モルタルで差をつけよう!センスの良いガーデニング術

ガーデニングの楽しみが広がるモルタルテクニックで、すてきなマイガーデンが楽しめます。デザイン次第で思いのまま!かわいくてセンスの良い、おしゃれなガーデニングを目指す人にピッタリな「最新のモルタルテクニック」を紹介します。

近年のガーデニングとモルタル技術

モルタルは、近年のガーデニング業界にとって、もはや欠かせない存在の資材になっています。特に、職人さんたちが腕を競い合う、有名なガーデニングショーに展示されるモルタル造形などは圧巻です。回を追うごとに技術が進歩し、まるで夢のような世界が演出されています。ガーデニングファンが1度目にしてしまったら、あまりの美しさに、つい「自分のお庭もあれくらいステキだったら…」なんて思ってしまうかもしれません。

モルタルと言えば、壁職人や外構のDIYを請け負うプロが扱う、ちょっと特殊な建築材料なんじゃないの?とイメージしがちですよね。確かに、ガーデニングショーなどで展示されているレベルになると、個人でチャレンジするのは難しそうです。でも、小さなパーツから始めてみたり、省スペースで区切ってみたりするといった方法なら、初心者でも頑張れそうな気がしませんか?

一般の方のブログや書籍なども参考になるので、まずは小さなアイテムから作ってみると楽しいですね!

ガーデンで楽しむはじめてのモルタルデコ (私のカントリー別冊) | 原嶋 早苗 |本 | 通販 | Amazon

1,404
ガーデンショウなどで話題になり、今や一般家庭向けのガーデンデザインでも
数多く取り上げられるようになったモルタル造形=モルタルデコ。
「専門の職人さんじゃないとできない」と思い込まれていたジャンルですが、
実は、クラフト初心者でもチャレンジできます。

これまで熱望されながらも、一般向けのモルタルデコのノウハウを一冊にまとめました。
著者は全国の講演会に飛び回る人気アーティストで、園芸誌などでは多数取り上げられている方です。

しかもオール写真プロセス付きだから、手順、方法は一目瞭然!
材料費もリーズナブルなので、ぜひチャレンジを!

初心者でもプロっぽい仕上がりに

手作りガーデニングアイテムの良さは、少しくらい見た目が悪くても、なんとなくそれっぽく見えるところ。アンティーク調で味わい深い風合いを楽しめるので、結果オーライだったりします。新しく買いそろえたガーデニンググッズをセンスアップさせるため、わざと汚しテクニックを使うなどして、アンティーク調に仕上げる神業ガーデナーさんたちも多いとか。自分だけのオリジナルデザインを考えたら、キリがないほどイメージがあふれ出してきそうです!

初心者でもプロっぽい仕上がりに出来上がるので、最初はあまり気負わず、楽しみながら作品作りしてみると良いですね。

女性でも作業が簡単だから応用もきく

モルタルを使ったお庭作りのメリットは、力がない女性でも作業が簡単だから、小規模な造形から大規模な造形まで作業に応用がきくことです。例えば、広いお庭に大きめの壁やレンガを積んだ本格的なDIYを施すとなると、女性ではなんとなく作業が大変そうですよね。しかし、使う材料によっては重量の軽いものを利用し、モルタルデコレーションすることが出来るので、力のない女性でもOK。デザインも思いのままですので、便利で頼りになる資材です。

また、あまりお庭が広くない場合でも、あるポイントだけでもモルタル造形でおしゃれに見せることが出来ますのでおすすめです!ドアや窓を取り付けた「目を惹くスポット」を作っておくだけで、実際にはないはずの、ドアの向こう側や窓の外が想像できて、なんだかワクワクしませんか?

このように、ガーデニングは夢のある世界をいくらでも作り出すことが可能になります。基本的な材料をそろえて、自分が出来そうなものからぜひチャレンジしてみましょう。

まずは必要な材料をそろえよう

■初心者でも扱いやすい材料■
1、 ギルトセメント
2、 ハイモルエマルジョン(モルタル接着増強剤)
3、 水

最初はモルタルに慣れる意味で、基本的に扱いやすい材料を紹介しています。正確な分量などは、各商品のパッケージを表記されていますので参考にしましょう。

ちなみに、これらの材料意外に必要になってくるものは、デザインによってさまざまです。ガーデニング用の小物など、小さなオブジェを作るなら、スタイロフォームという押出し発砲ポリスチレン板のうえにモルタルを塗っていく方法がおすすめです。加工しやすく軽いため、女性にとっては非常に扱いやすいので便利です。また、水や熱にも比較的に強いため、ガーデニンググッズにはピッタリの資材です。

■必要な道具■
1、 軽量スプーンと、取り分け容器
2、 混ぜる時の容器と、ヘラ
3、 ペインティングナイフ
4、 刷毛(面積が広い箇所用と、細かい箇所用があると便利)
5、 マスクやビニール手袋

必要な道具も、最初のうちはこの程度でOKです。作りたいものの難易度が上がってくると、それに伴った道具を少しずつそろえる必要が出てきます。ただ、最初から全てをそろえるのは大変ですから、道具も徐々に準備していくのがベスト。大規模なモルタル造形になってくると、電気工具なども必要になってくるので、費用も気にかけなければいけません。大掛かりな道具が必要になる場合に備えて、最初のうちは、モルタルを扱いなれることから始めましょう。

100均のプラ鉢だって装飾OK!

100均のプラスチック鉢は、軽くて手頃な価格で購入できることで、ガーデニングを始めたばかりの人にから上級者まで、コストパフォーマンスの良いアイテムとして人気があります。デザインもシンプルな丸型のものだけでなく、プランター型のものまで大小幅広く選べるようになっていて、とても便利な存在です。ただ、見た目がシンプルなだけに、お世辞にもセンスの良いガーデニンググッズとは言い難く、その点だけが非常に残念なところ。でも、100均のプラ鉢でも、モルタルでデコレーションしてあげることで、オリジナリティあふれるガーデニンググッズに大変身させることが可能になります。

鉢のモルタルデコのメリットは、色や形がそろっていない鉢でも、装飾や色付けをすることで統一感がうまれます。まるで、最初から買いそろえたオリジナルブランドのような上質なイメージも味わえますので、ぜひチャレンジして欲しいテクニックの1つです。

さらに面白いデザインを楽しむなら、このテクニックを利用して、お店には置いていないようなデザインの鉢だって作れなくはありません。切り株のようなデザインに変身させたり、鉢の部分を「壺」に見立て、「壺」を抱きかかえる熊のキャラクターを作ったりしてみるのもかわいいですよ!

流行の多肉植物やサボテンも手間いらず

多肉植物やサボテンは、ガーデニング初心者にとっても上級者にとっても手間いらず。管理が非常に楽なので、日本だけでなく、世界中でとても人気が高い植物です。葉の色合いや面白い形のものまで、本当にバラエティ豊富。単品で楽しむだけでなく、寄せ植えなどで楽しむガーデナーも増えています。

モルタルデコで作ったオリジナルのガーデングッズに、多肉の寄せ植えをすると、愛らしさが増して楽しいですよ!1個だけでなく、2個、3個と作品が完成してくると、多肉コーナーとして楽しめる小規模なガーデンスペースを作りたくなってきませんか?このように、最初は小さな小物から作り始めると、どんどんイメージした通りのオリジナルガーデンが出来上がってきます。

なかなか忙しくて水枯れさせてしまったり、反対に、水を与えすぎて根を腐らせてしまったりと、なかなか上手に管理出来ないガーデナーには、多肉植物を使ったモルタルデコグッズ作りが特におすすめです。

お手本にしたい壁面デザイン集

ガーデニングデザインの中で、アーチやパーゴラなどと同様に重要なのが壁面デザインです。この壁面デザインは、そんなにお庭が広くなくても、ワンポイントとして存在するだけで、非常に目を惹くおしゃれなスポットとして有効なテクニックです。ヨーロッパの古い街並みを連想させるデザインは、イングリッシュガーデンにも良く合います。つるバラや蔦を這わせたり、ドアの両脇に寄せ植えを置いたりしてもステキですよね。これらのデザインも、モルタル造形テクニックを利用すれば重たい資材を使わなくて済むので、女性でも作業しやすいでしょう。

ガーデニング専門の書籍も数多くありますので、自分がイメージするお庭の壁面デザインをぜひ見つけてみましょう。小さな壁面デザインを完成させると、ガーデニングに必要なモルタル造形も、ある程度自分で作れそうな気がしてきます。そうなってくるとしめたもの!これまでは花壇のように「面」で楽しんでいたお庭だったものが、「立体的」なお庭へと変化してきます。モルタル造形で作った塔も作れますし、小さな小屋だって作れます。

今まで、「モルタルなんて使ったことない」という方も、良かったらこの機会にチャレンジしてみませんか?少しずつ完成されていくオリジナルガーデンを、ぜひ楽しんでくださいね!