2018年1月30日 更新

新宿発ー華麗なる菊の世界!

日本人に古来から愛されている菊。実は毎年、新宿御苑で大規模な展示会が開かれています。今回はそんな「菊」をテーマにその魅力に迫ってみたいと思います。

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新宿の大庭園、新宿御苑

(写真)大作り花壇

(写真)大作り花壇

一本の株から500本近い菊の花を育てる技法が使われています。
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新宿御苑とは、東京ドームが軽く10個入ってしまう、面積約18万坪という広大な土地を持つ環境省が管理する国民公園です。

新宿御苑と菊

新宿御苑は、高遠藩の城主、内藤氏の江戸屋敷に始まります。その後、明治39年に皇室の庭園になりました。また、明治元年に皇室の紋章として菊が定められ、宮内省で皇室を中心として「菊花拝観」が明治11年に赤坂離宮で行われました。

その背景から昭和4年、新宿御苑でこの「菊花壇展」が定着しました。
新宿御苑の東側を中心に7か所、菊花壇として設けられています。それでは、実際に上の池周囲に設けられた花壇を見ていきましょう。

懸崖作(けんがいづく)り花壇

オリジナル画像 (8205)

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野菊が断崖の岩の間から垂れ下がっている様子を模しています。新宿御苑独特の青竹を用いた上家(うわや:仮設の屋根)と鮮明な菊の色の調和が観賞のポイントです。ちなみに、手前の小川や岩も新宿御苑の造形を生かしたものとなっています。
懸崖作(けんがいづく)り花壇(部分)

懸崖作(けんがいづく)り花壇(部分)

花の小さな小菊を滝が流れるかの如く演出しています。
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伊勢菊丁子菊嵯峨菊花壇

オリジナル画像 (8206)

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伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊花壇は、その名の通りこれらの菊を集め、展示しています。写真はその中の嵯峨菊で「箒作(ほうきづくり)」に仕立てられています。
オリジナル画像 (8207)

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写真は丁子菊(ちょうじぎく)です。「一六(いちろく)作り」という仕立て方になっています。この花壇は、三種の地方色溢れる古典菊を配色よく植えこんであるのが特徴です。
丁子菊(ちょうじぎく)

丁子菊(ちょうじぎく)

インフォメーションセンターに置かれている解説用の生け花
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榊 春樹 榊 春樹