2018年6月29日 更新

美しいガーデンをつくるために ~ 綺麗な花が咲く、おすすめの中低木 ~

ガーデンを彩るのに欠かせないのは花だけではありません。中低木は庭のバランスを決める重要な役割を果たしてくれるもの。また、手間のあまりかからない中低木を取り入れると、数多くの作業がある庭仕事もぐっと楽になるでしょう。ここではシーズンには綺麗な花が咲き、そして庭に美しい調和を描いてくれる、おすすめの中低木をご紹介します。

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庭のレイアウトを考えるときに

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庭のレイアウトやデザインを考えるとき、真っ先に思い浮かべるのはきっと花の存在なのではないでしょうか。ガーデナーであれば誰しもどんな花を選ぼうか、何色でガーデンをまとめようかと思い悩むに違いありません。

もちろん花はガーデンの中でなくてはならない存在ですが、庭に美しいバランスを求めるときには花だけでなく、ガーデンの中に高低差やドラマティックな景観を描き出してくれる樹木も忘れてはなりません。

庭は主役となるメインツリー、サブの役割を果たす中低木といった樹木、そしてつる性の植物、さらに多年草や一年草、グラウンドカバーといったさまざまな植物たちを取り入れてガーデンの中にメリハリを利かせ、シーズンごとに楽しめる庭が完成するのです。

ガーデンプランの順番

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ガーデン全体のレイアウトを考えたとき、最初に決めるのは一番大きな植物であるメインのシンボルツリーになります。

シンボルツリーの大きさは約2メートル~3メートルほどと考えられ、次にサブとなる1.5メートル~2メートルの中低木、そして1.5メートル以下の低木の順番となります。

樹木を植える場所、そしてその環境に合った品種を選んだら、次につる性の植物の場所と種類を選びます。そして空いているエリアのために、多年草や宿根草、そしてグラウンドカバーや一年草と続きます。

このように庭づくりの一番最初に決めるべきであるのが樹木になりますが、庭によっては3メートル近いシンボルツリーを植えるスペースはないという場合もありますよね。またガーデンの周囲の環境によっては、大きなツリーは植えられないケースもあるかもしれません。

そこでここでは、サブのツリーとなるおすすめの中低木をご紹介します。どれも花期の季節には美しい花を咲かせるものばかり。

中には大きく成長するサイズのものもあるので、メインツリーの代わりにしても良いでしょう。ご自身の庭にぴったり合った中低木を探してくださいね。

1.ブッドレア

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ふさふさと茂る葉を持ち、高く伸びた先端に小さな花をたくさん、重たいほどにぼってりと咲かすブッドレア。その姿はまるでコーンやとんがり帽子のようにも見えて、とてもユニーク。華やぎもあり、そしてインパクトもある中低木です。

ブッドレアはフジウツギ属となり、蝶々に愛される花のためにバタフライブッシュという別名を持っています。

ブッドレアの品種は100種類以上とも言われ、カラーも淡く儚げな薄紫色や白、ピンク、青や濃いパープルなど、目指したい庭のイメージに合わせて選べるところが人気です。

約2メートルほどの大きさとなり、日当たりの良い環境を好みます。花が咲くのは初夏から秋にかけてと花期が長く、また育てやすいため初心者の方にもおすすめのものとなります。

2.ビバーナム・スノーボール

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緑と白のコンビネーションが美しいビバーナム・スノーボールはホワイトガーデンにぴったりの中低木です。アジサイにも似たビバーナムはスイカズラ科に属し、可愛らしい丸いかたちをした姿が印象的。

花そのものもとても美しいビバーナム・スノーボールですが、葉のやわらかなグリーンカラーも素晴らしく、花期でないときでもその風情を楽しめる品種です。

日当たりの良い場所、あるいは半日陰でも育ってくれ、また丈夫な品種となるのであまり手がかからない、初心者の方でも安心してトライできるとても優秀な中低木と言えます。

イギリスでビバーナム・スノーボールは背丈がとても高く成長することがあり、最大で2メートルを超す場合もありますが、日本で販売されている品種はそこまでは大きくならないようで、1メートル~1.5メートル前後と言われています。

花は薄いグリーンから変化し、5月から6月の初夏に咲き誇ります。さわやかな季節にぴったりなその様子は、庭に夏の訪れを美しく告げてくれるでしょう。花が咲き終わったら剪定を忘れないようにしてくださいね。

3.バイカウツギ ベル・エトワール

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白い花と黄色い花弁、そして中央にほんのりと淡く赤いカラーを持つバイカウツギ ベル・エトワールは、その清楚な姿でイギリスでも多くのファンを持つ中低木です。

バイカウツギ ベル・エトワールはモック・オレンジという別名を持ち、オレンジ・ブロッサムのような芳香で、花期には周囲はとても良い香りで満ちあふれます。花と香りが両方楽しめる花で、他のカラーの花との相性も良いところも魅力です。

半日陰~日当たりの良い場所を好みますが、あまり直射日光に強く当たる場所はおすすめできません。そして水はけの良いエリアを選んであげてください。

大きさは約1.5メートルほどのサイズになりますが、放ったままにしておくと、庭に荒れた印象を与えてしまいます。花期の終わった6~7月の初夏の季節に剪定を行うのを忘れないようにしてくださいね。
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この記事を書いたひと

Hazuki Akiyoshi Hazuki Akiyoshi