫に食われていない
・葉が大きくて、色がはっきりとしている

野菜をプランターで育てる場合の注意点

日光がよくあたる場所をつくっておく

野菜を育てるためには、日当たりはとても大切です。プランターで育てる場合、移動しやすいので日光不足だと感じる場合は、その都度移動してもよいでしょう。しかし、あまりにも環境が変わりすぎると成長が悪くなることがあります。

風通しをよくしておく

狭い場所にプランターを詰めておくと、風通しが悪くなり、虫が発生しやすくなります。プランターの置く場所に高低差をつけるなど工夫をすることも大切です。

気温の上がりすぎないように気を付ける

どれだけ日当たりがよくても、気温があがりすぎると野菜にダメージを与えてしまいます。特にコンクリートが近くにあるような場所に置くと、照り返しが強い場合もあります。そういう場合は、直接下に置かず、すのこなどの上に置くようにしましょう。

水のやりすぎにも気を付ける

夏の暑い季節になると、水やりはかかせません。ですが、トマトは水をあげすぎるとヒビが入ってしまうことがあります。毎日の水やりを同じ時間、同じ量にするということを意識しておきましょう。水の量に波があるとひび割れの原因になります。

種から育てる場合はポットで

種から育てる場合は、直接プランターに入れて育てることができます。しかし、種が同じ場所で育ってしまうと、間引きが必要で、初心者には間引きが難しいこともあります。ポットに種をひとつずつ入れて育てると、栄養や水分が十分にいきわたるため育ちやすくなるでしょう。
ある程度種から苗が育ったら、プランターに移し替えましょう。ポットごと植えても、土になじむものもありますので、慣れないうちはそういったものを使うのもいいでしょう。

種をポットで育てる方法

1. 種をポットに入れる前に、液体肥料を入れた水に一日浸しておくと育ちやすい
2. ポットにネットを敷いた後、土を入れる
3. 土の中央部分に穴をあけ、一粒ずつ種を埋めていく
4. 水はジョーロにいれてゆっくり少しずつかける
5. ポットの下に、受け皿を置いておき、水を入れておくと水切れが防げる
6. 小さな芽が出てもしばらくはそのままにしておく
7. いくつか芽が出て安定してきたら、一番丈夫そうな芽を残しておく

初心者でも育てやすい春から夏に育つ野菜

トマト

トマトの中でもミニトマトはとても育てやすく、初心者には特におすすめです。ミニトマトは種類も豊富で、実が黄色やオレンジなどもあります。夏になるとすずなりに実をつけるので、見ているだけでも圧倒されます。苗は4月から6月まで販売されているので、できるだけ早く購入し植えておくようにしましょう。
・育てるポイント
日当たりのよい場所で水はけのよい土を使う
高く育つので支柱を用意しておく
わき芽かき、人工授粉、摘芯をしておくと実がたくさんつく

キュウリ

夏野菜の代名詞ともいえるキュウリは、苗から植えると60日ほどで収穫できます。夏の暑い時期によく育ちますが、毎日の水やりをかかさないことが大切です。キュウリは肥料を必要とする野菜なので、2週間ごとに追肥することも忘れないようにしましょう。
・育てるポイント
暑い場所を好みますが、1日中日差しが当たる場所は避ける
水切れしないように、夏の暑い時期は朝と晩二回に分けて水やりをする
わき芽かきをし、支柱をたててつるが絡まないようにする

オクラ

オクラは栄養豊富で、夏の暑い時期に育ちやすい野菜です。種から育てる場合、暑さに強く、気温が低いと上手く発芽しないことがあります。追肥をしていけば、10月まで育てることができます。ハイビスカスのようなきれいな花も楽しむことができます。
・育てるポイント
気温が低いと発芽しにくいことがある
実が出来たら収穫をし、下の葉をとっていく
2週間に1度追肥をする

早く収穫できる野菜

苗から何か月も育てる過程も楽しいのですが、できるだけ早く収穫して味わいたいという方もいるのではないでしょうか。ここでは1ヶ月ほどで収穫できる野菜を紹介します。

小松菜

小松菜は苗から販売しているものもありますが、種からも育てることができます。種を植えると30日ほどで収穫できる比較的育てやすい野菜です。
・育てるポイント
日当たりのよい場所で育てる
種から植えた場合、葉が2.3枚ついてきたら間引きをする
虫がついたら手でとってつぶしておく

チンゲンサイ

チンゲンサイも種から育てることができます。普通の大きさのものなら50日ほど、小さいものなら30日ほどで収穫できます。
・育てるポイント
プランターで育てる場合、少し大きめのものを使う(水切れを防ぐため)
2週間に一度追肥をする

今年こそおいしい野菜を自分で育ててみよう

今まで一度野菜を育てたことがある人は、収穫したときの喜びを思い出すのではないでしょうか。一度生野菜のおいしさを味わうと何度でも育てたくなりますね。今回紹介した野菜は簡単に育てることができるものです。ですが、虫がついたり病気になったりすることがあるので、簡単に育てることができるといっても、毎日の手入れも大切です。今年こそ家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。