無農薬に近づける!コンパニオンプランツとは?

ガーデニングではなるべく農薬を使いたくないものですよね?コンパニオンプランツをそばに植えれば野菜を無農薬に近い状態で育てられます。気になるコンパニオンプランツについて詳しくまとめてみました。

コンパニオンプランツをご存知でしょうか?
混植することで相乗効果により害虫の発生を抑えることが出来たり、病気が発生しにくくなったり、生育が良くなる植物のことをコンパニオンプランツと呼びます。

一般に香りの強い植物、ハーブなどです。一緒に植え込めば、良い効果が得られますよ!

自然で育っている植物たちをみると、病気が蔓延したり、ムシが一面にびっしり…。ということは見られないのではないでしょうか?
自然の摂理でバランスが保たれているのですね!苦手な植物の横に根を下ろした植物は自然に枯れてしまうし、あまりに強い勢いで一種類が増えてしまうこともない様にうまくバランスが保たれているのです。

なるべくお手軽に、農薬を使用しないで野菜を作っていきたい!

口に入れるものは安心安全な物が一番です。せっかく自分で野菜を作るのなら、このコンパニオンプランツを知っておくと、いらない労力を減らすことが出来ます。ベランダ菜園・プランター栽培などの小規模栽培でも、香り高いハーブを植え込むと良い結果が得られます。
知っておくと、良いですね。

野菜作りが上手な方がご自分の家庭用に栽培されている野菜畑。
ほったらかしにしておいてもサクサク実が生り、収穫が出来ているように見えます。ご自分の経験から混植しておけば、手入れをしなくても簡単に収穫できる技を知っているのですね。

畑でよく見かける香りの強い植物、マリーゴールドやアスターなどの花々は、立派な働きをしているのです。

家庭で育てる代表的な野菜とコンパニオンプランツ

◆家庭で育てる代表的な野菜とコンパニオンプランツをあげると……。

アブラナ科(キャベツ・大根・ブロッコリー)✖セリ科・キク科(ニンジン・ミツバ・春菊など)
セリ科(ニンジン・ミツバ)✖ キク科(春菊・レタス)
ナス科(ナス・トマト・ジャガイモ)✖ ネギ科(ニラ・玉ねぎ・長ねぎ)
ウリ科(キュウリ・カボチャ)✖ネギ科(ニラ・玉ねぎ・長ねぎ)・シソ科
◆害虫は香につられて好みの植物へ移動します。

キク・セリ、ニラなど、香りの強い植物があると、害虫は混乱し、目当ての植物に到達できなくなります。ハーブなどの強い香りも野菜を守るのに有効です。マリーゴールド・ドクダミなどの強い香りは、収穫後に土壌の表面をマルチングするだけでも効果があるようです。

コンパニオンプランツを植えることで得られる3つの効果

コンパニオンプランツを植えることで得られる効果をまとめてみました。主に3つの効果があります。

1 野菜を害虫から守る
2 根の生育のための土壌の環境を整える
3 野菜の成長を促す

では、一つずつ、詳しく見ていきましょう!

1 害虫の天敵を呼ぶバンカープランツで野菜を守る。

せっかく大切に育てた野菜でも害虫がびっしりとついていると気が滅入ってしまいそうです……。
このにっくき害虫のことを大好きな益虫を呼べばいいのです。その益虫を呼び寄せるのが、守りたい野菜に対するバンカープランツと呼ばれる植物です。

テントウムシがアブラムシを好んで食べるように、昆虫は食するエサが決まっています。
自分の好きなエサがたくんあるところに集まってきてしまうのです。このため、一種類の植物や、性質が近い植物を植えていた場合、ひとたび害虫が発生したり、病気が出ると、たくさんの害が及んでしまうことになります。

◆アブラムシはテントウムシで撃退!

例えば、ナスを育てた時に、びっしりと茎にアブラムシが付いているのを見つけたことがあるのではないでしょうか?
ナスの横に、ヨモギを植えると、アブラムシが大好きなテントウムシが住み着いてくれます。ヨモギに住み着いたテントウムシが、大好物のアブラムシを食べてくれて、ナスを守ってくれます。バンカープランツは、この様に野菜が好物の害虫を駆除してくれる、益虫を呼び寄せてくれます。ア

※アブラムシを駆除するのに有効な植物

農薬以外で、アブラムシを退治してくれるのはテントウムシのみです。
マメ科の植物・アスター・イヌホオズキ・ナスターチウムなどは、自分にアブラムシを誘引して、害虫の天敵を増やし、植物を守ってくれます。

2 野菜の病気を防ぐ「根菌微生物」が土壌環境を整え、成長を促進する

植物が育つためには、土の中の養分を吸収して大きくなっていきます。

野菜など、同じ種類の植物を同じ土地で育てようとすると、上手く育たない状態が起きてしまいます。植物連鎖です。植物連鎖は、野菜が十分に育たないばかりでなく、病気が蔓延してしまったりして厄介な状況を作り上げてしまうことがあります。

土の中には、さまざまな微生物・菌類が住んでいて、植物の根の生育環境を整えてくれています。この菌類が植物の生育を促すとともに、土壌で病気が発生するのを防いでくれたりしています。
同じ野菜を作り続けると、土壌に対しても偏った菌類の減少、病原菌の増加などを引き起こしてしまい、野菜の生育が悪くなってしまいます。種類の違う植物を混植することが、偏らない土壌の環境となり、野菜を健康に育てることが出来るのです。

※土壌の健康を保つためには、化学肥料を多量に使用しないことも大切。

3 相互関係により、成長を促進する

違う種類の植物を混植することで、1種類の植物のみで育てた場合より生育が良くなることがあります。健康で大きく育てることが出来ます。害虫の発生を抑えたり、病原菌を減らし、土壌環境を整えることが出来るので、結果として植物の成長を促すことが出来るのです。

混植すると相性が悪い植物

一方で、一緒に混植すると、ムシが大量発生してしまったり、病原菌が発生してしまったりと、残念な結果になってしまうことがあります。いわゆる相性が悪い植物があります。

混植すると相性が悪い掛け合わせは

ジャガイモ✖キャベツ・ショウガ
ダイコン✖長ネギ
マメ類✖長ネギ

◆厄介なネコブセンチュウを増やしてしまう組み合わせ

センチュウ対策は、土壌の微生物の相互関係の改善が必要です。一度発生したら、農薬散布も効果が弱く素人はお手上げの状態になるので、怖いですよね。予防のためにも掛け合わせが悪い植物同士を植え付けないことも大切です。

センチュウの駆除には、香りが強いマリーゴールドを植え込むと効果的です
※マリーゴールドは強い香りを持ち、その効能から植物のお医者様と言われるほど有用な植物で、畑でもよく見かけるのではないでしょうか?マリーゴールドはぜひ植えておきたい植物です。

ネコブセンチュウを増やしてしまう可能性のある組み合わせ

キュウリ✖インゲン
ニンジン✖インゲン
また、マメ科の植物は、根に根粒菌が共生していて、マメ科の野菜を混植すると成長促進につながることもあります。マメ科の植物全般は、キャベツ・ブロッコリー・大根など、アブラナ科の植物と相性が良いのです。また、トマト・ナス・ジャガイモなどナス科の植物と混植するとカメムシ類を遠ざけることができるようです。

植え方のポイント

コンパニオンプランツを有効に混植する際には、出来るだけ近づけて植えることが良い結果がえられるようです。
※適度な空間をとり、風通しを良くすることは大切です。

一緒に植えつけるコンパニオンプランツは、科の遠いものほど相性が良い様です。
気が向くままに色々な種類の野菜を受け付けてしまうのではなく、計画的に作づけすることが大切ですね。

見た目にこだわらないと言っても、アブラムシがびっしりくっついていたり、病気で実がぼこぼこしていたり、収穫前に腐ってしまっては、気が滅入ります。突然の芋虫の登場にも驚きますよね?美味しい野菜や果物を虫たちも大好きなのです。

度々、失敗すると農薬を……。と思ってしまいます。たしかに園芸店では有効な農薬がたくさん置いてあり、散布した時の効果は即効性があります。農薬には確実な効果がありますね?
確実な効果が得られるという保証はないのですが、相性のいい植物同士の相互作用で、自然に共存していくことが出来るのです。

植物の相互作用については、先人の知恵によるところが多く、科学的になぜ良い相乗効果があるのか解明されていないものが多くあります。その土地の気候や土壌のpHなどちょっとした環境の違いでもコンパニオンプランツを植えて得られる結果が違ってきます。
ぜひ、効果を自分の目で確かめてみてはいかがでしょうか?