誰でも簡単!増えすぎたムスカリの可愛すぎる活用法

春球根の代表ムスカリ。植え方や育て方は簡単なのですが、増えすぎて困ってしまうことも。でも、楽しみ方ひとつで、増えすぎたムスカリを可愛らしく活用する方法があるのです。今回は、そんなムスカリの花を使った活用法を紹介します。

増えすぎたムスカリの球根を活用する方法

ブルーの花が可愛らしいムスカリ。春の訪れとともに、花壇をいっそう華やかにしてくれますよね。その種類は豊富で、純白のものから淡いパステルブルー、深いブルーや神秘的なパープルなど、さまざまな色彩を楽しませてくれます。ムスカリは丈夫で病気になりにくく、球根の植え方や育て方も手間がかからない植物です。

公園などの広い花壇で群生させるとかなり見応えがありますが、自宅で楽しむには増えすぎて困ることも。しかし、楽しみ方ひとつで全く違うムスカリの表情を見ることが出来るのです。でも、増えすぎてしまったムスカリの球根は、一体どうやって有効に活用できるのでしょうか?今回は、ビギナーでも出来る簡単な活用法を紹介します。

株分けして可愛らしくデザインする

シンプルな鉢植え

増えすぎてしまったムスカリの球根は、株分けしてシンプルな鉢植えで楽しむのがおすすめです!花そのものが、とても可憐で可愛らしいこともあり、シンプルな鉢植えにして置いておくだけでも魅力的です。球根の扱いに慣れているガーデナーにしてみたら、それほど特別な方法ではありませんが、意外と「こんな楽しみ方もあるのね!」とビックリするガーデナーもいるくらいなので、実は目からウロコなのかもしれませんね。

例えば、樽型のコンテナに植えてもおもしろいですよ。もし、自分でガーデニンググッズをDIYできるなら、木製の花車にムスカリを咲かせると、とても可愛らしいです。もちろん市販のものでもOKなので、ぜひ株分けした球根を育ててみてくださいね。

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ビオラなどと寄せ植え

ムスカリの球根だけをシンプルに植えこむのも良いのですが、応用編としておすすめしたいのが、ビオラなど他の花苗との寄せ植えです。寄せ植えは、咲いている花どうしてあれば、バランスを調整しながら植え込みができるので、ビギナーでも比較的アレンジしやすいガーデニングテクニックでしょう。しかも、春になるとたくさんの花苗たちが数多く店頭に並べられますから、自分がイメージする寄せ植えのデザインを作り放題です。

ですが、ムスカリの寄せ植えをするときは少しだけ注意点があります。ムスカリは、低い位置に花が咲きますから、寄せ植えする際に、背の高い花苗の後ろに植えてしまっては見えなくなります。また、ビオラなど華のある苗よりは、少し脇役になりがちで控えめな植物です。それぞれの花苗の色彩バランスや高低差を考えて寄せ植えしないと、せっかくの可愛らしい花姿も台無し。そういった意味もふまえ、バランスよく寄せ植えする工夫をしましょう。

ハンギングバスケットにしのばせる

ちょっと上級者向けのガーデニングテクニックですが、ムスカリはハンギングバスケットにも向いています。ただし、球根が小さいので、植え込みをするときに少しだけ工夫が必要です。

【植え込みのポイント】
1、 少し土がついた状態で、一株ほどの大きさにまとめる
2、 球根と芽がバラバラにならないよう、水苔でホールドする
3、 水苔でホールドしたムスカリを、他の花苗と同様植えこむ

このように、球根どうしがバラバラになってしまわないよう、一株にまとめてしまえば他の花苗と同じように扱いやすくなります。このような工夫をすれば、ハンギングバスケットなどの寄せ植えも自由自在になります。多少、斜めに傾いたデザインでも、植え込みした後に形が崩れにくくなりますし、美しい球体のバスケットだって作れなくはありません。

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もし、花が咲いているムスカリでチャレンジするのが難しいようであれば、翌年の春に向けた「球根をしのばせる方法」で寄せ植えしてもOKです。冬のうちに植え込みをしておいて、春に楽しむといったムスカリのガーデニングテクニックです。

【植え込みのポイント】
1、 ムスカリより背が高くならない花苗を選ぶ
2、 花苗の植え込みの際、ムスカリの球根を落ちないようにしのばせる
3、 土の表面から、あまり深い位置に植え込みすぎない

ムスカリの球根を、冬のうちに植え込みする方法ですので、一緒に植え込む花苗が高すぎるのはNGです。せっかく春になってから芽を出しても、ムスカリのほうが小さかったら見えにくくなります。ほどほどの高さの花苗を選ぶことで、バランスの良いハンギングバスケットを楽しめますよ。

たくさん咲いたムスカリの花を活用する方法

思いきって切り花にする

ムスカリの花、せっかくなら室内でも切り花として楽しめたら最高だと思いませんか?ブルーで可憐な姿が癒し系なムスカリ。お花屋さんで購入すると、1本200円前後だったりするのでなかなかのお値段です。ガーデニングとして外でだけムスカリの花を楽しむのは、なんだか勿体ないですよね。

株分けしてたくさん咲いたムスカリの花は、せっかくだから球根を植えこむだけでなく、切り花でも楽しみましょう!玄関やキッチン、洗面所やトイレなど、さりげなくチョコンと飾っておくのもステキですね。家の中に季節の小花が飾ってあるだけで、ほんの少しだけホッとできる空間が生まれます。寝室に飾っても、良い夢が見られそうですよ。

おもてなしテーブルアレンジ

お友達やお客さまが来るときは、ムスカリの花を使ったおもてなしテーブルアレンジもおすすめです。おもてなしテーブルアレンジは、使うテーブルのデザインによって花を置く位置も変わります。例えば、中央を囲むような丸テーブルでお客さまをおもてなしするなら、花瓶を置く位置は中央がベストです。正方形のテーブルでも、四方から中央を囲むように座るのであれば、丸テーブルと同じように中央に花瓶を置きます。その際、ムスカリの花は数輪だけ使うよりも、大きめの花瓶にザックリと豪華に使うほうがステキに見えるでしょう。

また、長方形のテーブルでおもてなしをするのであれば、花瓶は中央に1つ置くよりも、中央横1列にいくつか並べて置くほうが豪華に見えます。小さめの花瓶に、ムスカリを数輪挿したものを数個並べるとおしゃれです。その際、並べる花瓶の下にもテーブルクロスを敷くのを忘れずに。

ムスカリの花だけの贅沢ブーケ

近年のブライダルブーケは、本当にさまざまな個性的デザインが増えてきました。ムスカリの花をブライダルブーケに選ぶ花嫁さんも、少なくありません。ムスカリは4月頃に咲く花で、ちょうどその時期に挙式されるタイミングに合わせて選ぶカップルもいるようですね。由来は諸説あるようですが、希望に満ちた結婚を祝う「偉大な愛」や「明るい未来」といったムスカリの花言葉は、まさにブーケにはピッタリかもしれませんね。

ガーデンスタイルで挙式をするカップルは、ナチュラルテイストなブライダル装飾を希望する場合が多いので、ブーケもナチュラルなイメージのデザインが多いようですね。筆者も、よくブライダルブーケを依頼されることが多いため、できるだけ花嫁さんが希望されるイメージで作ることをベストとしています。

もし、親しいお友達が4月くらいに挙式を予定されていて「ブーケに使うお花は何にしよう」と迷っているようなら、お庭に咲いているムスカリを使ったブーケを差し上げてはいかがでしょうか。真心がたっぷり込められた、とても温かみのある思い出のブーケが作れそうですよ。

大切な方へアレンジしてプレゼント

増えすぎてしまったムスカリの球根を活用する、簡単なテクニックを紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。捨ててしまうのも勿体ないですし、そうかと言って自分で活用するにも多すぎる…。そんな場合は、ガーデニングが大好きな方へ球根をシェアするのも良い方法です!でも、ただ球根をシェアするだけではなく、ひと工夫してから差し上げるのがベストですね。

プレゼントして差し上げる大切な方をイメージし、自分なりに寄せ植えアレンジすると、ガーデニングギフトとしてもピッタリです!丁寧に手入れされたものは、ムスカリのようなビギナー定番の植物であってもステキな贈り物になります。ぜひ、これからもムスカリの球根を大切に管理して、ステキなガーデニングライフを楽しみましょう。