9月に気をつけたいことは?
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まだまだ残暑厳しい9月。でも、空気には確実に秋の気配が漂い始める頃ですね。暑さでダメージを受けていた植物も、気温が下がるにつれて元気を取り戻します。それとともに、庭仕事も忙しくなってきます。
台風対策
最近は早い時期から台風が発生することも増えてきましたが、もともと9月は台風シーズン。台風は発生してからあっという間に上陸ということもありますよね。準備をしておこうと思っても、なかなか時間が取れないということも。風雨の中の作業も危険です。
伸びすぎた庭木は早めに剪定し、背の高い植物は倒れないように管理しておきましょう。飛ばされるようなガーデニンググッズを庭に置きっぱなしにしないなど、日ごろからチェックしておくと、台風がきても慌てずに済みます。
ベランダの排水溝などもこまめにチェックしておきましょう。排水溝が詰まっているとベランダに水がたまり、最悪の場合は室内に水が入ることも。日ごろのお掃除が大切です。
伸びすぎた庭木は早めに剪定し、背の高い植物は倒れないように管理しておきましょう。飛ばされるようなガーデニンググッズを庭に置きっぱなしにしないなど、日ごろからチェックしておくと、台風がきても慌てずに済みます。
ベランダの排水溝などもこまめにチェックしておきましょう。排水溝が詰まっているとベランダに水がたまり、最悪の場合は室内に水が入ることも。日ごろのお掃除が大切です。
徐々に日差しに慣らしていく
夏の間だけ落葉樹の下など半日陰に置いていた植物はありませんか?少し日差しが和らいできたら、徐々に直射日光に慣らして日がたっぷりと当たる場所に移動させていきましょう。
植物にもよりますが、春や秋は、やはり日当たりの良い場所がベストです。
植物にもよりますが、春や秋は、やはり日当たりの良い場所がベストです。
うどん粉病、毛虫などの病害虫に注意
秋は意外と虫の被害が多い時期。毛虫なども発生しやすいので、広がる前に防除しましょう。一度害虫に狙われた木は、なぜか毎年同じ害虫に狙われます。また、害虫は弱っている植物につきやすいので、夏に葉が落ちてしまった植物なども要注意です。
夏から引き続き、うどん粉病などにも注意が必要です。前の年にうどん粉病になった宿根草や庭木には、あらかじめ薬剤散布をして防ぎましょう。
薬剤散布は、雨の降る前よりも雨が降った後が効果的。天候をみながら散布してください。
夏から引き続き、うどん粉病などにも注意が必要です。前の年にうどん粉病になった宿根草や庭木には、あらかじめ薬剤散布をして防ぎましょう。
薬剤散布は、雨の降る前よりも雨が降った後が効果的。天候をみながら散布してください。
草花のお手入れ
夏前に切り戻した植物は、新芽が育ってきている頃ですね。夏花壇は株が徒長して姿が乱れてくるものも。そろそろ秋花壇へ衣替えしましょう。
追肥
植物が弱っている時や生育期以外の追肥はおすすめできませんが、9月中旬以降少し涼しくなり、夏の間成長が鈍っていた植物が再び元気を取り戻したら、ぜひ追肥をして栄養を補給してあげましょう。
肥料があるのとないのとでは、植物の成長は大きく変わります。特に、鉢植えの植物にとって栄養分は私たちがあげる肥料しかありません。と言っても与え過ぎは禁物。緩効性固形肥料などを適量、株元にすき込みましょう。液体肥料の場合は、少し薄めにして様子を見ながら与えてください。
肥料があるのとないのとでは、植物の成長は大きく変わります。特に、鉢植えの植物にとって栄養分は私たちがあげる肥料しかありません。と言っても与え過ぎは禁物。緩効性固形肥料などを適量、株元にすき込みましょう。液体肥料の場合は、少し薄めにして様子を見ながら与えてください。
夏に咲いた球根
花が咲いた後の球根は、葉で光合成を行って球根に養分を蓄えます。グラジオラスなど花が終わった球根植物には、忘れずに肥料をあげましょう。
種まきと球根の植え付け
種まき
9月に時期を逃さずにやっておきたいのが、パンジーやビオラの種まきです。
その他、9月に種をまけるのは、クリサンセマム(ノースポール)やデルフィニウム、ヤグルマソウ、リナリア、カスミソウ、ナデシコなど。自分で育てたい品種がある場合や種を保存している人は、この時期に種をまいて翌春花が咲くまで管理することになります。耐寒性のある植物は、冬前にある程度育っていると冬を越すのも楽。しっかりとした苗に育ちます。
9月中旬~10月にかけて、この他にも多くの秋まき一年草の種まきを行えます。早めに花壇計画を立てて、種の準備をしておきましょう。
この時期種まきができるのは、春に咲く植物だけではありません。
コスモスは9月初めに種をまいてしまえば、秋に花を楽しめます。春に種をまく場合に比べて草丈を低く抑えられるのがメリットです。
その他、9月に種をまけるのは、クリサンセマム(ノースポール)やデルフィニウム、ヤグルマソウ、リナリア、カスミソウ、ナデシコなど。自分で育てたい品種がある場合や種を保存している人は、この時期に種をまいて翌春花が咲くまで管理することになります。耐寒性のある植物は、冬前にある程度育っていると冬を越すのも楽。しっかりとした苗に育ちます。
9月中旬~10月にかけて、この他にも多くの秋まき一年草の種まきを行えます。早めに花壇計画を立てて、種の準備をしておきましょう。
この時期種まきができるのは、春に咲く植物だけではありません。
コスモスは9月初めに種をまいてしまえば、秋に花を楽しめます。春に種をまく場合に比べて草丈を低く抑えられるのがメリットです。
秋植え球根の準備
9月~10月にかけて、春に咲く球根の植え付けを行えます。ムスカリやアネモネ、サフランなどは9月中に植えられます。気に入った球根があれば早めに入手しておきましょう。
初心者でも大丈夫!パンジー、ビオラの種まきと育て方 - ガーデニングニュース.net
冬から春にかけての花壇や寄せ植えの主役になるのがパンジーやビオラ。育てやすいので初心者さんにもおすすめです。たくさん苗が必要な時は、種をまいて自分で苗を育ててみましょう。種のまき時や育て方、花を長く楽しむためのコツなどをご紹介します。
多年草の植え替えと株分け
植え替え
前年から育てているシクラメン。9月になると植え替えができます。その他の鉢植えも同様に、暑さが一段落したら植え替えを行えます。
鉢の底から根が出ている植物や、肥料を与えても育ちが悪い植物は、鉢の中で根詰まりを起こしています。一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。鉢の中いっぱいに根が回っている場合は、周りの根をはがしてもかまいません。植え替えの際は、傷んだ根(黒くなっている根)を取り除き、新しい土に植え替えます。
鉢の底から根が出ている植物や、肥料を与えても育ちが悪い植物は、鉢の中で根詰まりを起こしています。一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。鉢の中いっぱいに根が回っている場合は、周りの根をはがしてもかまいません。植え替えの際は、傷んだ根(黒くなっている根)を取り除き、新しい土に植え替えます。
宿根草の株分け
9月下旬頃から、春~夏にかけて花が咲いた宿根草の株分けができます。秋に花が咲く宿根草はこの時期の株分けは行いません。
地植えの宿根草は何年もたつと大株になって見ごたえが出てくるものも多いですが、勢いがなくなってくるものや、隣に新しい芽を出すことで最初に植えた場所からだんだん位置が動いて形が乱れてくるものも。
株分けして数カ所に分けて植え付ければ株の数を増やすこともでき、株も更新できて一石二鳥。
鉢植えの宿根草も、数年ごとに株分けや植え替えをしましょう。
地植えの宿根草は何年もたつと大株になって見ごたえが出てくるものも多いですが、勢いがなくなってくるものや、隣に新しい芽を出すことで最初に植えた場所からだんだん位置が動いて形が乱れてくるものも。
株分けして数カ所に分けて植え付ければ株の数を増やすこともでき、株も更新できて一石二鳥。
鉢植えの宿根草も、数年ごとに株分けや植え替えをしましょう。
■株分けの方法
①鉢から取り出して、根が回りすぎているものは表面に回り込んでいる根をはがしておきます。根が張っているとなかなか鉢から抜けないことがありますが、株を傷めないようにつかんで鉢の縁を地面などにトントンと軽く打ち付けると抜けやすくなります。
②根を軽くほぐし、手で根鉢を割くように分けましょう。必ず、若い芽とその根がついている状態のものを一つの株として分けます。
③用意した鉢に培養土を軽く入れ、底近くに緩効性肥料を入れてさらに培養土を加えて、肥料が直に根に触れないようにしておきます。その上に株分けした苗を植え付けます。根の隙間にも土が入り込むように割りばしなどでつつきながら培養土を入れましょう。
④たっぷり水を与えて1週間ほど日陰に置いて株を休めます。
①鉢から取り出して、根が回りすぎているものは表面に回り込んでいる根をはがしておきます。根が張っているとなかなか鉢から抜けないことがありますが、株を傷めないようにつかんで鉢の縁を地面などにトントンと軽く打ち付けると抜けやすくなります。
②根を軽くほぐし、手で根鉢を割くように分けましょう。必ず、若い芽とその根がついている状態のものを一つの株として分けます。
③用意した鉢に培養土を軽く入れ、底近くに緩効性肥料を入れてさらに培養土を加えて、肥料が直に根に触れないようにしておきます。その上に株分けした苗を植え付けます。根の隙間にも土が入り込むように割りばしなどでつつきながら培養土を入れましょう。
④たっぷり水を与えて1週間ほど日陰に置いて株を休めます。
さし芽
株分け以外で株を更新できるのがさし芽。ゼラニウムやマーガレットはさし芽で株を更新できます。さし芽の良いところは、種をまくのに比べて管理などの手間がかからず、初めから大きめの苗として育てられること。花の色や香りなど、もともとの株と同じ性質を持った株を作れることもメリットです。
バラのお手入れ
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ブッシュローズの剪定
秋の花を楽しむために、バラの様子を見て9月上旬頃までに剪定を行いましょう。
ただ、植物が元気に育つためには葉で光合成をすることが必要。もし夏の間に傷んで葉が少なくなっていれば、高い位置で切って葉を多めに残します。弱っている枝や老化した枝(茎が茶色い枝)は切り落とし、元気な枝に栄養分が届くようにします。
ただ、植物が元気に育つためには葉で光合成をすることが必要。もし夏の間に傷んで葉が少なくなっていれば、高い位置で切って葉を多めに残します。弱っている枝や老化した枝(茎が茶色い枝)は切り落とし、元気な枝に栄養分が届くようにします。
追肥
追肥を行うのは9月上旬頃まで。それ以降は、冬の施肥まで与えません。
観葉植物
植え替え
ほとんどの観葉植物は、9月中旬頃まで植え替えられます。
根詰まりしたものは一回り大きな鉢に植え替えましょう。子株が増えて鉢の中がぎゅうぎゅうになっている場合は株分けをします。植え替えの際は、黒っぽくなって傷んでいる根を取り除きます。
観葉植物によっては、茎の部分がだんだん長くなり形が崩れてくるものもありますよね。その場合は、挿し木や切り戻し、取り木などで仕立て直しをしましょう。
根詰まりしたものは一回り大きな鉢に植え替えましょう。子株が増えて鉢の中がぎゅうぎゅうになっている場合は株分けをします。植え替えの際は、黒っぽくなって傷んでいる根を取り除きます。
観葉植物によっては、茎の部分がだんだん長くなり形が崩れてくるものもありますよね。その場合は、挿し木や切り戻し、取り木などで仕立て直しをしましょう。
水のやりすぎに注意
夏の間は水をたくさん必要ですが、気温が下がってくるにつれ、水やりも少し控え気味にしていきます。水やりは土の表面が乾いてから。水のやりすぎに注意しましょう。
肥料
熱帯原産の観葉植物は夏が成長期。肥料は9月上旬までに与え、それ以降は翌年の5月頃まで与えません。
置き場所
屋外に置いていた観葉植物は、少しずつ室内の環境に似た場所に移動させます。冬の間、屋外に比べて光量の少ない室内に取り込む準備です。
芝生のお手入れ
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刈り込み
伸びてきたら刈り込みを行います。まだ雑草も生える時期。種ができる前に抜きましょう。
施肥
高麗芝と西洋芝でお手入れが異なります。
高麗芝の場合は、気温が低くなってくると成長が鈍くなるため、追肥しなくてもかまいません。
一方、西洋芝は冷涼な気候で育つため、涼しくなってきたら追肥を行います。
高麗芝の場合は、気温が低くなってくると成長が鈍くなるため、追肥しなくてもかまいません。
一方、西洋芝は冷涼な気候で育つため、涼しくなってきたら追肥を行います。
庭木のお手入れ
生垣の剪定
生垣の剪定は、美しい外観を保つために必要です。繁りすぎてしまった生垣は、剪定して少しさっぱりさせましょう。
ただし、花を楽しみたいサツキの生垣は、春の花後に強めに剪定をして大きさを抑え、秋の剪定は行いません。
ただし、花を楽しみたいサツキの生垣は、春の花後に強めに剪定をして大きさを抑え、秋の剪定は行いません。
常緑樹の植え替え
梅雨時に続いて9月中旬~10月初旬は常緑樹の植え替えができる時期。
一回り大きな鉢に植え替える場合は根鉢を崩さず植え替えます。根を切って植え替える場合は、蒸散のバランスを取るために、根が小さくなった分地上部も剪定を行います。一回り小さく刈り込み、余分な枝も取り除きましょう。
地植えにしてから間もない常緑樹は、スコップで根鉢を大きめに掘り上げて植え替えができます。しっかり根付いている木の場合は1年ほど前から根回しを行ってから移植しますが、大切な木はプロに任せたほうが安全です。
一回り大きな鉢に植え替える場合は根鉢を崩さず植え替えます。根を切って植え替える場合は、蒸散のバランスを取るために、根が小さくなった分地上部も剪定を行います。一回り小さく刈り込み、余分な枝も取り除きましょう。
地植えにしてから間もない常緑樹は、スコップで根鉢を大きめに掘り上げて植え替えができます。しっかり根付いている木の場合は1年ほど前から根回しを行ってから移植しますが、大切な木はプロに任せたほうが安全です。
家庭菜園
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夏野菜の片付けと秋冬野菜植え付けの準備
まだ夏野菜が残っていても、9月に入ると一気に収穫量が落ちてきます。早めに片付けて秋冬野菜を植え付ける準備をしましょう。
収穫が終わった野菜の地上部を取り除き、残っている根を掘り出したら、苦土石灰をまき軽く耕します。1週間ほど置いて堆肥と肥料を加えて再度耕し、次の苗を植え付ける準備をしておきましょう。
収穫が終わった野菜の地上部を取り除き、残っている根を掘り出したら、苦土石灰をまき軽く耕します。1週間ほど置いて堆肥と肥料を加えて再度耕し、次の苗を植え付ける準備をしておきましょう。
秋冬野菜の種まき
9月になると、ホウレンソウやミズナ、ハクサイ、ダイコン、カブなど秋冬野菜の種まきができます。葉物は、少し涼しくなってからの方がよく発芽するようです。気温によってまき時は調整してください。
ホウレンソウはアルカリ性の土を好むので、苦土石灰をまいて酸度調整をしておきましょう。
ダイコンなどアブラナ科の野菜は虫に食べられやすいので要注意。直まきをして、種まき後は不織布で覆い害虫による食害を防ぎましょう。
ホウレンソウはアルカリ性の土を好むので、苦土石灰をまいて酸度調整をしておきましょう。
ダイコンなどアブラナ科の野菜は虫に食べられやすいので要注意。直まきをして、種まき後は不織布で覆い害虫による食害を防ぎましょう。