2018年5月18日 更新

オリーブに実をつける方法。せん定や挿し木のコツとは

オリーブといえば、オリーブ油など毎日料理に使っているという方も多いのではないでしょうか。オリーブはヨーロッパの地中海地方のように、温暖で日当たりのよい場所を好みます。また、オリーブは枯れることが少ない丈夫な植物です。庭や家の中でも育てられるので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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オリーブを育てるのは難しい?

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オリーブとはどんなイメージがありますか?園芸店などでよく見かけますが、大きいものは値段も高く購入を迷ってしまう方もいるかもしれません。しかし、オリーブを育てるには大きく育ったものを買う必要はありません。小さな苗からでも簡単に育てることができます。

特にオリーブは頻繁に手入れをしないと枯れてしまうということはありません。とても丈夫な植物です。ただし、ほどほどに手入れをしないと大きく育たなくなったり、実がつかなくなったりすることもあります。この機会に、オリーブの木を育ててみませんか?お庭や、家の中にあるだけでとても存在感があります。

オリーブの品種はどれくらいあるの?

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オリーブの品種は、とても数が多く1000種類以上あるといわれています。黒くてコロンとしたオリーブを想像する方も多いかもしれませんが、若い緑色のもの赤色のものなどさまざまです。オリーブの中でも実のつきやすいもの、育てやすいものなどがあります。

日本でよくみかける代表的なオリーブの種類

・ルッカ
原産国はイタリアで、小粒タイプのオリーブです。日本では主に小豆島で多く作られており、オイルをとるのにもっとも適している品種です。オリーブは2本同時に育てないと実がつきにくいものもありますが、このオリーブは1本でも実をつけやすい品種です。

・カヨンヌ
原産国はフランスで、中型サイズのオリーブです。他のオリーブに比べて早く花がつき、実をつけます。実がたくさんできやすく、やわらかいため実を加工して食べる「テーブルオリーブ」に向いています。

・エル グレコ
原産国はギリシャで、小粒タイプのオリーブです。オリーブの木は育てていくといびつな形になるものも多いのですが、このエル グレコはまっすぐに育つ直立型でまとまりやすいオリーブです。実が小さくたくさんつくので、観賞用に向いています。

季節ごとの手入れ方法

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オリーブはそれほど手がかからない植物ですが、手入れをしているとさらに良く育ち実がつきやすくなります。季節ごとの手入れ方法を紹介しますので、これからオリーブを育てようと思っている方は参考にしてみてください。

春は小さな花をたくさん咲かせ、見た目も自然でかわいらしい様子を楽しめます。3月から4月に苗を植えたあとは、地面が乾いたらたっぷりと水をあげるようにしましょう。5月から6月の間は花を咲くのと同時に、新芽が増えていきます。肥料は花芽が育ちやすいように、液体肥料を1ヶ月に1度は与えるようにします。

花が咲き始めると授粉の時期になります。1本でも実がなるオリーブもありますが、できれば違う品種のオリーブを育てるとさらに実がつきやすくなります。

6月を過ぎると、緑色の実をつけはじめます。6月にはまた肥料を与え、水やりも土が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。この実は、6月から9月頃までつき少しずつ大きくなっていきます。8月には緑色から少しずつ赤い色に近づきだします。梅雨から夏の間は虫がつきやすい季節なので、害虫対策もしっかりとしておきましょう。特に7月から11月までは水をたっぷりと毎日与えるようにします。
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