2017年7月25日 更新

日向でも日陰でも夏のガーデンにおすすめ! インパチェンスを育ててみよう

夏を彩る花は色々ありますが栽培が簡単で日向でも日陰でも花をつけるインパチェンスは、夏の庭、特にシェイドガーデンには欠かせない存在です。夏の庭に重宝するインパチェンスを長く美しく楽しむためのコツをご紹介します。

[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪
 (4109)

インパチェンスとはどんな植物?

 (4110)

梅雨時から秋までの長い期間、白や薄いピンクや紫、赤い色の花を咲かすインパチェンス。低く広がる株は花壇やプランターの前面を彩ったり、この時期のローズガーデンなどのグランドカバーとして用いることができ、育てやすさも加わり夏花壇には欠かせない存在となっています。

今回はそんなインパチェンスの育て方や長く美しい花を楽しむためのコツをご紹介したいと思います。

またの名を「アフリカホウセンカ」

インパチェンスの原種は、元々はアフリカ東部のタンザニアやモザンビークにある高原地帯で咲いていた花。ツリフネソウ科のホウセンカの仲間で「アフリカホウセンカ」とも呼ばれます。19世紀にヨーロッパに持ち込まれ、20世紀半ばオランダで園芸種として改良され世界中に広まりました。

インパチェンスという名前は「せっかち」とか「我慢できない」という意味のラテン語。タネが熟すとちょっとした刺激で鞘が弾けて中のタネが飛び散ってしまうことを表しています。

草丈は品種によってかなり異なりますが20~60cm。葉や茎に水分を非常に多く含み、とてもよく分岐します。

花は一重咲き、八重咲き、バラ咲きがあり、花色は白、ピンク、紫、赤、オレンジの単色や複色、スプラッシュが入るものやラインが入るものなど様々です。花の根元にはツリフネソウ科の植物の特徴でもある距というとても細長い筒状のものがあり、この中に蜜を蓄えています。

本来は多年草ですが、寒さに弱いので日本では一年草として扱われています。

インパチェンスの主な品種

インパチェンスにはたくさんの品種があり、品種ごとに特徴があります。
 (4111)

まずはスタンダードな一重咲きの品種です。インパチェンスの中で一番よく見かけ、最も育てやすいのが一重咲きです。大輪で花をたくさん付けるスーパー・エルフィン・シリーズ、日陰でも花つき抜群なテンポ・シリーズ、日本の高温多湿の夏に強いスパーク・シリーズ、大株に育つスワール・シリーズなどがあります。

初心者の方にオススメです。
 (4112)

八重咲きのインパチェンスにも様々なタイプがあります。一重咲きに比べると草丈は大きめですが少し暑さに弱いような気がします。半日陰で育つバラのような八重咲きが素敵なムシカ・シリーズ、大きな花が咲くカリフォルニア・ローズ・フィエスタ・シリーズ、日陰で高温多湿を好むシルエット・シリーズなどがあります。

品種によって生育条件に特色があります。
 (4113)

鮮やかなで大きな花をつけ、一株でも存在感のあるニューギニアインパチェンスは、他のインパチェンスと違ってニューギニアの高冷地で自生していた原種を元に作られた園芸種です。そのため夏の暑さはちょっと苦手。夏場は明るい室内や明るい日陰の風通しが良い場所で管理します。

インパチェンスの育て方

46 件
[PR]ご近所さんとはちょっと違う、個性的なお庭用品ならガーデンガーデン♪

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【観葉植物・多肉植物・冬の鉢花】上手な冬越しのための管理方法

【観葉植物・多肉植物・冬の鉢花】上手な冬越しのための管理方法

熱帯で育つものが多い観葉植物。春夏は成長期に当たりますが、気温が下がってくる秋から冬にかけては休眠期。夏と同じ手入れ方法をしていると枯れてしまうということも。冬の間の管理方法や植物を室内に移す時期、さらに、ポインセチア、シクラメンなど冬の室内を彩る花のお手入れなどもご紹介します。
庭作りに欠かせない宿根草とは?育て方のコツを知っておこう

庭作りに欠かせない宿根草とは?育て方のコツを知っておこう

庭作りで人気の宿根草。一度植えると毎年花を咲かせてくれる姿は嬉しいものです。宿根草にはさまざまな種類がありますが、基本的な育て方にはある程度共通点があります。宿根草の育て方のコツを知っておきましょう。
料理にもガーデンにも使えるハーブ。ローズマリーの育て方と楽しみ方

料理にもガーデンにも使えるハーブ。ローズマリーの育て方と楽しみ方

料理やお茶に利用できるハーブ。中でもローズマリーはガーデンを彩るグリーンとしてもおすすめです。常緑で大株にも育つローズマリーの種類や育て方、利用方法などをご紹介します。
使う楽しみがある庭!梅を収穫して梅酒や梅シロップ、梅干を作ろう

使う楽しみがある庭!梅を収穫して梅酒や梅シロップ、梅干を作ろう

生活の場として庭を楽しみたい方におすすめなのが、収穫の楽しみがある庭。毎年たくさんの実をつけてくれる果樹は、収穫してさまざまなものに加工する楽しみもあります。その中でも、梅シロップや梅干などに使える「梅」の育て方や使い方をご紹介します。
ランタナ(七変化)の育て方。花が終わったあとの切り戻し方法や花の増やし方

ランタナ(七変化)の育て方。花が終わったあとの切り戻し方法や花の増やし方

夏にたくさんの花を咲かすランタナ。あまりの成長度合いに驚く方もいるのではないでしょうか。地植えにするとグランドカバーになるほど横に大きく育ちます。また、鉢植えにしても枝や葉・花がボリュームを出していくのでとても見ごたえがあります。初心者でも簡単に育てられるので、ランタナのかわいい花を楽しんでいきましょう。

この記事のキーワード

この記事を書いたひと

lyrica lyrica