2018年10月5日 更新

庭作りに欠かせない宿根草とは?育て方のコツを知っておこう

庭作りで人気の宿根草。一度植えると毎年花を咲かせてくれる姿は嬉しいものです。宿根草にはさまざまな種類がありますが、基本的な育て方にはある程度共通点があります。宿根草の育て方のコツを知っておきましょう。

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植物の分類の仕方を知ろう

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自然分類と人為分類

植物の分類にはさまざまな方法があります。

バラ科バラ属などの分類は、同じ「種」を一つのグループにした自然分類というもの。植物分類学に基づき、花や葉の形など特徴の似たものごとに分類します。

一方、普段よく使われるのが人為分類と呼ばれるもの。園芸的分類や実用分類とも呼ばれます。
これは、一・二年草や多年草など、ガーデニングでよく使う分類法。ラン類や多肉植物、観葉植物、ハーブといった分類も人為分類です。
人為分類では、栽培方法や栽培目的、性質の違いなどによって植物を分類します。
「科」や「属」といった分類と、「宿根草」「多肉植物」などの分類を合わせて知っておくと、植物の性質を知り育て方を理解することにもつながるので覚えておくといいですね。

木と草花

園芸で使う植物は大まかに「木」と「草花」に分けられます。
■本木類
いわゆる「樹木」です。常緑樹と落葉樹があります。
草と木の違いは、形成層と呼ばれる木質部があるかどうか。中には年輪のない木もありますが、年輪を作りながら大きく成長するのが木だと考えることができます。
■草本類
幹ではなく茎を作って成長する植物です。形成層がないので木のように太くなることはありません。生育の仕方によって一年草と多年草があります。

一年草と多年草、宿根草とは?

■一年草・二年草
1年~2年サイクルで、発芽して成長し、やがて開花、種子を作って枯れる植物です。生育できない期間を種の状態で乗り切る植物が一年草・二年草だと言えます。ただ、現生地では多年草でも、日本で育てる場合は気候条件の違いで一年草に分類されるものもあります。
■多年草
多年草とは、数年かけて生育し開花を繰り返す草本類(草花)。生育に合わない時期を過ごす方法により、球根類と宿根草に分けられます。

宿根草とは、生育に適さない季節になると地上部が枯れるか一部が残り、生育できる気候になると新しい芽を出し成長を続ける多年草。常緑性のものと冬に地上部が枯れる落葉性のものがあります。

球根類は、多年草の中でも球根部に栄養を蓄えて生き残る植物です。

宿根草の性質

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宿根草とは、地上部が枯れても根が残り、再び芽を出して何年もかけて成長する植物のこと。冬の間葉が枯れて春に再び芽を出す植物が多いですが、冬に枯れるものだけではなく、夏の間に地上部が枯れ、早春に再び芽を出すものもあります。
そのため、いったん植えると何年もの間花や葉を楽しめるというのが良い点です。
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