夏に向けて緑のカーテンを作ってみたい!ゴーヤやアサガオなどの育て方

夏になると、壁いっぱいに広がる緑のカーテンを見ることがありますよね。窓に入る直射日光を防ぐことができるので、暑い季節も家の中の温度を抑えることができます。今年こそ挑戦してみたいという方はぜひ参考にしてください。

緑のカーテンとは

植物が好きな方でしたら、夏になると壁いっぱいの緑のカーテンを見たことがある方も多いのではないでしょうか。家の中に入る日光をさえぎることができるので、部屋の中の温度をさげたり、涼しげな風を家の中にいれることができます。

夏になると、毎日エアコンをつけてしまう方も多いですが、夕方は少し涼しい風が吹くこともあるので、窓を開けて涼しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。緑のカーテンは、温度を下げるだけでなく他の植物と同じように育てる楽しみもあります。ゴーヤやパッションフルーツを育てると、同時に収穫できるのも楽しみになりそうですね。今回はうまく緑のカーテンを作る方法について紹介していきます。

緑のカーテンに適している植物

ゴーヤ

緑のカーテンの一番人気といえば、ゴーヤです。比較的他のものに比べて育てやすく、害虫が少ないのが特徴です。温度は25℃から33℃位必要なので、暑い夏にはとてもぴったりな植物でしょう。種から育てるのであれば、5月から6月に植えます。

キュウリ

家庭菜園でよく見かけるキュウリですが、緑のカーテンにも向いている植物です。種から育てる場合も70日ほどで、収穫をすることができます。苗から植える場合でも比較的はやく育つので、初心者の方にも向いているでしょう。ただしキュウリは病気に弱いので、品種選びも大切です。緑のカーテンにするのであれば、うどんこ病などの病気に強い品種を選びましょう。

アサガオ

きれいな花をみたいのであれば、アサガオがおすすめです。アサガオにもいろいろ種類があり、日本アサガオは小さなイメージがありますが、西洋朝顔はツルも太く大きく育つものもあります。日本アサガオは9月から11月、西洋アサガオは7月から8月に花を楽しむことができるので、開花時期に合わせて品種を選びましょう。

フウセンカズラ

風船のような実をつけるフウセンカズラは見た目もかわいらしい植物です。気温が暑くなると成長が早くなるので、芽が出て少し育ちはじめたら早めにネットを用意しておきましょう。種から育てる場合、発芽までは少し時間がかかることがあります。

緑のカーテンを作るために必要なもの

種か苗

種から植えると、お金もかからずたくさん育てることができます。種から育てる自信がないという方は、ホームセンターなどで苗を販売しています。種類はそれほどないかもしれませんが、たくさん植えられない、今回初めて植えるという方は、苗から初めてみてもいいでしょう。

大きめのプランター

緑のカーテンに向いているプランターは、プラスチック製がおすすめです。容量は30~60リットルの大きめのものを選びます。

培養土

自分で作ることも可能ですが、初心者の方はお店で市販されている土を使うといいでしょう。市販の培養土でも種類がありますが、野菜に使えると書いてあるものを選びましょう。

肥料

肥料は速効性を求めるのであれば、液体肥料を使います。緑のカーテンは長い間、元気に育てなければいけないので、粒状の固形肥料を使います。固形肥料は、長く効果が続くものあるので上手に使い分けていくといいでしょう。
植物を育てるには、チッソ、リン酸、カリの3つの疲労が必要です。肥料にはこの割合で示されていることが多いです。
元肥(植え付ける前に入れる肥料)は。有機配合肥料7-7-7)を選びましょう。
元肥・追肥用に買うのであれば、(8-8-8)を選びましょう。

ネット

緑のカーテンを作るには、ネットがなければうまくできません。ネットは、90cm単位で販売されていることが多く、栽培する場所や植物の種類に合わせて選びましょう。2階以上の高さで作る場合や、ゴーヤなど重い野菜を育てる場合は、太めのネットを選ぶことが必要です。

支柱

ネットだけでもうまく植物をからませることができるのですが、どんどん育ってくると重みにまけてしまうことがあります。ネットをピンとはるためには、支柱が必要になってくるでしょう。つり下げ用の支柱や、立てかけ用の支柱などいろいろなものが販売されているので、自分の家に合ったものを選びましょう。

緑のカーテンをうまく作るコツ

水やり

緑のカーテンに使う植物は、夏の暑い時期に大きく育つので水やりはとても大切です。苗のうちはそれほど水も必要としませんが、大きく育ってくるとプランターの中で根っこがどんどん張っていき、土が乾燥しやすくなります。真夏になると朝晩の水やりが必要になり、バケツなどに水を入れてしっかりと水やりをしておきましょう。

摘芯・余分なわき芽をとる

育てた植物が大きくなってきたら、摘芯やわき芽をとることが大切です。摘芯をすることで、つるを大きくし、花を咲かせ、実を大きくさせることができます。種類によって摘芯の仕方や位置が違ってくるので、初めて摘芯をする方は事前に調べておく必要があります。
大きく育ってくると、小さなわき芽もたくさん育ってきます。特に花や果実を大きく育てるためには、小さなわき芽は早めにとっておくといいでしょう。

授粉をする

ゴーヤやメロン、パッションフルーツなど果実がつくものは、授粉をする必要があります。本来ならは昆虫が授粉を助けるのですが、虫があまりいない場所やマンションなどでは授粉されないこともあります。人間の手で雄花と雌花の花粉をつけて人工授粉すると果実が実りやすくなります。

今年は緑のカーテンを作って涼しい庭作りを

夏の暑い時期に街の中を歩いていると、涼しげな緑のカーテンを見かけた方もおおいのではないでしょうか。あれだけ大きなものを作るのだから難しそうと思っていた方も、一度チャレンジしてみましょう。

ゴーヤやキュウリであればとても育てやすい植物ですし、緑のカーテンを一度育てたことがある方はパッションフルーツなどもチャレンジしてみるといいかもしれないですね。今年の夏から緑のカーテンを作りたいという方は今すぐ準備しておきましょう。